僕と寝ぼすけ男 - 僕と寝ぼすけ男

シノン=レジェンディア。
あの日から俺はお前を殺す為だけにこの日まで生きてきた。
たとえお前が俺の唯一の肉親だとしても。





俺はお前を許す事は出来ない。







僕と寝ぼすけ男






シノンは汚いマントを脱ぎ捨てて、銀色の瞳をぎらつかせた。
サヤは何も言わずにコウタとシノンを見つめている。
「しょうがないでしょう?だって本気出しちゃったんだからさぁ」
シノンはニッコリ笑う。
サヤにはその笑いがとても怖く感じた。
「家族殺しといて仕様が無いってどういう事ですか!?」
サヤはコウタの前に出てシノンに疑問を突きつけた。
シノンは自分より背の低いサヤを見下ろして、言った。
「ふふ、君がそんな事言う?君だって殺したんでしょ?おとーさんとおかーさん」

何を言っているのか解らなかった。

「ど、どういう事だよ…?」
サヤはサーベルの柄に手を掛けて構えた。
「まぁ、その話はコウタを殺した後にじっくりしてあげる。まずはカミサマの血を頂かないとねぇ」
ペロリと唇を舐めて、細身の長剣を抜いた。
コウタは無言で赤い剣を抜き、刃先をシノンに向けた。

「元々お前が憎かった。だからお前ばっかり大切にする家族も嫌だったんだよ」
シノンの顔からは何時の間にか笑顔が消えていた。


「だから父様との剣の修行の時に殺しちゃったんだよ。振り下ろす剣に力が入っちゃった」




「でさぁ、火がついちゃったんだよね。いっつも幸せそうにしてるお前の苦しむ顔が見たかったんだよ。どうやって逃げ惑ってくれるのか、楽しみだった」

シノンは薄く笑う。
「いちいち笑ってんじゃねぇよ。腹が立つ」
コウタはそれだけ言うと、剣を構えた。
「ふふ、コウタに俺が殺せるかなぁ? あっははははは!」
シノンは上下に軽く長剣を振ると、攻撃を受け止めるように構えた。





そして黒ノ閃光は走り出す。



壊れた兄を討つ為に。





続く

後書き

短いです…。バトルシーンまでの繋ぎってかんじかな?
最近スランプだなぁ。

この小説について

タイトル 僕と寝ぼすけ男
初版 2007年1月31日
改訂 2007年1月31日
小説ID 1244
閲覧数 961
合計★ 3
霜柱 光の写真
ぬし
作家名 ★霜柱 光
作家ID 97
投稿数 45
★の数 87
活動度 5973
まったりファンタジー。
最近幽霊部員と化してましたが生きてます。

コメント (2)

★トリニティ 2007年2月1日 20時59分23秒
早くバトルルルが見たいなぁ。

どうも、迷える子羊トリニティです。
長編になるとどうしても行き詰る事はありますよ。
わたしの場合、あるとき急に書きたくなるときがあるんです。
そのときに書いたものは結構高評価をもらってるんで、光さんもスランプを抜けたらすごい作品が書けると思います。

頑張って!!
★霜柱 光 コメントのみ 2007年2月3日 20時04分30秒
ども、コメントありがとです。

くぅぅ、アドバイス嬉しいなぁ…!脱スランプに時間が掛かる霜は嬉しい…。
長編は設定をきちんとしておかないと話に大きな歪みがでてしまうので難しいんですよね。
ご期待に添えられる様がんばりまっす。
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