怖い話シリーズ - 視覚と聴覚 中





             
                     「……エセ……」






               暗闇の中、誰かの声が聞こえてきた……



               眼を開ける……でも、まだ真暗だ。




                   「エセ……カエセ……ルナ……」



              ノイズの入った、小学生程の子供の声のような……
             
               いや……老人のような……あれ?やっぱり、分からない。



            だが変声機のような機械音よりも、ねっとりとした生々しさがある。


 
                  「……ルナ……」




                   「何を……?」



               僕はその言葉に反応している……


          
              冷静に答える僕が……たまらなく不気味だ……


  

     
                   「カエセ……ト、……ルナ……」



 
                 突然、強烈な睡魔に襲われた……





                 ああ……また暗闇に、飲まれていく……
























                  「有田……起きろ!!」





                   「うひゃう……!!」





 鼓膜を破らんばかりの怒声に、僕は飛び上るように起きた。

思わず、変な声が出てしまう……うひゃう?

「……ハァ、良かった……夢か」

思わず安堵の溜息が出た……息が荒い。

夢とは思えないほど、臨場感があった……しかも、悪夢かよ。

すると、今度は疲労の溜息が出てきた……幸せが逃げていく。

「有田……」

「……あ、先輩……お早うございます」

歪んだ視界に映ったのは、プクッと頬が膨らんでいる、
吉崎先輩の姿だった。

「まだ寝ぼけているね。有田、もう夕方なんだけど……」

「ええ、知ってますよ。そんなことは……」

「……」

吉崎先輩はうなだれて、深くため息をついた……何か腹が立つ。

「有田……最近、何か疲れてる?」

吉崎先輩はテーブル椅子に腰掛け、僕にそう言った。

「……はい?」

「……汗すごいよ、有田」

そう言われて、僕は額に手を当てる……大量の汗が手につく。

嫌な汗だな……そう思った。

「ほら、これ使いなよ」

先輩はポケットからピンクのハンカチを取り出し、僕に手渡す。

「あ、すいません……ありがとうございます」

僕はそれを手に取り、丁寧に額の汗を拭きとった。

後で洗濯して返さないと……汗で薄いピンクが濃くなっている。

「有田……大丈夫?」

「はい、何がです?」

ハンカチを見ていると、先輩がおもむろにそう言ってきた。

「最近の有田は、会うたびに疲れていっているというか、
 弱っているというか……鏡見てみな、クマも目立つよ」

そう言うと、吉崎先輩はカバンから折りたたみ式の鏡を取り出し、
僕に手渡した。

本当だ……まるでパンダ……いや、タヌキか?

そこには、大きなクマとひどく疲れた自分の顔があった。

思わず笑ってしまう……傑作だな。

自分でもわかる……乾ききった、笑いだ。

「有田……何か悩み事でもあるの?
 ほら、一応私はここの会長だし、相談相手になってあげても……」

吉崎先輩がゴニョゴニョ言葉をこもらせている。

「いや、大丈夫ですよ。最近は……ちょっと、忙しいだけですから」

僕は吉崎先輩に、小さく微笑んだ。

「……そうかい、まぁ……今月は色々あったし、
 幸い明日は大学は休みだから、ゆっくり休むといいさ!」

吉崎先輩はしばらく僕の顔を浮かない様子で見続けていたが、
やがて元の陽気な吉崎先輩の笑顔に戻った。

「ええ……そうしますよ」

力なく笑うことしか、今の僕にはできない……それでも、
吉崎先輩が僕のことを心配してくれたことが、素直に嬉しかった。

「サッ、サークル活動を始めますか!」

吉崎先輩の元気な声が、部屋に響き渡る。

僕も元気を出さねば、そして今日こそは……

僕もゆっくりと眠っていたソファから立ち上がった。





            

          「あ、有田!この前撮ったカメラのフィルムのことなんだけど……」









 不気味に鳴る風の音に、僕は寒気を感じた。

空を見上げる……空はすでに、灰色の雲で溢れかえっている。

……ひと雨きそうだな、これは。

しかし、足取りは重い……まるで雨でも心待ちにしているかのように、
僕はゆっくりと歩道を歩き出した。

自動車の音、信号の点滅、剥がれた道路の白線、
どれもがいつもと違って……異様なものに見える。

きっと多忙から、僕の精神が疲労で綻んでいるからだろう。

無理もない……最近、寝てもあまり寝た気がしないからな。

僕は眠たそうに、大きな欠伸を一つした。

ふと時間が気になり、
おもむろにポケットから携帯電話を出そうとする。

あれ……?おかしいな……携帯電話は?

