市長と秘書 - 力ボスの日市長



「市長! 昼食です」
ゴックン。ムシャムシャ。
「いただきます」
「順番が逆ですよ」
                          完


「市長! 美術館で盗難事件が!」
「盗まれたのはゴホゴホの『キマワリ』か?」
「はい、今展覧会の目玉です」
「フ、こんな事もあろうかと、美術館の本物をニセモノと摺り替えておいたのさ!」
「ええ!? 良くやった……と言いたいところですが、それも問題ですね」
「みんなニセモノを見てたって事だからな」
「で、本物はどこに?」
「家の風呂場に飾ってある」
「なんでそんなところに飾る!」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 今夜は残業ですが頑張りましょうね」
「まずは充分仮眠を取らないとな」
「いきなり仮眠ですか。明日の朝まで寝るってのはなしですよ」
「大丈夫、明日の昼まで寝るから」
カッ。ドサリ。
                          完


「市長! 新たな産業に参入するってなんですか?」
「いいクスリがあるんだよ」
「いつから貴方はヤクの売人になったんです」
「これは頭皮を刺激して髪の毛の発育を促進します」
「あ、普通に良いクスリじゃないですか」
「その代わり発育し過ぎて最後には全部抜けます」
カッ。ドサリ。
                          完


「しちょーん!」
「何それ」
「呼び方を変えてみました。斬新でしょう」
「斬新過ぎて良く分からない」
「難点としては何の事か理解不能な事ですかね」
「分かってるじゃないか」
                          完


「し! ちょ! う!」
「斬新っつーか、それは単に区切って呼んでるだけだろ」
「静かなブームなんです」
「それは流行ってないって意味だ」
                          完

後書き



特別読み切り 〜職業・市長〜
「市長! 今日はボスの日なんですが」
「前々から思っていたが、何故私を敬わない?」
「やる事をやらないからですよ」
「やってるだろう。睡眠、休憩、食事、トイレ、遊び」
「貴方は市長でニートじゃないはずなんですけど」
カッ。ドサリ。
                          完



今日はボスの日、という事でしたが、別段変わりのない普通のしちょひしょでした。
当初の案では、
1.市長に一日都知事をさせてみる
2.市長に一日総理大臣をさせてみる
3.市長に一日NASA長官をさせてみる
などのネタでショートショートを書くつもりでしたが、あんまり面白くなかったので取り止め。
ちなみに各ネタはこんな感じでした。(一部抜粋)

 〜市長に一日都知事をさせてみる〜
「都知事……ですか?」
「うむ。VIPだな」
「抱負を一言お願いします」
「安いぞ! 一パック21円でどうだ!」
「なんですかそれ?」
「豆腐」
カッ。ドサリ。

 〜市長に一日総理大臣をさせてみる〜
「総理! 一言お願いします!」
「アイムソーリィ!」
カッ。ドサリ。

 〜市長に一日NASA長官をさせてみる〜
「NASA長官になってみて心境は如何ですか?」
「ん、一日だけでは満足出来ないかな」
「すると、魅力的な仕事というわけですね」
「うん、有能なスタッフが沢山いて私のやる事が特にないからね、ハッハッハ!」
カッ。ドサリ。

……もうカットした理由がお分かりいただけたかと思います。畜生。

この小説について

タイトル 力ボスの日市長
初版 2008年10月16日
改訂 2008年10月16日
小説ID 2761
閲覧数 1784
合計★ 3
W.KOHICHIの写真
作家名 ★W.KOHICHI
作家ID 27
投稿数 89
★の数 525
活動度 10380

コメント (1)

偽市長(From NY) 2008年10月19日 21時21分34秒
偽市長 金融商品を作る
「我が市では来年から積極的に金融商品を提供していこうと思う」
「さすが市長、空気が読めませんね。市場がこんなに冷え切っているというのに金融商品ですか」
「私の支持率も底値だからな。鶏の糞でチキンサラダを作るのが、私の腕の見せ所さ」
「サブプライムの金融マンの言ってることそのままじゃないですか。念のため聞きますけど、どんな金融商品を考えたんですか?」
「市長でチキンサラダを作るんだ」
「やっぱり鶏の糞は、鶏の糞ですね」
カッ。ドサリ。
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