that faint voice - あなたのそこまでの愛は






狂ってるなんて言わないわ。

    狂ってるのはわたしも同じだから。

 身を投げましょう。

 穿った愛の窪みの中へ。

       
        色褪せた薔薇のように 熟した林檎のように

   あなたへの愛は深くなっていくの。


     月光が降り注ぐ水面から焦げ付く瞳

     拭えないのならどうか一緒に。

  極彩色の海が砕け散って心に突き刺さるならそっと命を絶ちましょう。

   あなたが弱いのは分かってる。

   檻はとても暗いもの。

   暗いところが嫌いな弱いあなたは同じ暗いところに私を囲う。

   大丈夫、わかってるわ。
  
   わかってるから。

   そんな悲しい顔をしないで。

   矛盾した心は翳りを目元に漂わせるもの。

   あなたの心は憂いで埋め尽くされてるわ。

   あなたの憂いはそう、私を愛している事ね。

 
          かわいそうなあなた。

             私だってあなたを愛しているのよ?

     それを信じようとしないのはね

  あなたの心が

            恐れているからよ。


       愛するのが怖い。
      
       愛されるのが怖い。

       拒絶されるのが怖い。

       拒絶するのが怖い。

       怖がらないで。

    愛してるから。

               愛してるから。





後書き

お気づきかと思いますが前回の that faint voice と対になってます。

女性目線で、狂気の男の愛に答えを出すわたし独自の世界観での情景。

どうでしょうかね?

この小説について

タイトル あなたのそこまでの愛は
初版 2007年2月1日
改訂 2007年2月1日
小説ID 1249
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作家名 ★トリニティ
作家ID 95
投稿数 123
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活動度 25049
文と音楽と絵と食事を大事にする南部人

コメント (4)

★冬野 燕 コメントのみ 2007年2月1日 21時36分01秒
 お願いっ、裏舞台見せて!  壁|・)じー・・・→(゜ε゜三(拳(゜∀゜

 恋愛+ダーク。見事です。
 ただ男視点からすると女の愛は狂気なのかな、とか思ったり。
 変に一緒に死んであげるというのは同情のように聞こえます。
 それは単に男性を愛しているだけの理由で「私も狂っている」なんて安直すぎる気がします。
 男性視点での苦悩と狂気が上手く描かれているだけに、女性にもそれなりの過程が欲しかったと思います。

 ……偉そうに言ってすみません。所詮三流コメントなので聞き流してください。
 
★トリニティ コメントのみ 2007年2月2日 20時54分02秒
うーん、そういう解釈の仕方も・・・

どうも迷える子羊トリトリです。コメントありがとうございます。
狂気と愛を一緒にするのはやっぱり無理がありましたね;
過程かー、そうですね。
これに至るまでの過程は、このような詩を書く場合に必要になってくる重要要素ですね。

三流コメントなんて、とても勉強になりました!
これからも愛のある(?)手厳しい評価をお願いするデス。
★ コメントのみ 2007年2月2日 21時09分16秒
誰かの為に死ぬのは、愛ゆえか、狂気ゆえか。

僕は男女関係無く愛は狂気だと思います。

え、何を言ってるかって?わかりませんよ。自分の心など。


・・とまぁ、こんな気分になりました(謎
蒼と黒が混じり合い、月明かりに紅の花が咲く
イメージの中に飲み込まれました。素敵だと思います。
強いて言えば、男の狂気と、あと・・温度?をもっと感じられたら良いな、と思います。

コメント下手ですいませんっ。
頼でした。
★トリニティ コメントのみ 2007年2月4日 12時45分48秒
愛は狂気であり凶器。

どうも、迷いまくりのトリニティです。
イメージは男女間の恋愛の方がしやすいんですね、他のテーマよりも。
愛に生きてきたなんて馬鹿みたいな言葉を紡ぐつもりはありませんが
「ただあなただけ」ってときはありましたね。
そんなときは、青かったんでしょうね。
一緒に死ねる、だなんて思ってましたよ。

下手なコメントとは言いつつもしっかりと頭に入ってくるから
大丈夫ですよw
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