何度もジーパンのポケットに手を突っ込み、
携帯電話を探す、そこで……僕は気づいた。


……ああ、そうか……捨てたんだった。



自嘲と脱力が同時に襲ってきた。







           あの奇妙な電話が掛ってきて、
               すでに一週間が経っている……







あの異様な電話からの着信音、サイレンの音……
極めつけは……あの不気味な子供の声……

一週間が経ったが、今だにあの着信がなんだったのか……良く分からない。

ただ、あの電話が切れた後……とんでもない恐怖が、
僕を襲ってきたのは事実だ。

いま思い出しただけでも、後味が悪すぎて顔が歪んでしまう。

その後、急に自分の携帯電話が異常に思えてしまい、
朝を迎えた瞬間、僕は携帯電話の電源を切り、
メモリなどの携帯の引き継ぎに必要なカードを全て抜き取った後、
近くの河原に行ってそれを……おもいっきりブン投げた。

それほど、怖いと感じていたのだ……

買ってもらった両親には、勘弁してもらいたい。

その時は『もったいない』という概念など、
僕の中には存在していなかったのだから。

翌日の朝など、誰かにつけられているような錯覚を感じ、
体をビクつかせながら僕は大学へ向かう。

途中、後ろから「おはようございます!」
と親連れの幼稚園児に挨拶されて、
「ぎゃあ!!」と叫んでしまった。

我ながら、とんだ軟弱者だ……自分が恥ずかしい。

思い出しただけで、嗤いが込み上げてくる。




            しかし、あれから一週間……あの電話1回きりで、
            それ以降……僕の周りでは、何も起こっていない。





数日間は、さすがにビクビクして周りを警戒していたが、
最近ではもう気にしてすらいない……

結局ただの悪戯電話……どこにでもある、普通の出来事だ。

……そう、思っている……でも本当は、
心の奥底でその考えを否定している。

はっきりいって、納得いかないことだらけだからだ。

あの時、携帯の電話を切っていたはずなのに、どうして……?

電源を切っていたはずなのに、
着信する『非通知』すらつかない真黒な携帯の画面。





            それに、あの電話越しの声……何であんな子供の声が?





テープでも使っていたのだろう、そう思ってしまえばそれまでなのだが、
どうも腑に落ちない。


何だか自分の記憶が曖昧だ……



思えば、あれは子供の声だっただろうか……?



思い返せば、老人の声とも中年の男性の声にも聞こえてくる。

そして、性別さえもあやふやだ。

最初に聞いた時は、間違いなく子供の声と思ったのだが……

考えれば、考えるほどさっぱり分からない。

よけい疲れが悪化するだけだ……深く考える、
それが僕の悪い癖でもある。

そのため、今ではあまり考えないようにしているわけだが、
ふとしたきっかけで……思い出してしまう。

それが気持ち悪くて仕方がない。

まったく、人間というのは忘れようとすればするほど、
より鮮明に記憶してしまう……

そのくせ、大切なことは綺麗に忘れてしまうのに……

先日の花見の美しい桜の色も、いまでは僕の記憶の中でかすれている。

写真を撮るために、四苦八苦していたことは鮮明に覚えていることにも、
酷く憤りを感じてしまう。

忘れたいものほど、忘れにくい……皮肉もいいとこだ。

自嘲めいた妄想が止まらない、僕は一人歩く。

その時、ふとあることに気がついた……

……あれ?そういえば、また何か忘れているような……

あの花見の日……僕は妙な体験をいていたような……

それも、何だかひどく不快なものを忘れているような、そんな気がする。

確か、なんだったかな…………ええと、確か……

……ああ、くそ!思い出せない!

まるでノイズでも入ったかのように、記憶が不鮮明だ。

腹の中にどす黒い感情が生まれそうになり、
僕は必死にそれを堪える。

ハァ……最近の僕はどうもおかしい。

疲れからか?どうもイライラして落ち着かない日が続く。

いや、落ち着かないというよりも……何かに脅えているような?

