クレアシオン - 機Щ呂泙蠅寮こ

「ねぇ知ってる?雨は、神様が流した涙なんだって」

機Щ呂泙蠅寮こ

「トラヴィス!」
「ああ、お前か、」
静かな森で、2人の少年の声がする。
森は風もなく、鳥たちが鳴いている。
トラヴィスと呼ばれた少年は木陰に座っていた。
「ストラウド」
「全く。どうしてこうお前はいつも・・・近くにクダンがいたらどうする?」
「大丈夫さ」
「ドコからくる。その根拠は」
「さぁな」
「〜〜〜〜」
ストラウドと呼ばれた少年は18歳か19歳ぐらいだった。
彼が呼んだトラヴィスという少年は16歳か17歳ぐらい。
ストラウドは頭をぐしゃ〜と掻いて俯く。
「だいたい!1人で何処かに行くなっ!」
そしてガバッと顔を上げて叫ぶ。
「さっきも言ったろ?大丈夫さ」
「オレは心配でならない」
「あのなぁ・・・」
トラヴィスは困ったというより呆れるに近い顔をする。
「だいたい!クダンが棲んでるこの森に!お前はどうして毎回来る?」
「・・・綺麗だろう?ココは」
「あ?ああ・・・まあそりゃぁそうだが・・・」
「オレは、此処が好きだからただ来る。・・・それだけだ」
「はぁ・・・」
言っても無駄か。と、ストラウドは呟いた。
「で、村には戻らないのか?」
「戻らない」
「そうかい」
彼らがいう村は、自分達の故郷だ。
つまりは生まれ育った場所。
「お前、二言目には「帰らないのか?」とか・・・いちいち、てか何回目だ?」
「お前がいきなり出て行くからだろ」
「別に無理して付いてくる必要は無かったんだが?」
「お前一人じゃ危ない」
「だから!なんで一言目には「危ない」なんだ!?」
2人が永遠同じテーマの会話を長々と話す。
「危ないもんは危ない」
「理由になってねぇ!」
「はいはい」
「都合のいいように終わらすなっ!」
静かな森で、2人の少年の声が響き渡る。
それを聞いていると、仲が良いのが直ぐに判る。
四字熟語で言うと一目瞭然。
「で、次はどうする?」
「あ?」
「いつまでもこの近くの村にいるわけにはいかねーだろう?」
「あ・・・ああ」
「退勢4日目。そろそろ時間さ」
「・・・そうだな」

トラヴィスとストラウドは、2人で旅をしていた。
故郷を飛び出して、もう3・4年ほど。
2人はもう立派な旅人だ。
クダンに襲われても勝つこともできるし、逃げる事もできる。
ああ、クダンというのはいわゆるモンスター。
人を“敵”と見なし問答無用で攻撃してくる。
無論人からしても“敵”なわけだ。
トラヴィスは剣。
ストラウドは弓を使う。
いつでも何処でも2人はもちろん背負っている。
もちろんの事、寝るときは別だが。
「で、行くのか?行かないのか?」
「行くよ」
トラヴィスはそう呟いて立ち上がる。
「さて、」
トラヴィスはそう言って森の出口へと歩き出した。
同時にストラウドも歩き出す。


「なァ、ストラウド」
「何だ?」
森を歩いている途中、いきなりトラヴィスが喋った。
「オレ達は、何をしてるんだろうな」
「はぁ?」
「これで、良かったんだろうか」
空を見上げてトラヴィスがゆっくりと話す。
「オレとの旅は詰まらないってか?」
「そうじゃない。この旅をして、良かったのか?と」
「人を巻き込んどいてそりゃないぜ」
「すまん」
「お前が素直なのは・・・なんというか変だぞ?」
苦笑いでストラウドが正直に言う。
「まぁ・・・この森にこれてオレは嬉しいけどさ」
「??」
トラヴィスが唐突によく分からない事を言い出すので、ストラウドは首をかしげた。
それからしばらく歩き、あいつはいったいなんて言いたかったんだ?と森を抜けてからふと思った。

