クレアシオン - 次Р良韻遼造い星


次Р良韻遼造い星


ザァァ・・・
風が気持ちい町だった。
黒の世界と誰かが呼んでいた。
その町は一面影で、日が一切当たっていない。
太陽が注ぐ方向に、とても邪魔な壁がある。
それは隣の町との境界線代わりらしい。
それを外せば問題は無いのだが、隣のその町とは、とても仲が悪いらしい。
その2つ町は「太陽の国」と「影の国」と、呼ばれていて本当の名前はもう、町の人々でさえ覚えていなかった。
ずっと前から、そうらしい。
その、太陽の国と呼ばれる町と、影の国と呼ばれる町には、1人ずつ“歌姫”がいるらしい。
それは国で一番美しい声を持つ少女が20年毎に選ばれるらしい。
「真っ暗だ・・・」
「ああ、さすが“影の国”と呼ばれるだけあるな・・・」
トラヴィスとストラウドがとある町、通称影の国を歩いていた。
とりあえず北へ北へと向かってきたら、ここに辿りついた。
ルミネとクロードは“太陽の国”にいる。
4人で今日はこっち、明日はこっちとやっても良かったのだが、何故か別行動になった。
前は3人だったので、二手に分かれることができなかったが今は4人だ。
そして明日になったら合流して情報交換。
何か情報があったほうに改めて4人で行く事となった。
「そういえば・・・」
暗い町の中を歩いている途中、ストラウドが
「2人で歩くのは久しぶりだな」
ふとそんなことを思う。
「あー・・・そう言われれば」
トラヴィスもすっかり3人・4人に慣れて、忘れていた。
「ルミネとクロードは分かれて行動して1人を久しいと思ってなきゃいいけどな」
トラヴィスが笑って言う。
だが・・・



影の国と、町並みが特に変わらない、そんな太陽の国にルミネとクロードはいた。
「クロード!何処〜?」
・・・トラヴィスの発言は洒落にならなかった。
何故かまぁ2人は逸れてしまったらしい。
「こっち人が多い〜」
そこはとても光が満ちている場所だった。
その分影も濃く映る。
暖かいのは光だけではなく、町の人々も賑やかに話している。
旅人と思われる人間も今まで見た中で一番多い。
「まずったー・・・1人が懐かしいなんて言ってられないよぉ〜」
ルミネは焦って走り出す。
途中で、動かない方がいいのかな・・・?そう思ったが、もう!と思い、やはりダッシュした。



「こっちはあまり人がいないな」
「そうだなぁ。太陽の国の方に向かう旅人は沢山見たけどな」
きょろきょろ当たりを見渡しながら2人は話す。
「に、しても複雑な造りだなぁ・・・」
町の家や道などを見てトラヴィスが言った。
家はマンション的なものが多く、隣同士のマンションで紐を通して、そこに洗濯のタオルなどが主に乾してあった。
「いやー・・・影だからけで、乾くか?」
「・・・乾かないと思う。が、気温によってはどうにかなるかも」
正直な感想を述べた。
隣同士で仲が悪いと、どちらも大変だ。
とくにこちらが。日の光を、この町の人々は、何年見ていないのだろう・・・。
それで、いいのだろうか?
「ん?そういや、此処何処だ_?」
ピタッと足を止める2人。
「そういや、どう来たんだっけかな」
・・・・・沈黙。
「なぁ・・・ストラウド?」
「何だ。トラヴィス」
2人は都市ほどではないが、それに劣らない広い広いこの町で、しばらく歩いてとある失態を犯した。
「最初に、地図を貰うべきじゃなかったか・・・?」
「全く持って同感だが、もう遅い!」
そう。
“迷子”になってしまった。
この町は広いうえに迷路のような造りだった。
太陽の国もまた然り。
「どうするよ・・・?」
「オレが聞きたい」
ルミネとクロードに続いてトラヴィスとストラウドも大変な状況だった。
この人達は離れると大変なことになる魔法にでもかかったのか?と言いたくなる。
「どうして、此処はこんな迷路のような複雑な造りなんだ」
トラヴィスが苦笑いで言った。
と、そこに
「この“影の国”と“太陽の国”は、数多の争いを繰り広げてきた―――」
白い花びらと共に、ショートの白髪に、蒼い眼をした少女が現れた。
胸元にある、青いリボンが目に付く。
そして続けた。
「この影の国と太陽の国は“元は1つだった”。そこに壁を作り、2つに分かれた」
「な・・・?」
「じゃあ、名前が判らないって、元から1つしかないから、2つ探しても見つかるわけがないってことか?」
ストラウドの言うとおり。
いきなり現れたその不思議な少女は、再び続けた。
「その1つの町に、2種類の種族が存在した。その種族達は、後に同じ街に住む同士で争いを始める。そして、争いは収まることなく時代を超えて続いた。そして今、ある壁を立てることで争いは収まった」
その白髪の少女は、マンションの屋根からバルコニーに降り立ち、そこから地面に着地して、2人の目の前に現れた。
「・・・・・」
黙るしかなかったトラヴィスとストラウド。
「お前達は、此処のことが知りたいのか?」
すると、少女が口を開く。
その済んだ瞳は、つい見とれてしまうほど綺麗だった。
「あ、ああ・・・」
トラヴィスはぎこちなく返事をする。
「なら、ついてきて」
少女はすたすたと歩き出す。
2人は顔を見合わせて、着いていく事にした。
このままでも何も始まらない。
ずっと迷子のままの可能性もあるだろうし。