そんな感覚に近い、何だか言い様のない不安を度々感じてしまう。

考えるたび、気のせいだと自分自身に言い聞かせている。

しかし、どうも不安感が拭い去る様子はない……自分でも、何故だか分らない。

暇があると、ほら……このような、つまらない自問自答が続く。

それに気づいた途端……溜息が深く吐き出されるのだ。






……やめだ、もう深く考えるのはよそう……きっとおかしな電話や何やらで、
精神的にまいっているだけだ。

さっきもそう感じていただろう、余計に考えすぎる……悪い癖だと。

僕は自分の頭を強めに叩いた。

それに、もうあの電話が来てから一週間が経つ……

映像や音は鮮明に覚えているが、
もう今では僕の中の恐怖心は薄らいでいた。

まぁ、恐怖心がないと言えば嘘だ……だが、もう怯える程ではない。

いいかげん、本調子を取り戻しても良い頃だろう。

そう思い、僕は信号を待っている間、大きく背伸びをした。

今の自分を吐き出すように、大きく手を伸ばす。

今日はゆっくり休んで、明日は元気に大学に行けるようにしよう。

目の前には……自分のアパート、も
うすぐ心地よい布団とベッドがある自室に辿りつける。

それで大丈夫だ……きっと、きっとな。

何度もそう自分に言い聞かせ、僕は自分のアパートの中へと入った。

少しでも元気になろうと努力するように……

しかし僕の記憶の中で、何度も何度も蘇った記憶が……








           自分自身が放つ、警告だと、その時は気付かなかった……










 
 「何だ……?エレベーターが、使えなくなっている……」

擦れた緑色のエレベーターの扉に、小さく紙が貼られていた。





            
             原因不明の故障につき、運転を中止しています。

   
             申し訳ありませんが、階段を使用してください。
  


                             管理人より





 影を帯びた赤色の字で、そう書かれている。

変だな……今朝大学へ行く時は、普通に使っていたはずなのに。

急に壊れたのか……?随分オンボロだったからな、あのエレベーターは。

僕が使っている時も、何度か止まったことがある。

この前何か、急にエレベーターが止まり、
そこで二時間も閉じ込められていたのだ……

あの時はさすがに苛立った、エレベーターにも、それを放っておく管理人にも。

いっそこれを機に、エレベーターを改装すれば良いのにな。

僕は静かに、小さくエレベーターの壁を叩きながら、そう思っていた。

しかし、これは面倒くさいことになった……階段、で行くのか……

僕は溜息交じりに、今度はエレベーターに寄りかかる。

僕の部屋は、このアパートの七階にある……

もちろん普段はエレベーターだ、階段はあまり使ったことがない。

今の疲れきった体に、七階まで階段で行く……正直つらいな。

玄関口には誰もいない……ただ外で、不気味に風が鳴いているだけだ。

何だかアパート自体、不気味に感じてしまう。

僕の気のせいだろうが……あまり心地よいとは言えない。

こんな所で愚痴をこぼしてないで、ささっと行った方が良いな。

まぁ、……ちょっと頑張れさえすれば、自室で休めるし、
七階なら行けないわけでもない……ハァ、行くか。

僕は自分の体に鞭を打つように、勢いをつけ階段へと向かっていった。









           カツン……カツン、カツン……カツン……カツン







 反響音が鳴り響く中、僕は黙々と階段を上っていた。

階段通路には、僕以外に人はいない……

だからこんなに、階段の音が響き渡るのだろう。

白い階段、少し黄ばんで、
所々剥がれている壁……何というか、病院や学校を思い出す。

しかも、窓はあるのだが日の光が入ってこない……

そのため、いつでもここは陰気くさい雰囲気を醸し出しているようだ。

滅多に階段を使わない僕でさえ、簡単に推測できる。 

不気味というよりも、不快感を漂わす場所だ……

思わず、足取りも早くなるというものだ。





              

             カツン、カツン……カツン、カツン……







フゥ……現在地は……三階か、後も四階……

息は上がらないが、疲労が蓄積されていくのは感じた。

後四階もあるのか……ハァ、ダルい。

エレベーターが使えたなら、ものすごく楽なのに……

そんな年寄りのようなことを考えてしまう。

おいおい僕はまだ二十歳だ……老けていくには、まだいささか早すぎる。

一人で突っ込むほど、寂しいものはない……何だか、一気に力が抜けた。

僕は気を取り直して、再び階段を上がり始める。







            カツン……カツン……カツン……カツンカツンカツン……







 
               おかしい……何か、妙だな……







着々と階段を上っていた時、僕は妙な感覚を覚え足を止めた。

首をかしげながら、僕はゆっくりと今まで上ってきた階段を見下ろす。

……別にこれといって変わったことはない、僕の気のせいだろうか?

僕は違和感を感じながらも、再び階段を上り始める。




 

       
 
            カツン……カツンカツンカツン……カツン……





 
               やはり、おかしい……変な違和感がある。
 




僕は再び足を止める、
しかし……また同じ、無機質な白と影の空間があるだけ。

今は何階だろうか?僕は辺りを見渡す。

六階……壁に大きくそう書かれていた、
後一階で到着……早く自分の部屋に行きたいのだが、
足を止めらずにはいられない。

さっきからの違和感、言葉で言いにくいのだが……






               足音が、一つ多いような……





僕自身、本当にそうなのか自信がない。

ただ自分の足音が妙に重なっているような、そんな感覚があったのだ。

最初は、誰かが後ろから階段を上がっているのかと思った。

しかし何度振り向いても、人の影はない……静寂が続くだけ。

……何だか、急に怖くなってきた。

気づけば、心拍数が上がっている……階段を上っていたからではない、
この場の雰囲気からだろう。

いやいや、何を怖がっている……きっと自分の足音が反響しただけだ、
そうだ……そうに違いない、絶対にそうだ。

疲れて幻聴でも聞こえてきたか、
それなら早くベッドで休まないとな……

幸い、後少しで自分の部屋だ……早く行こう。

僕は理由もなく生まれる恐怖心をごまかし、
僕は急いで階段を上がろうとした……その時だった。





   

                   カツン……
 




                   「え……?」





一気に僕の中で、誤魔化すことのできない悪寒と恐怖が湧き出した。

何で……おかしいだろ絶対、何で……!!

頭が混乱し始める……しかし、体はまるで金縛りにあったかのように動かない。

棒のように、ただ階段の上で立っているだけで、呼吸さえつらく感じる。

いま……確実におかしいことが起こった……何で、今……








            何で階段を上ってもいないのに、足音が聞こえるんだ!?
  



