りれしょ物語 - 第三話・読書

 「ふぅ。」

なんだか朝から疲れた。
騒がしい図書室に居るのが嫌になったので、適当な本を一冊を借りて図書室から出て行った。

「まだこれが一時間目だもんなぁ。もぅ帰ろうかな・・・。」

図書室から屋上に移動し、さっき借りた本をみようとページをめくった。
一ページには題名「Rockt Boys=ロケットボーイズ」作者名はよくわからなかった。

舞台は1950年代のウェスト・バージニア州の炭坑町コールウッド。
全ての少年は成長すると鉱山や炭抗で働く事は運命とされていた。
主人公のホーマー・ヒッカムもまた当然としていた・・・。
高校生の逃れる方法はただ一つ・・・
大学にフットボールの奨学金で入学することだ。
しかし、ホーマーは必要なだけの身長はなく、諦めるしかなかった。

 それから1957年のある日、あらゆる事が変わった。
旧ソ連最初の人工衛星スプートニクがウェスト・バージニア州の空を横切った10月の夜。
ホーマーはロケットを作る事を決心した。

 ホーマーは友達3人と一緒に{ロケットプロジェクト}を熱心に取り組んだ。
しかし、コールウッドにはロケットに関する資料がなく手探りの状態で始めるしかなかった。
ホーマー達は多くのロケットを作り、そして数多くの失敗をした。
その失敗を元に彼らは一度、刑務所に入りかけた。
なぜなら、森林放火を引き起こしたと誰かが言ったからだった。
また、ホーマーは他の問題も抱えていた、それはすなわち父親だ。
ホーマーの父親は鉱山のリーダーで、彼の息子も鉱山で働くべきと感じていた。
ホーマーは父親の事は大好きだったし、彼のサポートも必要だったがしかし、彼は鉱山で働きたいとは全く思っていなかった。
父親と息子は仲良くやっていけなかった。

 そんなある日、土砂崩れの災害事故に遭い長い間を入院する事になってしまった。
ホーマーには兄が居たのだが、兄はフットボールの奨学金を得て大学に行っていたので、家族を支える事の出来る唯一の人物だった。
彼は鉱山の下へ下へと下りていったのだが、彼の心は空へと飛んでいた。
父親の体が良くなり復帰したと同時にホーマーは鉱山を永久に去った。

 ホーマーが通っている学校の科学教師であるライリー先生は、生徒に対する希望をけっして捨てなかった。
彼女はホーマーにこう告げた。「時には、他人が言った事を本当に聞かなくても良い時もある。あなた達は自分の信じた声に耳を傾かなければならない。」

 1958年にホーマーの夢が実現した。
ホーマー達は{ロケットプロジェクト}で全国科学発明(NSF)で金メダルを勝ち取ったのだ。
ホーマーは最後に一つのロケットを発射する為に、家に帰ってきた。
発射するのちょうど前に、ホーマーは父親と話し、言った。
「僕はこの世界で人かどの人間になる力を持っている事を信じるようになったんだ。それは僕が父さんと違うからではない。
それは父さんと一緒なんだ。」
それでもいぜんとして父親は発射に来る事を拒んでいた。

しかし、結局は父親はやってきて発射ボタンを押した。
ロケットが空高く上がっていく時、父親は誇らしげにホーマーと肩を組んだ・・・。
                                      −完−