夜。
場所、宿屋。
「なァー」
「何だ?」
ストラウドがトラヴィスに話しかける。
「さっき、何が言いたかったんだ?」
「さっき?」
「森の中でだよ」
まだ言ってたのか。
とトラヴィスは思ったが、言わないで置いた。
そして質問に答える。
「何と言われてもな。説明がし辛い・・・」
「おい・・・」
お前な・・・。とストラウドが思った。
だが、こちらも同じく言わないで置いた。
「悪い・・・オレもう寝るな・・・眠くて眠くて・・・」
ぼふっとベッドにトラヴィスがねっころがる。
現在10時。
「・・・了解」
ストラウドは軽く笑って呟いた。
パチン
部屋の明かりが消えて、徐々に視界が真っ暗になった。


朝。
ストラウドが目覚めると、そこにトラヴィスの姿がなかった。
最初はただ宿の1階に行っているだけかと思ったのだが、服を着替えて1階に行っても、彼の姿はなかった。
「あの、トラヴィス見ませんでした?」
ストラウドは宿のおばさんに訪ねてみた。
「さっき出て行ったけど?」
知らなかったのかい?とおばさんは続けた。
(また勝手にどっか行ったな・・・)
毎回のことなのでストラウドはもう慣れつつあった。
だが、だからと言って探しにいかないわけにもいかない。
ストラウドは弓を持って一旦宿を出た。

一方、トラヴィスは―――
「やっぱりココはいいな」
あの森にいた。
この森のこの場所は、トラヴィスのお気に入りなのである。
綺麗な場所で、静かで、居心地がいい。
「ココとも今日でおさらばか、」
今日でこの森ともさよなら。
だから朝早くから来ていたのだ。
「さて、そろそろ行くかな。ストラウドもうるさそうだし」
トラヴィスは呟いて立ち上がり、森を出ようと一歩踏み出した。
すると、
ガサッ
「!」
そこにクダンが現れた。
(!ヤバイ・・・確かにココはクダンの棲みかだったが、現れないものだから油断してた・・・)
草がカサカサと揺れる。
クダンがトラヴィスに近づいてきているからだ。
(たくっ・・・ストラウドがいないのに!)
そんな事を思っているうちに、
ガバッ
そのクダンはトラヴィスに襲い掛かった。
(やられる!)
そう思った瞬間
「ラ リュミエール!!」
少し高い、少女の声がした。
「!?」
トラヴィスがそれに気づき、声がした方角を向く。
すると同時に、クダンがドサッと地面に倒れた。
「なっ・・・?」
何が起こったか分からず、トラヴィスは呆然とする。
「・・・・・・」
そこには、16歳か17歳ぐらいの色がピンクで、ストレートな短い髪をした少女がいた。
肩より少し上というところだ。
ぽつん、
少女がただそこに立ちすさんでいるのを不思議に思うと、トラヴィスの肌に、何か冷たいものが当たった。
「・・・雨?」
空は至って晴れている。
天気雨だ。
すると
「ねぇ、知ってる?雨は神様が流した涙なんだって」
少女が静かに呟いた。
「は?」
いきなり話しかけてくるので、トラヴィスは一瞬ぽかんとした。
「天気雨だから、うれし泣きかな?」
「・・・・・・」
いきなり出てきたので、最初からそれは「不思議」意外の何者でもなかったが、これを聞いて理解した。
この少女は不思議そのもの。
いきなり現れいきなり話し出す。
「オレに・・・言ってるんだよな?」
トラヴィスは一応確認を取る。
「ええ・・・貴方は、どうしてココに?」
「え?あ、ああ・・・好きだから?今日でココとはお別れだからな」
「そう・・・私もココが好きなの。でも、長居はできないから・・・」
「そうか・・・」
一緒なのか?そう一瞬そう思った。
「あ、名前は?」
「と・・・トラヴィス」
「トラヴィス、ね。私はルミネ」
どうして初めて会った奴に名前を聞いて、そしてそれを教えるんだ?
トラヴィスは怪訝に思った。
もちろん少女とは初めてここであった。
いわゆる“初対面”。
「じゃあね」
ルミネと名乗った少女は、そういい残し、気づいた時には消えていた。
「・・・・・・・」
トラヴィスが、訳が分からず立っていると
「おーい!!」
「あ」
ストライドがやって来た。
「お前なァ!またココか?」
「・・・・・・」
「?どうした」
「いや・・・」
「?」
トラヴィスの様子が気になったストライドだが、今はまず宿に戻る事にした。


