桜の歌詞 - プラナス歌詞集8+α

【Tragedy?】

君の声は遠くなるけど
僕はここから動けないままで
どうしても伝えることができなかった

僕が躊躇っていても 怯えていても
君が僕の代わりになって
悪者になるのはいつも君だった

僕の声も聞かないで
無茶ばかりの君を守りたかった

そして いつか消える日に
君はきっと笑うんだろう
泣くなよって呟くようなその声も
きっと自分に言い聞かせるためのもので
弱い僕を守ってくれる


君の姿が見えなくなって
僕はようやく動き出した
どうしても伝えたいことがあったから

君が平気な顔していても 笑っていても
心の中では泣いてるって
知ってるのは僕だけだから…

誰の声も聞かないで
無茶ばかりの君に聞きたかった

どうして 自分を傷つけるの
僕はきっと泣くんだろう
君の笑顔が切ないようで 明るくて
一番大切な物をここに見つけた
弱い僕を慰めてくれる


君の声も聞かないで
無茶ばかりの僕になりたかった

そして いつか消える日に
君はきっと笑うんだろう
泣くなよって呟くようなその声も
きっと自分に言い聞かせるためのもので
きっと君が一番聞きたい声で

きっと 僕の宝物は
君の切ない笑顔だった
弱い僕を守ってくれる

その切ない笑顔だった


【冬の風、春の太陽】

冷たい風が街を通る
君を待つ交差点で
ふいに空を見上げた
雲が流れていた

私の待つ君は
どんなことを思っているのだろう
私とどんな 話をしたいんだろう

そして 君の言葉に私が泣いても 
雲は流れている

涙を拭き去る 強い風
見上げた空は涙色
綺麗に染め上げた後は
そっと静かに笑うだけ

心の中にある太陽
君の去った交差点に
舞い降りたのはきっと
その太陽だった

アナタの待つ人は
そんな人ではないのでしょう?
心の中は 燃える問いかけだけで

そして その言葉に私が気付くのは
いつになるのだろう

涙を拭き去る 強い風
見上げた空に太陽が
ここにもあったね 笑う声
聞こえるのは私だけ


そして どんな言葉にも泣かないと
決めた心にある

涙を乾かす 太陽が
見上げた空に なくたって
心にあれば大丈夫
涙を止めてくれるから



【時の流れと一瞬の変化】

この空と同じように、人々や自然は、毎日毎日変わってゆく。
変わらないものなんて、この世にひとつもない。
今、こうして思っていることも、1秒1秒、時が流れることで、自分が思っている以上に変化している。
動かないモノも、動くモノも。
時の流れに逆らえるものなんて、何ひとつなくて。
こうして、しょうもないことを考えている間にも、時は流れていく。
時と変化は切ることのできない関係で繋がっている、と思う。

今、流れている時を止める人がいたら。
たくさんのものを抱えながら流れている時が、ほんの一瞬でも止まったら。
時によって変化しているモノが、ほんの一瞬でも変化をやめたら。
何も変わらないのかもしれない。
けれど、少しでも止まったという事実は、誰も知らなくても、世界に在り続ける。

そして、いつか歪みを生むだろう。

"変化が怖い"、"時を止めたい"。
そんなことを思うのは、よした方がいいかもしれない。
時と、変化がなかったら。
世界という存在さえもなくなるだろう。

世界すらも変化でできているのだから。



【冬の温もり】

今年も、息と街が真っ白になる季節がやってくる。
今だって、十分寒いのに、もっと寒くなるのかと思うと、この先どうしようかと思う。
冬は……少し、寂しい。
寒さで赤くなった自分の手と、道を忙しく行き来する人々を見ていると、そう思う。
何もかもが、その人の群れに吸い込まれて、無残に消える。
ふと呟いた泣き言も、同時に漏らした溜息も。