それだけない……僕に衝撃を与えた事実は、





           その音に気づいた瞬間、それが僕のすぐ後ろから聞こえ、


   


            下を見ると、さっきまでなかった人の影があったことだった……




太陽の光すら、碌に入らない階段通路なのに、
真後ろの影は不気味なほど、濃く映っていた……

それが、人の影と分かるほどに。

間違いない、後ろに誰かいる……それも、すぐ後ろに。

見てもいないのに、
脳が勝手に映像を見せているみたいだ……

さっきまで、誰もいなかったのに……どうして!?

幻聴ではない音……はっきりとした自覚がある。

だからこんなに恐怖心を抱いているんだ。

どうしよう……後ろを振り向こうか?

そう考えている間に、僕の体は無意識に後ろを向く体制を取る。

それに気づいて、僕はすぐさま前を向きなおした。

さきほどの自分の行動に、ひどい寒気を感じる。

……だめだ、そんなことできるわけがないだろう!!

僕は自分自身に、心の中で怒鳴りつけた。

もしそこで何か見てしまったら……それこそ、取り返しがつかない。

僕は震えだした体を必死に抑え、冷静になろうと努めた。

七階まで、あともう少し……この状態で、一番良い選択は。





          後ろを振り向かないで、全速力で自分の部屋まで行く。




そうだ……それが一番良いに決まっている。

考えるまでも無い……
何しろ脳が後ろを振り向くなと、本能的に命令しているんだ、
言う通りにした方が良いに決まっている。

心拍数がいまもなお、急激に上昇している……思わず、唾を飲み込んだ。

もう一度、後ろ振り向かず足音を見下ろす。


早く走って階段を上がらないと……でも、怖くて足が動かない。

僕の体は、未だ恐怖で震えて動けないでいる。

焦れば焦るほど、震えがひどくなっていっていく。

落ち着け、こんな経験は前にもあっただろう……こう言う時は、
そうだ……深呼吸だ!深呼吸!!

僕はそう思った途端、息を大きく吸いこんだ。

一回、二回……大きく、できるだけゆっくり深呼吸をする。

心臓の脈拍の速さは変わらないが、体の固さはある程度取れてくる。

次の深呼吸が終わったら、全速力で走る……問答無用だ。

僕は、ゆっくりと深呼吸を始め、
ゆっくり、できるだけ深く吐き出す……

僕はかろうじて震えがおさまった足に、力を入れていく。

そして、僕は力いっぱい階段を蹴り出した!!





              「……エセ」




後ろから、子供とも大人とも取れる男性の声がする……思わず、また足がすくみかけた。

しかし、僕はその恐怖を必死に抑えつけ、再び力を入れ階段を蹴りあがる。

疲労で思うように動かない足を、精一杯動かし、二段飛ばしで上がり続けた。

そして、そこに標識が見える……七階、ようやく着いた。

思わず、疲労と安堵から来る油断で足を止めそうになる。

しかし、まだ安心はできない……僕の部屋は、
階段から見て一番端にある。

部屋に行くまで、油断はできない。

僕は足を止めることなく、全速力で自分の部屋まで走り続ける。

走っている間に、僕はポケットから部屋の鍵を取り出した。


         
              カシャン……!!



            「うわ……やばい!!」






ポケットから右手に映るはずの鍵が、
あろうことか通路の中間あたりで落ちてしまった。

何やっているんだ僕は、ここで普通落とすかよ!?

冷静さがみるみる消えていく……まずい状態だ。



              
                 カツンカツンカツンカツンカツンカツン!!



後ろからは、僕の距離からでも十分に聞こえる程の音で、
はっきりと何かが階段を上がっていくのがわかった……それもかなり近い!!


一瞬、緊張で息が詰まりかけた……気を抜けば、間違いなくその場に立ち尽くす!!

僕は心の中で叫びながら、鍵を取りにその場に戻る。

僕は右手で鍵を取った……その間も、絶対に階段の方は見ない。

その後僕は再び部屋へ向かって走る、もう少しだ……後、五メートルも無い!!

そして、ついに僕の部屋の前までたどり着いた!!

「……くそ、何でこんな時に限って上手く鍵が入らないんだよ!!」

本当にこういう時、物事がうまくいかないと、ドアをぶん殴りたくなる。

冷静を装っているつもりだが、焦っているらしく鍵があきづらい。

早く開け、開いてくれ……!!

僕はできるだけ慎重に、鍵をゆっくりと回した。





                  カチャリ……




よし、開いた……早く家に入らないと!!

僕はドアが壊れんばかりに、勢いよくドアを開け、
飛び込むように自分の部屋へと入る。

そして、僕の体が全て部屋に入った瞬間……部屋の鍵と、
チェーンロックを全てかけた。







             ハァ、ハァ、ハァ……ハァ、ハァ、ハァ……




全身から、体力が流れ落ちていくみたいだ……

息をするごとに、どんどん疲労感が増していく。

それでも、荒い呼吸が治まることはない。

僕は玄関でズリ落ちるように、地べたに座り込んだ。

何も考えられない、階段をただ上がっただけでは、
こんなには普通疲れはしないだろう……

初めての経験だ、恐怖から逃れるとはこんな感じなのだろうか?