「また用があったら来ておくれ」
宿のおばさんが軽く2人を見送った。
「ありがとう」
2人はお礼を言って、この村を旅立った。
「・・・・・」
途中、トラヴィスはあの森を見つめた。
「相当気に入ったみたいだな」
「ああ。いいところだった―――」
トラヴィスは綺麗に微笑んでそう言った。


「・・・なぁ」
近くの町に付いた頃だった。
ストラウドにトラヴィスが後から話しかけた。
「ん?」
「神って、いると思うか?」
「神?神ってあの?」
「そう」
トラヴィスは頷く。
「まぁ・・・小さい時からよく聞かされるしなぁ・・・」


1000年、いやそれより前にさかのぼり、地球ができた頃。
“神”と呼ばれるそれは、この地球と言う名の大地に「人」・「自然」・・・そして「クダン」を創りだした。
人は人を襲うクダンを敵と見なした。
その時「どうして神はクダンなどを創り出したのだ!」と人々は叫び、絶望した。
我々を生み出した神は、我々を裏切ったのだ、と。
でも、ある時1人の男が「神がクダンを創ったのは、争いを造る為だ。不幸があるから幸せがある。それはまさに光と影。神はこの地球に理が必要だと思ったのだ」そう囁いた。
だから我々は神に裏切られてなどいない。
世界は“そうあるべきなのだ”。


「とかなんとか・・・言われてたような・・・」
「言われたな。しつこいほどに」
「・・・やっぱり、お前はこの話は好きじゃないらしいな」
「ああ。神は結局“誰の見方でもない”」
そう言って、トラヴィスはゆっくりと瞳を閉じた。
同時に、昔の記憶が蘇った。

「母さん!父さん!・・・アデル!」

「・・・・・・神様でも、泣いたり嬉しんだり、するんだろうか」
「は?」
神が嫌いなトラヴィスが、自分から珍しくそれについて話して来たと思ったら、いきなりの質問。
ストラウドはかなり驚いた。
すごい事言い出したこいつっ!な勢いで驚いた。
「あー・・・それの答えを導き出すのは何年かかるか判らないぜ・・・?」
正直に述べた。
そうだな。とあっさりトラヴィスも同意した。
なんなんだ・・・?ストラウドは心から思った。
が、声には出していない。


「ねぇ知ってる?雨は神様が流した涙なんだって」


涙?
そんなものを、神なんてやつも流すのか?
寧ろ、自分の力でどうにでもなるだろ。
涙を流すのは、本当に・・・弱い人間だけなんだ―――。
そう、俺みたいに―――。


「――――ス」
「・・・・・」
「トラヴィス?おーい、トラヴィス!」
ハッ
「・・・あ・・・?」
「大丈夫か?ずっと話しかけてたんだけど」
「あ、悪い・・・」
「?」
トラヴィスがボーっとしてストラウドは怪訝に思った。
神の話をしてからずっとこんな調子だ。
もう宿について結構時間がたっていると言うのに。
「なんというか・・・」
「ん」
すると突然トラヴィスが口を開いた。
「オレさ、あの森で――――」
「きゃあぁぁぁぁ!!!」
トラヴィスが何かを言おうとしたその時。
大きな悲鳴が宿に響き渡った。
詳しく言うと、宿(建物)の近くである。
トラヴィスは窓から声がした方角を見る。
「なっ!クダン・・・?」
「どうして町に?」
2人は驚いて部屋を出て階段を駆け下りる。
最後の段はビョッンとジャンプして見事に着地した。
「何があった!?」
宿の扉を荒らしく開き、近くにいた町の人間に尋ねる。
「そ・・・それが、子供達と一緒に何故かクダンがやってきて・・・」
「おいおい。その子供とやらが何かしたんじゃないだろうな?」
ストラウドがまさか・・・と呟く。
「かも・・・しれません。先ほど待ちの子供が3人ほど森に行ってます・・・」
そして勘弁してくれ・・・と続けた。
「そんなこと言ってる場合じゃないぞ。早くしないと」
「はいはい・・・」
気がのらない感じでストラウドは先にダッシュしたトラヴィスに続いた。