その頃、こちらは・・・
「探したよ!」
「お前からいなくなったんだ」
「クロードからよ」
「お前だ」
くだらないことで言い合っていた。
「取りあえず・・・廻ろうか・・・」
「・・・ああ」
やっと話が収まった2人。
意外に合わないことは極端に会わない2人であった。
「トラヴィス達は大丈夫だったかな」
「あいつらなら大丈夫だろう。多分な」
複雑な町の中を、地図を見ながら進む2人が、あっちの2人のことを気にしていた。
一応地図を貰うのを忘れ、一時的に迷子だった2人であったが、不思議な少女のお陰で迷子からは解消された。
「ん?」
ルミネがふと上を見上げた。
そこに、長い黒髪に、赤い眼をした少女が立っていた。
白い肌が目に付く。
「屋根の上!?」
ルミネがその少女が立っている場所を理解してビックリする。
「すっ滑って落ちたら・・・!」
「落ち着け」
今にも走り出しそうなルミネの肩をガシッとクロードが掴んだ。
「バランスを保ってる。大丈夫だろう。お前が言って屋根を揺らしたほうが落ちる」
「・・・そ、そうだね」
振り返って苦笑いをした。
「・・・えーと、何をしているの?」
ルミネはその少女が気になった。
居る場所も危険だし、それに――――。
とても存在感がある感じだった。
目が離せない。
そんな、感覚。
「此処から、あっちにいけないかって、思ってた」
「え?」
「あっちとは、影の国のことか?」
クロードの質問に、ええ。と少女は短く答えた。
でも、どう考えても、たとえ屋根の上に上ったとしても、あの高い壁を越えるのは不可能だ。
それでも少女は、壁の向こうを見据えているようにその場に立っていた。
2人は、それを静かに眺めていた。



