この小説のシリーズ - DEATH SCHOOL 一話【序章】

かな
T市の中学校では、全部廃校になろうとしていた。なぜなら―いや、それは今言うべきことじゃない。

一年二組にて

「おはよーっ」

担任の緒方が髪を染めているのを生徒たちが気づいた。緒方は独身で彼氏もいないせいか、生徒たちにひやかされるのだ。

「せんせーっ髪染めたの?全然似あわないんだけど」

緒方はぐっとおさえながらひきつりながらもニカッと笑いを見せた。きっと腸が煮えくりかえっているだろう。

浅原佳奈は、この平凡な毎日、学校自体に腹が立っていた。こんな学校、早く潰れればいい。そう思っていた。

稲川由香里は、そのちょっぴりふくよかな体に少しミニスカートの女の子だった。佳奈にいつもパシリ的なことをやらせており、佳奈の気分を悪くしていた。

朝自習が終わり、由香里が「本を読むのをやめてください」というのを皆が待っている。

「本を読むのをやめてください」

ほぉっ・・・とやっと終わったぜ。チャラけた男子はそんな顔をしていた。

「今日は、重大な発表があるから、みんなこのプリントを見て理解してね」

佳奈は思った。どうせ、テストが延期?とか。体育の先コーが休み?とか。それサイコー。いい結末。

プリントが配られる。

一番最初にでっかく飾られた文字・・・それは『もうすぐこの学校は廃校になります』だった。

マジで?やりー!とか思ってるうちに、みんな青ざめはじめた。なぜならば―


        もうすぐこの学校は廃校になります。

だが、先生たちはこのまま知識を覚えずダメな大人になる君たちを見ると少し哀しいです。

そのようなことになる前にあなた達はここで一生を終えてください。

ここで、みんなで殺し合ってください。

最後の2人になるまで・・・・

なぜ2人かというと、一人だとさみしいかなと思った先生達の優しさです。感謝してくださいね。

道具はなんでも。学校にあるもの全部です。

じゃぁ2人生き残るまでがんばれ☆


なに・・・これ

これ現実じゃないでしょ。なんかの夢なんだよ。そうだ・・・しっかりしろ自分。

ふざけんじゃねぇ!!!

佳奈の中で何かが爆発した。

「ちょっとコレどういうことですか!?なんでこんな・・・先輩とかも。殺せってことなんですか!?」

「まぁね。私が決めたことじゃないし・・・」

緒方のやつは自分に責任がくることが怖いんだな。全員がそう思ったに違いない。

「まぁまぁ、現実を理解してね。あっ一時間後にチャイムが鳴るから、それからスタートね」

マジかよ・・・信じらんない。

               これ、冗談に決まってんだろうな?

嫌だ!こんなの・・・

               クラスのみんなとも会えないかも。あの人にも


こんな楽しいことはないかもね・・・・ 


               なんか、生きてても・・・・・


みんな様々な気持ちを持っていた。
 

だが、この一言で十分かもしれない。



                  絶望だ!


佳奈はモロに衝撃を受けて、頭が狂いそうだった。

でも、もしかしたら本当に殺し合うのなら―あの由香里にも復習できる。

その醜い顔をもっとグロテスクに。包丁でめった刺しに。今までいろんなことされたし。どうしてもやってやりたい・・・。

ハッ!だめだ。こんな恐ろしいこと・・・やっちゃだめだ。カナ、頭がどうにかしてるんだね―・・・・

「じゃっ。一時間休憩ね!」

緒方はご機嫌?それともわくわくしてる?死ねよ。とか皆が思っていた。

「由香里」

「あーかなちゃん。大変なことになったね」

「由香里はどうすんの?これからさき・・・」

「ねぇ、うちとペア組まない?」

なんだよそれ―・・・・・。絶対にいやだし。いや、死んでもいや。あんたと組むなんてまっぴら!

「いや・・・いいよ」

「なんで!?ゆかたち親友じゃん!」

「そ・・・だけど」

「へーそうなんだ。じゃぁいいよ」

思ったより早く済んだ。よかった。別にこの状況だ。縁を切ることだってできる。

たぶん自分も由香里も死ぬだろうしね―・・・・・

佳奈はもう自分の死を予測していた。自分を殺すとしたら―あいつかな?そうなのかも。

大多喜菜々。自分のことを嫌っている。同じ美術部で、(由香里も)最近冷たくなってきたし、いやがらせもされた。

時には腕や足にペンキ塗られたり、汚れた歯ブラシで顔こすられたし。すごい痛かった。

あいつも、ぐちゃぐちゃにしてやりたかった。

由香里と菜々は、対照的で、由香里は太ってて、菜々は痩せすぎている。お笑いコンビ結成できるほどにうけるものだった。

「かなちゃん・・・」

「小林さん」

小林静香。佳奈の親友だった。同じ行動班で、話し相手としては一番だったかもしれない。

小林さんと呼ぶのには、ただ単に理由はない。幼稚園から友達だったけど、小学校に上がってからそう呼ぶ癖がついてしまったのだ。

「どうする・・・?」

「さぁね。かなは隠れてるよ。人なんて殺すわけないじゃん?」

「ウチも・・・・」

「ねぇ、カスミもだよね?」

静香が泣きついてきたのは金倉カスミだった。佳奈にとって、静香に及ぶくらいの友達だったし、気も合う。

2人は可愛らしい顔をしていた。いつも思っていた。

静香が「ウチとカスミのこと、嫌い?」って聞いたとき、佳奈は「ううん、2人とも全然嫌いじゃないよ」と言った。

そうしたら、「ウチ、かなちゃんのそぉゆうところが好きなんだぁ」って言ってくれた時、すごい佳奈は嬉しかった。

カナ、凄い嬉しかったんだよ?2人はカナを殺したりなんかしないよね?

30分後―・・・・・

時間の半分がすぎてしまった。、まずい。

自分の好きなこと、やらないとできないかもしれないし。趣味の絵を描くことをし始めた。

でも、それは醜いものしか描けなかった。本能的に。自分の最高傑作かもしれない出来栄えかもしれなかった。

『キーンコーン・・・カーン・・・コーン』

地獄へのチャイムが鳴ってしまった。この時が来たのか。もう今からでも死にそうだよ。

行くか・・・早く教室から抜け出さないと。佳奈は急いでいた。

調理室はよそう。武器が多すぎるし、人がいっぱいいて殺されかねない。理科室もだめだ。

じゃあ、あそこは?音楽室。いいかもな・・・・

佳奈は走りだした。

後書き

どうでしたか?おもしろかったですか?おもしろかったならコメくださいッ^^

悪口は厳禁でw

この小説について

タイトル DEATH SCHOOL 一話【序章】
初版 2009年7月11日
改訂 2009年7月11日
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