しばらく僕は地べたに座り込んだまま、
息が整うまでじっとしていた……














 十分くらい経っただろうか、いや……もっと長く感じる。

大分、息も整ってきた……しかし、さっきよりも疲労感が大きい。

なにより、今だ心臓の脈拍が速いまま……恐怖は抜けていない。

とりあえず、立とう……そう思い、僕は力を入れそこから立ち上がる。

経った瞬間、また疲労感が大きくなったが、壁に寄りかかり堪えた。

辺りを見渡す……良かった、いつも通り……僕の部屋だ。

作業用として使っている白いテーブル、人が三人座れるほどの黒いソファ、
そして……趣味で集めたお酒の数々、何も変わらない。

その景色を見た途端、また体に力が入らなくなった……

今度は疲労感からじゃない、安堵からくる……気の緩みだ。

思わず笑みがこぼれてしまった、でも……それと同時に、
また恐怖が込み上げてくる。




 
             さっきの足音の持ち主は……もう去ったのだろうか?





部屋に入ってから、大体十分以上は経過している、
僕は急に部屋の外が気になりだした。

そう思った途端、僕はドアの方へと視界を移し、
恐る恐る覗き穴を確認する……

……よし、誰もいない。

しかし、それで終わりではない……次に僕は、
ドアの鍵に手を掛けていた。

僕の頭が拒否反応を起こす……開けるな、と……

それでも、僕は開けずにはいられない、
もしこのまま鍵を開け外を確認しなければ、
不安から気が狂いそうになる……そう、僕の心が訴えているのだ。

せめて階段の方だけ……そこだけ見れば、安心できる。

僕はゆっくりとドアの鍵を開ける、
もちろんチェーンロックは外さない。

深く深呼吸をする、まったく……ラジオ体操ではないのに、
何で一日にこう何回も深呼吸をしなければいけないのだ。

不快に思いながらも、僕は深呼吸をし続ける。

そして、ゆっくり……誰にも気づかれないように、
静かに……ドアを開けた。


         
                 キィィィィ…………




小さく、鈍い音が部屋に響く……

僕は、恐る恐る右側の階段の方を見た。

そして、そこには……








           ペンキが剥がれた手すりと、向こう側に暗く映る階段だけだった。









ハァ……恐怖を吐き出すように、大きなため息が出る。

良かった、誰もいない……本当に良かった。

僕は額に溜まった汗を拭い、もう一度深いため息を吐く。

冷静さを取り戻した頭にに、漠然とした疑問が生まれた。









              何だったんだ、さっきのあれは……?
  








今僕の頭の中には、その疑問しか回っていない……

さっきの足音といい、後ろからの気配……そして、
一瞬聞こえた……あの何とも言えない、不気味な声。

しかし、混乱状態だった僕でも……気づいたことがある。

さっきの声は、あれは……あの声は……







               ダメだ……思い出してはいけない。




                   考えてはいけない……




               考えただけで、恐怖で押しつぶされそうだ。







僕は心の中で気づいたことを、必死に取り消そうと努めた。

大きく額をドアに打ち付ける、また冷汗が出てきた。

とにかく、もう何も考えるな……今は何も起きていない、
それで良いじゃないか。

僕は自分の胸元をつかみ、また乱れ始めた自分の心を抑え込む。

こんな状態じゃ、また嫌なことを思い出してしまいそうだ。

僕はとにかく、自分のこの心身状態から抜け出したい、
そう強く思っていた。

今日はもう、何もしないでベッドに入り、ゆっくり休めばいい、
それだけを……すればいいんだ。

僕はふらつきながら、玄関を離れ……寝室に向かう。

そうだ……ベッドに入れば、疲労感からすぐに眠れる、
とりあえず休むことが先決だ。

必死に今の状況から逃れたいがために、僕は夢の世界に助けを求める。

ついさっきまで、悪夢を見ていたことなど、完全に忘れている。

僕はできるだけ何も考えずに、ベッドがある寝室に向かった。

カーテンは閉められていて暗くなっているが、
不思議と安らぎを感じさせる暗さを出している。

その部屋を見て、より一層眠りたいという欲求が増殖する。

僕はカバンを持ったまま、ベッドに倒れこんだ。

暖かく、優しい香りがする……ああ、さっきまで体験したことが、
まるで嘘のように安らかだ。

体が重くなる……疲労が僕の体を押しつぶしているようだ。

しだいに、視界が狭くなる……段々と、意識が遠のいていく。

もういいんだ、何も考えなくて……自分に、そう言い聞かせる。

そして、僕は夢の中へと入っていこうとした……その時だった。




      



              ザー、ザー、ザ――――――









 意識の外で、何か音が聞こえてくる……一体、何の音だろう?

意識と視界が一気に鮮明になっていく……何だ急に!?