――いいところも、あるけどね。 
自分の右手の温もりを、そっと見つめて、笑う。
夏には、大切にできない温もりだ。



【秋の考え事】

久しぶりの銀杏の香りに、時の流れを感じて。
少し前まで鮮やかな緑で賑わっていた木々も、今は赤や黄色で、少し寂しい。
木枯らしに吹かれながら、一年前の自分は、何をしていたか、思い出してみた。

上手に幸せに生きていたか。
自分の満足できる事だけをやり通していたか。

少し考えてみて、溜息に辿り着く。

一年前の自分も、今の自分と変わらない生き方で生きている。
静かに流れるだけで生きている。

けれど、時間はたくさんの感情をこみ上げさせる。

一年前ならできた事も、今ではできない事となってしまった。
今できる事も、一年後には、できなくなっているかもしれない。

そこには、確かに"同じ"じゃない時間と、自分と、他人とが、流れていた。

頬を掠める冷たい風も、確かに違う。
傍を通り過ぎる人々も、確かに違う。

この気持ちも、感じ方も、確かに違う。



【雨と期待】

貴方と別れてから 一度目の雨の季節
雨の降る音が あの日と重なるけれど
喜びの記憶と
後悔と 貴方と会えないことへの悲しみの想いが
胸に溢れて 雨と重なる涙

これが 貴方と会える最後のチャンス
必ず 想いを伝えるために…

いつもと同じ バス停で
雨だから 雨の日だからと
期待をしながら
滴る雫に涙を隠した



【たった一つのおめでとう】

貴方がいるはずのこの街で、今日も1人溜息の日々
今日だけは、今日だけなら
きっと会えると信じていました

貴方に伝えたかったのは、たった1つのおめでとうと
数え切れないほどのありがとう
今まで愛してくれていたかさえ、わからないほどの関係だったけれど
私はこうして願っています
貴方が幸せになるように

ありがとう、心の支えになってくれて
ありがとう、私の感情になかったものを与えてくれて

いつまでも いつまでも

私が貴方の事実でいたいです



【Thank you,thank you】

小さな小さな私の相手をしてくれるあなたに、私から、プレゼントを贈ります。
毎日、つまらないことで頑固な私の相手をしてくれるあなたに、
結局、優しく終わらせてくれるあなたに。
本当に、本当につまらないものかもしれない。
だけど私は、あなたにお礼ができることが、とても嬉しい。
だから、黙って受け取ってくれると思って、贈ります。

「ありがとう」

後書き

お久しぶりです!
見事に季節ものが多いので、わかりやすいですが、2008年に別のところで投稿した詩と、今回書き下ろしの歌詞+詩です。
以下説明。

【Tragedy?】
書き下ろし歌詞。勇気の出せない"僕"と、"僕"を守る"君"。
【冬の風、春の太陽】
書き下ろし歌詞。季節は移り変わるけど、どこにだって涙を拭ってくれるものはいる。
【時の流れと一瞬の変化】
時と変化は切っても切れない密接な関係にあり、そこで動く命達。
【冬の温もり】
悪いことだけだったり、いいことだけだったりすることは絶対にない。季節だって同じ。
【秋の考え事】
少し、立ち止まって考えてみよう。全く同じ行動をするということは……無理だよね。
【雨と期待】
雲すら見えない雨の日に、ひとりバス停でぽつり待つ。雨と涙と期待の気持ちと。
【たった一つのおめでとう】
あなたの誕生日に、伝えたかったことはひとつです。「おめでとう」。
【Thank you,thank you】
書き下ろし詩。「ありがとう」、ただそれだけだけれど、あなたに贈ります。

2008年もありがとうございました!

この小説について

タイトル プラナス歌詞集8+α
初版 2008年12月31日
改訂 2008年12月31日
小説ID 2923
閲覧数 5826
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桜麗の写真
ぬし
作家名 ★桜麗
作家ID 105
投稿数 23
★の数 37
活動度 2510
プラナスと麗翠の二人で活動。
プラナス … パソコン、イラスト、キャラ・世界設定(メイン)
麗翠 … 文章、キャラ・世界設定(サブ)、企画(?)

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