現場に到着すると、壁やらなにやらぐちゃぐちゃになってしまっている町の広場が目に入って来た。
「ひどいなこりゃ・・・・・」
ストラウドはそれを見て呟く。
「クダンは!?」
トラヴィスは問題のクダンが何処にいるか探す。
すると
「いた!」
直ぐに見つかった。
そのクダンは熊のような感じもの、狼(もしくは犬)のようなものあとは鳥のような感じものだった。
クダンは動物に似ており、たまに間違える輩がいる。
その為被害者が沢山出たりする町もあるそうだ。
だが、動物に似ているといっても力は全然違う。
動物とは桁違いだ。
無用心に近づけはそれこそ命はないといっても過言ではない。
動物と同じで森やら海やら泉に生息しており、普段は大人しい。
襲うのは人ぐらいだ。
「どうする?」
「もちろん、やるしかないだろ」
ストラウドの問にトラヴィスは即答した。
「了解」
それが判っていたかのようにストラウドは弓に手をかけ、微笑んだ。
「行くぞ!」
トラヴィスの合図とともに2人はクダン目掛けて走り出す。
「援護はたのんだ」
「ああ!」
トラヴィスは検なので真っ直ぐ相手に突っ込んだ。
一方ストラウドは弓なのでトラヴィスの少し後で足を止め、攻撃する。
「はあぁぁぁ!!」
ガシンッ!
トラヴィスは熊のようなクダンに襲いかかった。
だが、腕で剣を止められた。
「っ・・・!」
バックステップで反射的に後に下がる。
攻撃は止められたものの、相手が無傷なわけではない。
ヒュッ
そこにストラウドは弓を投げた。
トラヴィスの攻撃を喰らって直ぐに反応できなかったクダンはその攻撃をまともに受けた。
「悪い!」
「大丈夫さ」
「だが、2人で1体やってたら残り2対が何をするかわからない。ストラウドは別のにまわってくれ」
「おいおい、お前は?」
「オレは大丈夫だ」
「・・・そうか」
ストラウドは言われたとおり別のクダンにまわった。
(・・・とは言ったものの。オレ1人で大丈夫か・・・)
すると
「ラ リュミエール!」
(この声は!?)
ざ・・・
クダンは一瞬で倒れた。
どうじに地面が少し揺れる。
そんな揺れも気にならないほどに、トラヴィスは目の前にいる少女に夢中だった。
「お前・・・」
「今日は。トラヴィス」
そう、目の前に現れた少女はあの時あの森で出会った少女だった。
名をルミネ。
「どうして・・・?」
「私もこの町に来ていたの。まさかまた会えるとは思わなかったわ」
ルミネは二コッと笑って言った。
「そうだ!ストラウドは・・・」
「ストラウド?」
「オレの親友だ。ほかのクダンを任せたんだ」
「1体は私が倒したわ。この熊(?)を含めると2体だけど」
「じゃ・・・」
トラヴィスはストラウドの元に向かう。
「ストラウド!」
「トラヴィス?もう終わったのか??」
「そっちは」
「終わった」
「・・・よかった」
ふぅ・・・とトラヴィスは安心した。
「ところで・・・そっちの子は?」
「え?」
ストラウドにそういわれトラヴィスは後に振り向く。
そこにはルミネがいた。
「どうしてお前がいる?」
「倒してなかったら、やろうと思って」
「残念。倒してた」
「そのほうが良かった」
「??」
トラヴィスが普通に話すので、知り合いか?とストラウドは思った。
「2人は、知り合いか?」
「ルシェル村の森で会ったの」
「あそこで?」
「ああ」
トラヴィスも同意する。
「ああ・・・お前が勝手にいなくなった時か」
ストラウドは嫌味っぽくトラヴィスに言う。
「まだ言ってたのかよ!」
トラヴィスは叫んだ。ほどほどに。
「仲が良いんだね」
『そ、そうか?』
「ほら、はもってる」
『・・・・・・』
2人は少し恥ずかしくなり、言葉を詰まらせた。
「あ、そうだ」
「ん?」
「クダンはいなくなったけど、町が騒がしいよ」
「そうだった!」
3人は町の人々が大勢集まっているところに向かう。