僕は驚いて、ベッドから飛び起きる。






          
                ザー―――――、ザ――――――






未だにこの不可解な音は止みはしない、
耳を澄ますと……どうやら、リビングのほうから聞こえてくる。

まったく、何だよ一体……もう少しで眠れたというのに、
とんだ騒音だ。

僕はふらつきながらも、ベッドから立ち上がり、
リビングの方へと向かう。

リビングに向かうと、すぐにその正体が分かった。

部屋中に映る、青白い光……テレビの光。

そして、そのテレビから来る……砂嵐の音だ。

その砂嵐の音が、部屋中に大音量で聞こえてくる。





  
                 ザ―――――――――――――――





無機質に鳴り響く砂嵐の音が、大きな不快感を作り出す。

何で急にテレビが……リモコンが落ちたりして、
その拍子に電源が入ってしまったのか?

しかし、リモコンはテーブルの上に、丁寧に置かれている……

じゃあ、一体何故……?

砂嵐の音が流れる中、ふといつもの癖で、
テーブルにあるデジタル時計を見てしまった。

その瞬間に、恐怖が生まれるとも知らずに……





         
                時計は、午前二時を指していた……





恐怖心が再び動き出した。

何で、午前二時……!?どう考えても、今は六時かそこらのはずだ!?

カーテン越しからでさえ、うっすらと樫色の陽の光が映る。

しかし、時計は午前二時を指している。

それどころか、壊れてすらいない……

いつものように、淡々と時を刻んでいる。

思わず玄関方面に、後ずさってしまった。

さっきの階段の時と同じように、僕の心臓の鼓動が速くなっていく。

僕は恐怖に押されるように、玄関の方へどんどん後ずさっていく。

そして、次の瞬間……それは起こった。









                   ピンポーン……!!







心臓が握りつぶされそうな感覚を覚え、すぐに後ろを振り向く。







    


                  ピンポーン……ピンポーン!!







何度も、インターホンが押されていた。

インターホンが数回続いたあと、しばらく静寂が続く。






                     ピンポーン、ピンポーン




また、インターホンが押された……

何故その時、玄関の方へ進んでしまったのか……自分でも良く分からない。

ただ、ただ……混乱しすぎて、何か行動しなければと思い込んでいた。

よりにもよって……僕は玄関を選んだ、それだけだ。

僕は無表情で……ドアの覗き口を、ゆっくりと覗く。

その間も、テレビ砂嵐とインターホンの音は止むことはない。

そして、覗き口から……自分の視界を下へと移す。







              青白い、小学生くらいの男の子が映った。




             おかしいくらい首を傾げ、その状態から覗き口を見ている。





            そして、ゆっくりと……僕に聞こえるように、こう言った。









                  「ここですか?」









               その声は、テレビの方から……砂嵐とともに、

               また……玄関から、インターホンとともに……




               



                 僕の両耳へと、入ってきた。













後書き

ありがとうございます。
今回も長くて申し訳ありません。

中々情景描写が難しく、時間だけが過ぎていくことも多々ありました。

次の話で、この話は完結です……よろしければ、
次回作もお読みくださると幸いです。

さて、季節は夏に近づいてきました。

たまには怪談話に耳を傾けるのも、風情があって良いかもしれませんよ。
何か宣伝ぽくってすいません、よろしければ感想や批評がありましたら、
気軽にお書きください。

では、また次回……失礼しました。

この小説について

タイトル 視覚と聴覚 中
初版 2009年7月2日
改訂 2009年7月2日
小説ID 3257
閲覧数 2124
合計★ 24
みかんの写真
ぬし
作家名 ★みかん
作家ID 445
投稿数 12
★の数 155
活動度 3999
みかんです、みかんと言ったら、みかんなんです。

コメント (12)

PJ2 2009年7月2日 23時43分47秒
読ませていただきました。
えっと、なんと言いますか、投稿数が増すごとに、みかんさんの作品がどんどん恐くなっていっているような・・・・・・
良い事です。良い事ですけど、夜に読めなくなりました。

時間だけが過ぎていくのは、珍しい事ではありませんから、気長に書いていけばいいと思います。ここぱろしょはそのへんがフリーですし。

表現描写、たとえばおかしいぐらい首を傾げるというのも、恐さの引き出しに一役かってます。

続編を期待してます。頑張ってください。
★みかん コメントのみ 2009年7月3日 0時38分41秒
PJ2さん、いつもコメントありがとうございます。

どんどん恐くなっていますか……嬉しいですね、
恐くしようと意識して書いてますので、
恐怖感が増したというのはとてもうれしい感想です。

またPJ2さんの言うとおり、
自分のペースで書いていこうと思いました。

ですが、よりよい小説を書くよう頑張っていきます。

よろしければ、次回作も読んでくださると幸いです。

では夜遅く申し訳ありませんが、本当にありがとうございました。
★せんべい 2009年7月3日 11時51分26秒
おはこんばんちわ。今回も読ませていただきました。

