市長と秘書 - 逆ベクトル市長


「市長! 済みませんね、レストランに連れてってもらえるなんて」
「うむ、今日は秘書のおごりだから存分に喰うが良い」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 猫背になってますよ」
「あ、うん。ぐいっと」
「市長! 背中が反ってますよ」
「あ、うん。くにゃっと」
「市長! 猫背になってますよ」
「あ、うん。ぐいっと」
以下エンドレス。
                          完


「市長! タップダンスの時間です!」
タンタンタタタンタンタタン、グキィッ。ドサリ。
                          完


「市長! このパソコンもそろそろ寿命っぽいですね」
「一発撃ったら直らないかなあ?」
「市長が直らないのにパソコンが直るわけがないでしょう」
「パソコン以下か私」
「パソコンの方が繊細ですから」
                          完


「市長! 外国語スクールに行ってたって本当ですか?」
「うむ、成果は素晴らしいものであった」
「凄いですね、ちょっと聞かせて下さいよ、マスターした言葉」
「ペラペ〜ラ、ペラペーラァ!」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 海開き一番乗りです!」
「よし、飛び込むぞ!」
ドボン。プカリ。
                          完

後書き


特別読み切り 〜宮仕えの悲しさ市長〜
「市長! 今日の仕事量はこのくらいです」
「ええー、多いよ、なんでこんなにあるんだよ」
「仕方ないでしょう」
「なんだよ、秘書だって無茶な注文をとってくる営業はくたばれって思うだろう?」
「なんで企業勤めのエンジニアみたいな例えを出すんですか」
カッ。ドサリ。
                          完



ノーコ〆ント。

この小説について

タイトル 逆ベクトル市長
初版 2008年5月7日
改訂 2008年5月7日
小説ID 2073
閲覧数 2115
合計★ 5
W.KOHICHIの写真
作家名 ★W.KOHICHI
作家ID 27
投稿数 89
★の数 525
活動度 10380

コメント (1)

★タールトン 2008年5月12日 22時32分25秒
おもしろいので、さかのぼって読みました。また、切れ味のよいパンチをくりだしてください。

「市長! みなが感動して銅像を立ててくれました」
「どうぞ〜」
カッ。ドサリ。
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