明晰少女。 - −2

明晰少女。




5月。
気付けば連休も終わっていつもの学校モード。
なんとなく弛んでいる。なんでだろう…。昨日は休んだからかしら?駄目だな、体育祭も近いのに。
それに、どうしてか気分も乗らない。
学校に行けば直るかしら…。

ふと腕時計を見た。7時50分か。まだ余裕だ。どうしよう、このまま学校に向かっても時間が早すぎるから誰も来ていないだろうな。
だからといって、何もする事がない。仕方がない、どうせ時間が過ぎればみんな来るんだし、学校に行こう。

8時。学校に着いた。まだ登校時間まで30分もある。思ったとおり。
仕方がないと思いつつ教室へ向かった。なんだかざわついている。まだ誰も来ていないはず…。
声が近くなる。B組の教室からだ。うちのクラスで何かあったのかな。
教室を見るとそこにはざっと10人ちょっと。他クラスの奴までいる。どうして?

ねえ、これって、事件!そうよ!事件よ!
明晰桜庭林嘉の出番だわ!
どうしてかこういうときだけは変なあだ名でも気に入ってしまうの。変よね?
でもとりあえず、何かあることは確か!行ってみる価値があるわ!
ドアを開けた。

「桜庭…?」
学級委員の真宮健二だ。
「間宮?みんなも?何で集まっているの?」
すかさず口に出た。
「そっか。お前もメンバーなのかよ?」
この一言では察せなかった。何?何なの?
辺りを見るとそこには真宮を含む男子が8人。女子が4人。みんな小学校が同じ子だった。

ああ、なるほどね。

やっと分かった。元新原小ー私と同じ小学校の子が集まっているということは、新原小に何かあったに違いないわね。
それにしても、どうして私にだけ連絡が来なかったんだろう…。

そんなことを考えていると真宮が口を開いた。
「あのな、お前昨日休んでただろ?その時さ、小学校の先生の研修授業で、新原だった先生たち来てたんだよ。」

ひらめいた。

つまり、私は休んでいたから、連絡が無かったのか。
でも、研修会で一体何が…。

「こんな研修会、見た事ねえ…。」

この小説について

タイトル −2
初版 2008年5月27日
改訂 2008年5月27日
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作家名 ★晴海菜那
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