そこは綺麗な1つの塔だった。
その真後ろには2つの町を隔てる壁。
少女が言うには、この塔の後には壁を挟んで、太陽の国の塔があるらしい。
元は1つの塔だったものを、町と一緒に2つにした。
少女はそう語った。
「この壁で2つに別れたこの町は、それから争いが無くなった。でも、影の国の者は、もう何十年も太陽を見ていない。それの所為で、旅にでた輩もいた」
「あの壁を、壊そうとは思わないのか?」
トラヴィスがつい聞いてしまった。
「あ、悪い。別にまた争いが始まって欲しいとかの意味じゃなくて・・・」
「判っている。壊そうと思えば壊せる。戦いも何十年も前のことだ。だが、“壊してしまったら、また争いが始まるんじゃないか?”そう人々は思ってしまった。だから、あの壁が消える事は無い」
少女は塔のバルコニーで空を見上げながらそう言った。
「じゃあ、一生このままだってか?」
「そう」
少女は振り返ることなく、外を眺めたままストラウドの問に答える。
数秒後、少女の目の前を白い鳥が3羽ほど飛び立った。
なんとなくだが、その時、少女が嬉しそうにした気がした。
「あ、名前。オレはトラヴィス」
「ストラウド」
2人はすっかり忘れていた自己紹介を終える。
「・・・私は、フィオーナ」
「フィオーナ・・・」
挨拶を終えた3人。
すると
カチッ。
時計の針が12を指した。
「・・・時間だ」
「?」「?」
時間?と2人は首を傾げた。
その答えは、直ぐに判った。
少女は、バルコニーから部屋に入り、奥にあった螺旋階段へと足を伸ばした。
カツン・カツンとリズミカルに少女が階段を上がる音がする。
ピタ。
すると足音が止まる。
どうやら頂上に着いたらしい。
そこで、少女はゆっくり息を吸う。
そして
「――――――――」
その瞬間。
とても美しい歌声が響いた。
「これは・・・」
「・・・ああ、なるほど。2つの町にいる歌姫ってのは、1人はフィオーナだったわけか・・・」
ストラウドがイスに座ったまま言う。
トラヴィスは螺旋階段を上がりだす。
ストラウドは行動派ですこと、と言って見送った。
「君が!歌姫だったのか・・・?」
「・・・そう」
少女は短く言った。
「どうして、歌姫が生まれたんだ?」
「お前達は、世界を知ろうとしているのか?」
一瞬で見破られた。
恐るべし歌姫。
「・・・ああ」
「そう。歌姫は、2人いる。影の国の私と、もう1人――――」



そこは塔だった。
1つの高い塔だった。
少女の話では、この塔の後には壁を挟んで影の国の塔があるらしい。
少女は、螺旋階段を上って歌を歌っていた。
「凄い・・・」
「・・・・・」
それを、イスに座ってルミネとクロードが聴いていた。
「歌姫というのは、こいつのことか」
「そう、みたいだね」
2人は少し広い部屋で、そんなことを話していた。
その美しい歌声は、いつまでも響き渡る。
「確か、歌姫は2人いたな」
螺旋階段を下りてきた少女にクロードが問う。
「ええ」
少女は短く答える。
「それは、町が2つに分かれたからか?」
「・・・ええ。分かれたと同時に、歌姫は2人生まれた」


元は、1つの町だった。
その町は、2つの種族の集まりでできていた。
人々は、仲良く平和に暮らしていた。
だが、ある時・・・その町に亀裂が走った。
平和は争いへと変わり、憎しみや悲しみを生んだ。
それを消す為に、最終手段へと2つの種族は手にかけた。
それは町を2つにする事だ。
種族・種族で範囲を決めて住み、本当は1人だった歌姫も、2人になった。
それは十年・二十年・三十年とそのままだ。
そして今も、町は2つ。歌姫は2人だ。
歌姫は、昔から決まった時間に歌を町へ送る。
それは今も、変わりなく。


「君は、このままでいいと思ってるのか?」
「・・・正直、判らない。平和ならこのまま闇に潜むのも悪くない。でも、人々は太陽の日(ひかり)を恋焦がれている。それで、全てが旅に出てしまえば、もはや此処は私一人」
淡々と語る少女に、
「・・・それで、いいのか・・・?」
トラヴィスはもう一度質問をする。
「・・・私は生まれてこのかた、太陽というものを見たことが無い。私の周りにいたのは、この影だけだ。それでも、争いが起きない為なら、望んではいけない」
少女の決意は固かった。
あの争いを、また起こしてはいけない。
これは恐らく、2つの町の決意だろう。
「・・・・・」
トラヴィスは何も言わなかった。
何も、言えなかった。
「それでも―――」
振り返った少女の髪を、強い風が揺らした。
「私は、この国が好きだ」
「―――――――――」
その少女は、大切なものを知っているのだな。
そう、思えた。
大切なものへたどり着く為に、少女はあえて何もしないのだろうか。
でも、1つの大切の為に、ほかの“大切”を切り捨てるのか?