僕もPJ2さんの言うとおり、確実にウデが上がっていますね。全くすごいと思う限りです。

情景描写に力を入れられたようで、確かに、雰囲気は想像しやすかったのですが、そのせいで「恐怖」というものが本当に視覚と聴覚だけで感じることができるのかな?と疑問に思った部分もありました。
ここからは個人的な感じ方なのですが、
怖いんです。怖いんですけど、なんかこの作品の主旨からずれているような・・・。
前回嗅覚による恐怖の描写についてコメントしたと思うんですけど、嗅覚も触覚も、恐怖を感じる材料だと思うんです。(さすがに味覚で恐怖は感じようがないだろうけど。笑)
嗅覚でも、ちょっとカビ臭かったり、湿った空気なら、不気味な雰囲気を覚えます。
僕は特に触覚が、怖さのスパイスなんではないかと思いました。
確かに、視覚と聴覚で恐怖の最低限は感じることはできると思います。
でもそこに、肌寒さやなんともいえない不気味な雰囲気を、肌で感じ。第6感的なものが働く。
そうなると、不思議と怖さが現れると思います。

つまり、視覚と聴覚では怖さを伝えるには限界があるんじゃないかなあ・・・。なんて思ったりしました。
現に、今回でも、触覚、第6感的な描写がいくつか見られました。
しかし、そのすべてが視覚の恐怖ともとれる描写なんですが、違う意味にも取れる・・・。


>しかし何度振り向いても、人の影はない……静寂が続くだけ。

>……何だか、急に怖くなってきた。


というシーンがあったと思うのですが、
これは触覚、第6感ではないかと。

なんかこの作品を否定するようなコメントをして本当に申し訳ありません。
次回の期待を込め、星は2つということで、コメントを終わらせていただきます。


(おはこんばんちは=おはよう+こんばんは+こんにちは の造語です。笑)
★くりっく 2009年7月3日 15時21分01秒
こんにちは、また来ました・・

めちゃめちゃ怖いです!昼じゃないと読めません!><;

いや、昼に読んでも怖いんですけどね、家に一人ですし・・・。


最後が超気になります・・、読みに来るのは昼ですが^^;

どの作品も、とてもお上手だと思います。

隙間をよく使えていて読みやすいです。

内容が現実にありそうなので、とても怖いです・・

ではでは、また来させていただきますね
★みかん コメントのみ 2009年7月3日 19時00分21秒
せんべいさん、いつもコメントありがとうございます。

情景描写を今回は念入りにやったのですが、伝わってなによりです。

さて、今回の話のタイトルということで、
話の趣旨が違うのではという感想は……まったくその通り、
ずれていっているのは、私自身思いました。

視覚や聴覚以外にも、恐怖を感じる場所はたくさんあります。

この小説にも、所々他の感覚の描写もありますしね。

タイトル通りとはいかないまでも、
今回の話は視覚と聴覚を介して怖さを経由する……

つまり、怖いと感じる要素に視覚と聴覚を重点的に用いたかったのです。

しかし、ほかの感覚も大切な恐怖を感じるものだと思います。

未熟者の私ですいません。

お手数ですが、怖いと感じる描写を、
今回の話では、大体が視覚と聴覚からくるものだと、
割り切ってくださると幸いです。

後編はもう少し、
そういう描写に注意して書いていきたいと思います。

ご指摘、どうもありがとうございました。

では、失礼します。
★みかん コメントのみ 2009年7月3日 19時11分59秒
くりっくさん、コメントありがとうございます。

昼に読んでも怖いですか、良いですね、嬉しいです。

私は一人暮らしなのですが、夜中に怖い話を聞くと、
本当に怖くて仕方無いことがあります。

一人でいる時の怖い話は、本当に怖いです……

そういう小説を書いているのに……ヘタレな私ですいません。

現実にありそうな話ということは、私自身、
この小説を書いている点で、注意している点の一つです。

現実のような話なら、それだけで臨場感が出ますからね。

しかし、私も全くと言っていいほど力が不足していますので、
もっと頑張って臨場感あふれる小説を書きたいと思います。

さて、次の話で視覚と聴覚は終わりです。

その話も読んでくださると嬉しいです。

では、本当にどうもありがとうございました。
★武士つゆ 2009年7月5日 16時06分32秒
(コメント欄は)ここですか?(笑)

どうも、武士つゆです。
いやいや今回も怖いですね。怖いと同時に続きが気になるとてもいい作品だと思います。
ホント、初めての中篇とは思えません。

では、僭越ながら、いつものように批評させて頂きたいと思います。

>誤字・脱字
 今回は見つかりませんでした。……多分(汗)

>良かった点
 やはりシナリオの構成力は凄まじいですね。
 前中編、共にちょうど良い所で区切ってあり、大変読みやすいです。
 起承転結がしっかりしているとでも言いましょうか、とにかく巧いと感じました。
 ってこれはいつもか(汗)
 また、今回、他の方も仰っていますが、心理・状況描写に力を入れられたようですが、
 これも読者に伝わりやすく書かれていたと思います。流石です。

