that faint voice - そのてのひらは あたたかく

  君の手の平に そっと絡ませてみた。

  のはらの草みたいに冷たい手は 君の体温をすぐに奪っていく。

  こと細かに触れていくと 君の指が優しく握ってくれた。

  ともすれば消え入りそうな灯りの中で 僕らはそっと口付ける。

  をかし、なんて昔の人は言うけれど 今がそうなんじゃないかな。

  愛なんて言葉 普段は照れくさくて言えないから

  しみのように残った君への罪悪感が 募っていくばかり。

  てかった街灯に蛾が集まっていくのをしんみり見ながら 僕らは

  いつからそうしていたのか 分からなくなるくらいに

  まるい 月の光りを浴びていた。

  すみれみたいな薄い紫のマフラーを巻いた君は その中で僕に笑いかけたんだ。



  

後書き

男目線の恋愛感。

どこかにもう一つのメッセージが・・・。
 
見つけた人にはもれなく何もありません。(オイ

この小説について

タイトル そのてのひらは あたたかく
初版 2007年1月10日
改訂 2007年1月11日
小説ID 1155
閲覧数 1288
合計★ 7
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作家名 ★トリニティ
作家ID 95
投稿数 123
★の数 501
活動度 25049
文と音楽と絵と食事を大事にする南部人

コメント (4)

★霜柱 光 2007年1月10日 19時55分16秒
お腹が空きまくって困っている霜柱です、どうも。
ちぃくしょう、いいなぁいいなぁラブコメしてぇなぁと思いました。
カップル見る度にこの詩を思い出しそうですw
★トリニティ コメントのみ 2007年1月10日 20時54分38秒
さっそくのコメントありがとうございます
カップル見たときこの詩を思い出してくれるのはいいですが、まずはイラつきましょう。そしてきつく睨みましょう。
弓射り 2007年1月11日 22時32分12秒
彼女いない歴更新中な弓射りです、どもっ。

隠されたメッセージも読ませていただきました。
男目線・・・確かに、こういう詩みたいな・・・内的なロマンチック志向は多少あるのかもしれませんね。女の子のほうがサバサバしてる印象があります。なんとなく。まぁ付き合ったことないから、偉そうに語れないけどね!(ええええ

でも最近は表参道を歩くカップルもあたたかく見守れる心も持てるようになってきました。知り合いに彼女がいるのは許せませんが(心狭いのか広いのか・・・
★トリニティ コメントのみ 2007年1月11日 23時03分25秒
弓射りさん、コメントありがとうございます。
女の子の方がサバサバ・・・・ふむ、分かる気がします。
そしてロマンチックな男の人ほどかわいく見えるのです(トリだけ?)

知り合いに恋人がいるのは確かにむかつきますねー。
同じストラップとか携帯画像とか使っちゃって!
ああ、わたしもそんな事したいなぁ・・・・。
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