クダンを怒らせたはどうやらさっき言ってた子供3人らしい。
大人たちに囲まれ説教されていた。
「お前ら!町はぐちゃぐちゃだ、どうしてくれる!?」
「ご・・・ごめんなさい」
子供は半泣き状態。
「大人気ないな・・・」
「全くだ」
「でも、仕方ないわ。町がこの有様だもの」
ルミネの言うとおりと言えばその通り。
いくら子供といえど、町がぐちゃぐちゃになれば許すに許せない。
「おい」
トラヴィスは3人の前に立った。
いつの間にっ!2人がすぐさま思った。
「どうしてこんなことをした?」
ちなみに言っておくが、トラヴィスは別に子供を庇いに言ったわけではない。
余所のものが他の町に言えることはない。
というより言ってはいけない。
問題にもよるが、今回の問題は口出しはできない。
「く・・・クダンを倒そうとして・・・」
3人の中の1人がそう答えた。
「わざわざ森に行ったのか?クダンに怒りを与えるな。ここから森は少し遠い。町まで襲ってくる奴らじゃない。2度とこんなことはするな。じゃないと・・・オレみたいに―――」
「・・・・・」
それを聞いてストラウドの顔が少し悲しそうになった。
「・・・・?」
ルミネはそれを見て怪訝そうにした。
「どうです?もう子供達も反省したみたいですよ?」
ストラウドはすっ・・・とトラヴィスの前に立ち、大人たちにそう言った。
「・・・そうだな・・・」
町の村長的存在のと思われる人物が数秒黙って、そう口にした。
「良かったな」
トラヴィスは3人の子供の頭を撫でた。
町の人々はそれで許してくれたらしい。
そして村長の1人の男が3人にお礼を言って来た。
「町を助けてくれ有難う」
『いえ』
3人は同時にそう言った。
後にストラウドとトラヴィスもその場を去ろうとした。
「あ、そうだ。えーと・・・あんたは」
「ルミネ。私はルミネ」
ストラウドの質問に即答した。
「ルミネか・・・トラヴィスとはあの森で会ったんだよな?」
「ええ」
「あんたはあそこで何を?」
「私も、あそこが好きだから。だからいたの」
「つまりはトラヴィスと同じってわけか・・・」
「ストラウド。何が言いたい?」
「別に〜」
ストラウドは誤魔化してダッシュで宿に戻った。
「あっ!」
トラヴィスは逃げられた。と呟いて諦めた。
「なぁ」
「何?」
「お前は、神がいると信じているのか?」
トラヴィスはずっと気になっていたそれを訪ねた。
「判らない・・・私は神がいるのか、知るために旅をしているの」
「え?」
まさかの答えが返ってきた。
トラヴィスは「ええ」とでも言うのかと思っていたからだ。
「私は、神なんて存在を見てもいないのに信じられる人達が正直判らない。あ、嫌ってことじゃないよ?私は神がいるのか知りたいの」
固い決意のように思えた。
ルミネの表情は本気のように見えたのだ。
「・・・そうか」
「貴方は、神を信じる?」
「・・・正直、判らない。お前と同じだ」
「そう・・・」
「なぁ」
「ん?」
俯いているルミネにトラヴィスが話しかける。
「お前も、一緒に来ないか?」
「え?」
「旅。オレも神がいるかは非情に興味がある」
正直に言った。
そして神がいたのなら聞きたい事もあるしな。とボソッと呟いた。
どうやらそれはルミネには聞こえなかった。
「いいの?」
「?いいが」
悲しそうにそな表情で呟いたルミネ。
「有難う!」
そして次の瞬間にはその顔が笑顔に変わった。
「何でお前がお礼を言う???」
「・・・うん。誘ってくれたのが嬉しかったの」
「・・・?」
本当に、本当に嬉しそうに呟いた彼女は、道を駆けてくるっと振り返って
「これから宜しく」
そう言った。
その笑顔がトラヴィスの目に焼きついた。
なんとも懐かしい笑顔だった。
自分の知っている人物に笑い方がとても似ていた。
「ああ・・・」
トラヴィスも嬉しそうに返した。

