イントルダー - イントルダー 第一話

 用事も済み、パトリック・ヘイフォードは海沿いの道を通り家に帰ろうとしていた。
日は海に沈みかけ海面はきれいに輝いていた。

 パトリックはその光景を見ようとふと、海の方に目をやった。
すると、遠くの砂浜に小さな人影が一つ見えた。

 人影は動かずそこに倒れているようだった。
まさかとは思いつつ目を細めてみた。
しかし、やはり倒れているようにしか見えない。

 少し距離はあるが、こうなれば放っておくわけにはいかない。
すぐに人影に駆けつけて行くことにした。

 人影は次第に鮮明になっていった。
そして、姿がはっきり見えるようになるころにはもうほとんど沈みかけていた。

 その人はうつ伏せになり倒れていた。
白くて長い髪のせいで顔は隠れている。

 とりあえず救急車を呼ぼうと思い、ポケットに入っている携帯を取り出そうとした。
とたんに、背後からじゃりじゃりという誰かが砂浜を踏む音がした。
誰かが近づいて来ているようだ。
 
 振り向こうとした瞬間、ドンという鈍い音とともに頭に激痛が走り、意識が遠のいていった。



 気がつくと、二人の男の話し声が聞こえてきた。
声の高い方の男が言った。
「いいかクラウスお前の言うことなど信用できん。」
クラウスと呼ばれる男は、
「本当だって言ってんだろ。」
といい加減にしろという様子で答えた。

 目を開けると、後ろから「ちょっと、二人とも」と女性の声がした。
 見渡すとあたりには薬や包帯などが置いてある。
どうやら、診療室のようだとパトリックは思った。

 部屋には窓も時計も無く、今が朝なのか夜なのかも分からない。この部屋にいるのはパトリックを含め四人のようだった。

 声の高い男は太っており、立派なひげをたくわえていた。
パトリックが目を開けたことに気づき声の高いほうの男はだまったが、逆にクラウスのほうは、
「ちょうどいいじゃねえか、俺が直接こいつに聞いてやる。」
と言い、パトリックに近づいてきた。

 クラウスが何者かは分からないが恐怖心は無かった。
ただ、優そうな人間ではなさそうなので警戒しざるを得なかった。
 
 クラウスは
「どうやってここを知り、どうやって気づかれづにここに来た?」と聞いてきた。

 この質問のせいで、パトリックはますます自分の置かれている状況が分からなくなった。

ここがどこだか知らないが連れてきたのは奴等じゃないのか?

 とりあえず
「何を言ってるんだ、ここに連れてきたのはお前たちの方じゃないのか?」
と答えた。

 これを聞いてクラウスは「お前ふざけてるのか?」といぶかしい様子で言った。

 さらに何か続けようとしたが「待てクラウス」と声の高い男が遮った。
そして
「お前はシュトラスを呼んで来い。」
と続けた。
しかしクラウスは
「何でお前が俺に指示すんだ。」
と全く相手にしていない様子だった。

 声の太い男は激怒して
「いい加減にしろクラウス!」
と大声を出した。

 すると、後ろにいた女性が
「ポール、私が行く」
と声をかけた。

 これを聞いてポールは
「すまないルシア・・・」
と申し訳なさそうに答えた。

 ルシアは「いいえ」とだけ答え早々と部屋を出て行った。



 ルシアが出て行ってから部屋は驚くほど静かになった。
ポールはそわそわとはするものの、さっきまでのように怒鳴ることは無かったし、クラウスのほうもいつの間にか手にしていた本を読んでいた。

 ただ空気は異様に重く感じた。

 静かになったせいか、この空気のせいか分からない。
ただ、段々とパトリックに不安な気持ちが沸いて来た。
それでも何故か恐怖心だけは沸いてこない。

 今までは黙っていた方が良いと思って何も言わなかったが、この空気に耐え切れずにパトリックはとうとう口を開いた。

 クラウスのほうを向き
「おい、一つ質問をして良いか?」
と。

 クラウスは気づいていないのかわざとなのか反応しなかった。
代わりにポールのほうが、
「何だ?」
と返事をした。

 「さっき言っていたシュトラスってのは誰だ?何か偉いやつなのか?それとも・・・・・」
「俺がシュトラスだ」

 扉のほうからの声がパトリックの言葉を遮った。
突然だったので少々ビクッとした。
部屋の扉にはルシアとシュトラスと見られる人物がたっていた。

 これがパトリックと彼らとの最初の出会いだった・・・・・

後書き

初めて投稿しました。
文章も内容も下手だと思うので。
よろしければコメントをお願いします。

この小説について

タイトル イントルダー 第一話
初版 2008年9月12日
改訂 2008年9月18日
小説ID 2687
閲覧数 890
合計★ 1
ルディブルの写真
常連
作家名 ★ルディブル
作家ID 402
投稿数 4
★の数 2
活動度 561

コメント (1)

★五月 2009年11月23日 12時45分33秒
始まりとしては全然悪くないと思います。
でも、もうちょっと詳しく書いたほうがいいですね。
僕もよく言われるんですけど^^;


あとは、無駄に文と文の間に空白を入れない事でしょうか。
逆に読みづらくなっているような気がしました。

それと、「」の中に、「。」が入っているときと、そうでないときがありますが、。は「」には入れない方がいです。

それでは、いきなりコメント失礼しました。
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