少しの間の暇つぶしで読むつもりが最後まで読んでしまった。

「チッ・・・最後まで読んじまった。どぅすっかなぁ。」

とりあえず腕時計を見てみると12:44分。
あと1分で4時間目の終了のベルが鳴り響くだろう。
ぐぅ・・・ふとした瞬間に腹が鳴った。

「まぁいいや、食堂に行って昼飯にすっか。」

思い立ったらすぐ行動!勢いよく立って食堂に向かった。
向かっている最中にチャイムが鳴り、生徒達も騒ぎながら教室から出てきた。

「須藤流・・・必殺・小雪拳!」

食堂に入ろうとドアを開ける瞬間にグチャッと鈍い音と酷い激痛が背中に走った。
気がついた時には俺は地べたに頭を打っていて、背中にはクッキリと足跡がついていた。

「イッテェなぁ・・・小雪!蹴りかましてんじゃねぇぞ。」
「あんたこそ授業サボってんじゃないわよ。」

当然といえば当然の言われようなのだが小雪に言われるのはなんだか嫌な気分だ。
それにジンジンと背中が痛くなってきた。

「ん・・・ところでお前の後ろに居んのは?」

村崎の後ろでモジモジとして、顔が真っ赤にしている小動物みたいな奴がいた。

「あ?ぁあ、今日の朝に言っただろ。ぶつかった女の子がいるって、この子を俺が学食で食べようって軽く誘ったらOKくれたんだ。」
「ふ〜ん・・・。」

村崎達にはバレないように顔を覗き込むように近づけて耳元で囁くように言った。

「良かったな・・・。」

本村はまた赤かった顔をさらに赤くして小さく小さく頷いた。










後書き

第三話がやっと出来ました〜^^
でもなんだか本の内容の方に集中してしまって物語が全く進まないし、話がズレてしまっている感じで不安もあります。

{ロケットボーイズ}は実際にあった物語で{遠い空の向こうに}という題で映画にもなっています。

選んだ理由はこの前のチャットの時に日直さんが「宇宙に行きたい」と言っていたので、この作品を選びました!

{ロケットボーイズ}は高3英語の教科書に載っていたので、最初から一人で和訳をするのは大変でした(泣

そして引継ぎですが、お待たせしました。
次はひとり雨さんにお任せしたいと思います^〜^

最後にりれしょ物語第三話・読書を最後まで読んでいただきありがとうございます。

この小説について

タイトル 第三話・読書
初版 2008年4月7日
改訂 2008年4月7日
小説ID 1999
閲覧数 1169
合計★ 10
達央の写真
ぬし
作家名 ★達央
作家ID 183
投稿数 22
★の数 140
活動度 6872

コメント (4)

★ひとり雨 2008年4月7日 14時50分11秒
読みましたw はっ! つ、次は私ですか……!
頑張ります! きちんと次に繋げられる様に!

物語の中にもう一つ物語がある…やーなんだか新鮮です。
一人で和訳を!? 和訳の大変さ・手強さはよく分かります。でも、「ロケットボーイズ」すごく分かりやすかったですよ。ライリー先生良い事言いますね。ホーマーの願いが叶って良かったです。
第四話頑張ります、それでは。
★達央 コメントのみ 2008年4月7日 15時00分01秒
>ひとり雨さん

コメントありがとうございます。
少しでもわかりやすくなるように和訳をしてみたのですが、ちゃんと伝わるようになっていたのでホッとしています。
また中途半端の部分で終わらせてしまったので、これからうまく繋げていってもらいたいです。
ひとり雨さんの作品に期待しています!
★梨音 2008年4月7日 16時58分59秒
こんにちわ。
ロケットボーイズ、ちょっと興味がでちゃいまいた。
和訳って難しいですよね……。私は単語は分かっても文章の繋げ方が分かんなかったりするので達央さんの分かりやすい訳に関心しました。

はぅ。良いところで続きが気になります。
だけど本寺くん……。授業サボっちゃ駄目ですよ。
せめて「気分が悪かったから保健室で寝てた」くらい言えば許してもらえそうですけどね(経験者)
★日直 2008年4月7日 17時21分17秒
こんにちは。
ロケットですか。宇宙戦艦とはまた違った魅力を感じます。
僕「宇宙へ行きたい」って言ってたんですか。そういえば言ったような気がします。

むむ。とても続きが気になる終わり方ですね。
続きが気になるので眠りません。焦らすの上手ですね。尊敬。

ひとり雨さん、ガンバ!
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