後書き

機△了呂泙蠅寮こΑ
トラヴィスたちにとっての始まりでもありますし、世界の始まりを言ってるから始まりでもあります。
簡単にいうと2つの世界の始まりをさしてます。

クレアシオンってもうちょっとぴんとくる題名なかったかなー(汗)と思ったんですが・・・僕の頭では少し無理があった・・・;;

この小説について

タイトル 機Щ呂泙蠅寮こ
初版 2009年7月21日
改訂 2009年7月21日
小説ID 3333
閲覧数 764
合計★ 5
五月の写真
作家名 ★五月
作家ID 497
投稿数 60
★の数 166
活動度 11432
一言・・・・・・頑張ります。

http://simotukiharuka.blog.so-net.ne.jp/
自分の小説ブログです。
ここに載せた小説についていろいろ書いてます。

コメント (6)

★せんべい 2009年7月21日 18時46分01秒
読みました―。

なんか、始まりの世界っていうより
始まっちゃってる世界ですね、雰囲気的に。
それに、いろんな所が曖昧だったと思います。
まず3人の年齢。
18か19とかよりも、大人びた雰囲気の少年とかいう表現のほうがまだいいと思います。
あとクダンの正体。
鳥だとか熊だとか、よくわかりませんでした。
どうせならしっかりとした形を決めたほうが良かったかな―なんて。

五月さんは連載が好きですね―。
こんだけ連載して忘れませんか(笑)


では、また五月さんの作品を読ませていただきます。
五月 コメントのみ 2009年7月21日 19時10分23秒
せんべいさん>読んでもらって有難うございますww

確かに^^;
曖昧っすかー(汗
ああ、なるほど・・・。
ふむぅ・・・クダンの形はちょっと難しいですね(汗
どうも文字にすればいいかなーという・・・
頑張ってみます・・・。


連載というか、短編のストーリー思いつかないんです(泣
んー結構平気ですねー・・・放置しすぎると忘れますが(笑

有難うございます^^
★みかん 2009年7月21日 21時47分14秒
こんばんは、読ませていただきました。

ファンタジーですか、良いですねファンタジー。

ルミネという女の子に出会い、物語が色々と始まっていますね。
ここからどう話が展開してくるのでしょうか?

私としては、この世界の描写をもっと書いてほしいところです。

海や森、町や山……その他この地球にはあるようでないような、
神秘的なもの、そういった世界観があれば、
ファンタジーはもっと深くなると思います。

そこに主人公達はどう進むのか、
そういったところを書いていけば良いのではないでしょうか?

色々言って申し訳ありません、続き期待して待っていますね。

では、失礼しました。
五月 コメントのみ 2009年7月22日 7時43分51秒
みかんさん>なるほどー!。
そうですね・・・やってみます!

せんべいさんのも踏まえて書くことが増えましたね(頑張りますー;;
友重 2009年7月22日 10時59分30秒
どうも、読みましたよ。

他の方が言っているように、確かに曖昧なところが多々ありました。
けれど話しはとてもいいと思います。

今度もがんばってください。
五月 コメントのみ 2009年7月22日 14時19分13秒
友重>えーと、僕が知ってる友重だといいのだけれど、間違ってたらすいません;;

その曖昧なところを言ってくれると助かりましたー(汗(オイ
それは、どうもですww

はい。頑張りますー・・・。
というか正直☆をもらえるとは驚きだった(え
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