★恋と友情彡〜1〜
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「あれ、先生。ルゥンは?」
あたしが、先生に聞いてみた。
「あぁ〜、ルゥン君ね。今日は用事があって、お休みみたいなのよ。」
先生がそう答える。
「ふぅぅん・・・そうですか。」
ルゥンが来ていないと、ちょっと【不安な気持ち】になる。
でも今日は、いつもより不安だった。
なぜかと言うと・・・今日は、あたしの誕生日なのだ。
ルゥンは昨日こういって、はしゃいでいた。
「スカイーッ♪」
「んー?」
「明日は、スカイの誕生日だよな!だよなぁッ!?」
「うッ・・・うん・・・?それが・・・どうしたぁ?」
「なにか、プレゼントしてほしい?」
「うんー。ルゥンがいいならねぇ・・・なんでもいいよ★」
「うん!分かった!明日スカイがほしいもの、いーっぱい持ってきてあげる♪」
・・・。すごく楽しみにしていた。なのに・・・。
でも、ルゥンが具合悪いならしょうがないか・・・。
「はぁ〜。ルゥンがいないと、楽しくないなぁ・・・つまらない。」
「おーぃ。スカイー!!お誕生日おめでとう!」
親友の椿が、プレゼントを持って話しかけてきた。
「あ・・・。ありがとう♪・・・」
「・・・元気ないねぇ・・・。どうした?」
「えッ・・・。」
ちょっと、顔が赤くなってしまった。
「そっそれは・・・。」
「ふーん、ルゥンか。」
「別ッ・・・別に・・・ルゥンなんか・・・ルゥンなんか・・・。」
皆にはあたしが、ルゥンが好きなように見られてる・・・。
「がんばれよ!スカイ!」
そう、みんな言ってる。
放課後、皆は帰っていく。
「スカイー!一緒に帰ろう」
親友の内一人の袈音が、話をかけてきた。
「あ・・・ゴメン。ちょっと今日は、1人で帰る・・・。」
「ふぅん・・・。分かったぁーバイバイースカイー」
「バイバイー」
全校の中で、1人だけ教室にのこっていた・・・。
そう。ルゥンが今日、教室にきてくれると信じて待っていた。
「はぁ・・・。ルゥンこないかな・・・。」
もう、8時を過ぎた。
そのとき・・・
((ガタンッ!バタン!))
「えっ!?なにこの物音・・・」
あたしがそういっても、物音は続く。
((ガラガラ・・・))
((ピシャ))
扉が開き、閉まる音がした・・・。
「・・・怖い・・・怖いよルゥン・・・」
「おーい!おーい!!スカイ!」
ルゥンに、似たような声がする・・・
「スカイーッスカイー!!」
・・・。ルゥンの声だ。
「へ?ルゥン?」
「そうだ!俺だよ」
「うぅッ・・・ルゥン・・・」
「ごめんなースカイ。ちょっとプレゼントとリボンの色に悩んでたら・・・」
「あ。あとリボン、結べなかったから・・・。」
「こんなに時間がたっちまった★」
ルゥンのいつもの、言い訳だ。
「・・・。ルゥンの馬鹿。」
「へ?なにか言った?」
「いや。いってないよ・・・。」
ちょっと、ルゥンのことを好きになってしまったかもしれない。
「まぁ、いいからプレゼント見てみろよ!」
「分っ・・・分かった・・・」
そういいながら、リボンを解く。
「わッ!ケーキと手紙・・・??」
手紙の内容も見てみた。
(スカイへ。
ごめんな、プレゼント悩んじまって・・・。結局ケーキだ。
いいだろ?スカイが、好きなチョコケーキだから・・・♪
で・・・。お誕生日おめでとう。今日で12才だね。
あ。あと・・・
す き だ ・・・。)
「・・・。え・・・・」
そのとき、声が出なかった。
「スカイーッ俺ベタだからさぁ・・・。ごめんな」
「ううん・・・ありがとう!一緒にケーキたべよ♪」
「・・・おう!」
((ゴロゴロ・・・ピシャァァッ!))
雷がなった。もう9時だ。
「はぁ。もう帰らなきゃ・・・」
「疲れたな。今日は。」
なんだか二人で語り始めた。
「ルゥンったらさ。ムチャばっかりするんだから」
「ふんッスカイのためなんだからムチャするさ。」
「・・・。」
今思ったコノ気持ちを、伝えなければ。
こんな時は、もう帰ってこないのだから・・・。
「ルゥンッ!」
「んー?」
「あたしッ・・・あたし・・・」
「うん?」
「ルゥンのことが・・・」
「大好き!ずーっと好き!」
言ってしまった。
「おう!俺も好きだ!ずーっと好きだ!」
「ルゥン・・・」
「よしぃー!帰るか!」
「うんッ」
今日は人生で1番大事な日。
後書き
すみません・・・変な小説で;
できたら、アドバイスください。
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