市長と秘書 - カブレモノ市長


「市長! 不法入国者の問題で市民が揉めています」
「では揉めた市民の額に『肉』、不法入国者の額に『米』と書いて見せしめとしよう」
「そういうのを人権侵害っていうんですよ。あとパクり」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 犯罪者の増加が深刻です!」
「検非違使を増設する」
「なんで警官を増やさないんですか?」
「令外の官」
「わけが分かりません」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 市収入増加の名案があるとか?」
「アイドルで客寄せする」
「アイドル……まあいいです。で、誰を呼ぶんですか?」
「いや、私がアイドルやる」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 市収入増加の名案があるとか?」
「世界遺産に登録してもらう」
「我が市をですか? うちには特にこれといったものはないですよ?」
「私を世界遺産に登録してもらう」
「どこまでナルシストなんですか」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! ゴミの分別を徹底すべきとの意見書が出ています」
「『つめた〜い』と『あたたか〜い』に分別する」
「意味が分からないうえにムカつくんですけど、その言い方」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 市内の埋め立て地がゴミでパンク状態です!」
「ゴミをロケットに積んでブラックホールに入れようと思う」
「発想の豪快さだけは認めても良いでしょう」
カッ。ドサリ。
                          完

後書き


特別読み切り 〜通り魔殺人被害者市長〜
「市長! 通り魔による無差別殺人が発生しました!」
「ああ、私も刺されてきた」
「瀕死のところ申し訳ないですが、対策をお願いします」
「我が市全体を刑務所とする」
カッ。ドサリ。



私の書く市長と秘書は仕事をしていない傾向があったので、今回は働かせてみました。
ろくに働いていない気がするのは仕様です。仕様です。
二回言うな。

この小説について

タイトル カブレモノ市長
初版 2008年9月1日
改訂 2008年9月1日
小説ID 2655
閲覧数 1467
合計★ 0
W.KOHICHIの写真
作家名 ★W.KOHICHI
作家ID 27
投稿数 89
★の数 542
活動度 10380

コメント (0)

名前 全角10文字以内
コメント 全角3000文字以内 書式タグは利用できません
[必須]

※このボタンを押すと確認画面へ進みます。