>気になった点
 こんな事を書くと、細かいやつだなー、と思われそうですが、一応、個人的には
 気になったので、参考までに書いておきます。
 まず最初に、所々、微妙に違和感を感じる表現がありました。
 例を挙げると、
>そう言われて、僕は額に手を当てる……大量の汗が手につく。

 嫌な汗だな……そう思った。

 とありますが、後ろに「嫌な汗」という表現がつくため、この場合は脂汗を表す
 表現、つまり「ぬるりとした汗」などの表現のほうが、より適切かなと思いました。
 その他にも幾つか有りましたが、長くなるので割愛させて頂きます。
 
 次に、後半の有田氏の行動に多少の違和感を感じました。
 というのも、一番最後の、彼がテレビを確認しにいく際の行動に違和感を感じました。
 いや、あれだけの恐怖体験(階段でのこと)を体験した後に、突然テレビが付くという
 異常現象ですよ?普通はそんなにすぐ確認にはいけないかなぁ、と思いました。
 有田氏が恐怖する、または覚悟を決める描写が、個人的には欲しかったです。

>総評
 最高、とまではいかないまでも、いい作品だと思います。

では、そろそろ長くなってきましたので、いつものように締めたいと思います。
ここで私の書いたことが、あなたが小説を書く際の一助となれば幸いです。

生意気にも批評してすみませんでした。
ではまた、後編でお会いしましょう。
★みかん コメントのみ 2009年7月5日 16時26分07秒
武士つゆさん、いつもコメントありがとうございます。

初めて長めの話を書いたのですが、思いの他問題がないようで、
ホッとしました。

これからもより情景がはっきりと想像できるように、
描写をわかりやすく書くよう頑張ります。

汗の件ですが、確かに大量よりもぬるっとしたほうが良いですね、
冷汗と合わさってより分かりやすいと思いました。

こういう描写をもう少し頑張れば、より怖くできたかもしれません。

以後注意して書いていきたいです。

有田の心情で、すぐテレビを消しに行ったのは、
大音量のノイズに我慢ができず疲労も重なって、
早めに消しに行くほうが良いかなと思ったのですが、
むしろ考える時間があった方が良かったです。
もう少し詳しく書いたほうが良かったですね、すみません。

次回からは、そういう点に注意しつつ考えて書いていきたいです。

ためになるコメント、本当にありがとうございます。

よろしければ、後編のほうも読んでくださると光栄です。

では、本当にありがとうございました。
★流魂 レム 2009年7月9日 1時18分40秒
前、中編、合わせて読まさせて頂きました☆
それにしても……表現方法が絶妙ですネ。
スペースを効果的に使い、間を作る事で先を見えにくくする……。
それが恐怖感を煽って良い感じに仕上がっていると思います。
そもそも、スペースを使って区切ることで、全体的に読みやすくもなっていますし。

前編はどちらかというと、視覚的な恐怖に重きを置いて、中編は聴覚的な恐怖に重点を置いていたように感じました。
そうなればやはり後編にも期待が高まるというものです。

えぇ、最後はきっかり午前二時に拝見させて頂きますネww
★みかん コメントのみ 2009年7月9日 1時29分32秒
流魂さん、さっそくのコメント感激です。

スペースが好きなので、良く多用しております。

前編、中編すべて読んでいただいたのですか、頭が下がります。

中編は、やはり聴覚を用いていましたが、伝わって何よりです。

後編は……ぜひ、午前に二時にお越しください。

では、本当にありがとうございました。

また、流魂さんの小説も楽しみに待っています。

ああいう主人公は……大好きです、武器の出し方がジャストフィットです。

では、これで失礼します。

ありがとうございました。
五月 2009年7月20日 15時18分02秒
どうも、五月です。

全部一気に読みました(読ませていただきました
とても面白かったです!
人気なのが納得です!!

正直想像すると怖いですねこのシリーズは〜。
僕ホラーってかけないので凄いです!
ここまでかけるとは・・・。

そういえば、みかんさんはこの怖いものシリーズしか書いてないんですよね?
友重と昨日、「みかんさんの小説〜」とか言って検索して、それしかないことに気づき友重が「・・・・・」と黙りました。
彼女怖い話ダメなんですよ〜(^^;
「ああっ読みたいとは言ったけどまさかホラーだったなんて!!」と隣で・・・。

僕は平気なんですが・・・
というか寧ろ好き?
思いっきり正反対です^^;

★みかん コメントのみ 2009年7月21日 22時00分38秒
五月さん、コメントどうもありがとうございました。

全部ですか……ありがとうございます、涙が出そうです。

怖いものを書こうとしておりますが、
確かに難しいです……私もまだまだ、未熟の生卵でございます。

こんな私ですが、次回作もどうぞご覧になってください。

友重さんには、すいません……ホラーしか書いておりません。
怖いのはだめですか……それは、見てもらうしかないですね!

というのは冗談です……申し訳ありません。
できればあまり怖いと感じないようなものも書いていきたいと思います。

では、本当に評価ありがとうございました。

失礼します。
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