太陽は壁に遮られ、影しか見たことが無い少女。
もう一つの種族から、日を奪ってしまった国の少女。
奪うものと奪われるもの。
それはいつでも存在する“理”。
2人の歌姫は、理を受け入れるだろうか。



「お前は、それでいいのか?」
何処かの誰かさんと同じ事をとある少女に問うている少年がいた。
「・・・良くは無いかもしれないわ。でも、また争いが起きるのなら・・・」
「それが嫌だからあの屋根の上から、隣の国に行こうとしていのではないのか?」
少女は何も答えなかった。
もし、自分の我がままで壁を壊してしまったら町の人間から絶対と言っていいほど何かしら言われるだろう。
それは、もしかしたら「死」に繋がるかもしれない。
そして、考えたくもない方向。
また、あの争いが始まってしまう可能性もある。
もちろん、そんなのただのこじ付けかもしれない。
それでも、もし。もし、また争いが起こってしまったら。そう思うと、人々はどうすることもできなかった。
「それでも、私はこの国が好き」
歴史の風は、冷たいけれど。
それでも、少女達は、生きている。

「私の仕事は、歌う事だ。人々に喜びを送るために」
「私の仕事は、歌う事。人々に安らぎを送るために」

少女達は言った。
それを聞いた少年達は、他に何も言わなかった。
言ってはいけなかった。
2つに分かれたこの町は、壁を壊してしまったら、今現在も争いに呑まれることになるのだろうか?
それが判らない。だから人々は恐れて何もできない。
でも、そのままじゃ・・・何も、始まりはしない。

スゥ・・・町の中の隙間隙間を詰めたい風が透き通る。
「神なんて、いはしない」
「・・・・・・」
町中で、そんなことを言いながら渡り歩いている人間がいた。
此処最近、ずっとああしているようだ。
前は、あんなではなかったらしい。
「あんな人間も、増えてしまった」
少女は悲しそうに言った。
それは、悲しみ意外の何者でもなかった。
トラヴィスとストラウドは、うっかり地図を貰い忘れたので、滞在する間フィオーナに案内役になってもらう事にした。
「あら、フィオーナ。いつも有難う」
「いえ」
道行く先・先に、フィオーナに感謝する人間が毎回いた。
ああ、やっぱり感謝されているのだな。
町の人々にとって、フィオーナの歌声は、“光”のようなものなんだろう。
人々は、皆同じ空にだかれている。
それなのに・・・。
「本当に、影しかないな」
「ああ、見事に・・・」
到着した時も驚いたが、本当に影しかない。
あたり一面真っ暗。
「・・・・・」
フィオーナは何も言わずに黙々と歩いた。
「わっ!!」
そんな彼女の目の前で、向こうから走ってきた子供が1人こける。
「大丈夫?」
そう言ってフィオーナは少年を立たして、友達の後を追わせた。
子供は、ありがとう。とお礼を言って駆け出した。
普通の子供なら、転んだら泣いているだろう。
でも、その子供は泣かなかった。
「不思議か?」
フィオーナは相変わらず人の考えをお見通しだ。
「日が当たらない生活だ。闇に怯えてはいけないし、転ぶ事などそれに比べれば・・・そんなことももっと小さい時から心に刻んでいるんだ。だからそんな事で泣いたりしない」


泣いたりしない?


「・・・本当は泣きたいのに、泣けないのか?」
「・・・そうかもしれない。でも、心を強く持たなければ、この国では生きていけない」
ハッキリとそう言われた。
戦火が燃えていた、あの頃に戻してはならないと。
それは町の人間が全員思っていること。
此処では、“常識”なのだ。
「さ、行こう」



塔の中に、2人の少女と、1人の少年がいた。
「ごめんね」
ルミネは苦笑いで黒髪に赤眼の少女に言った。
「いいわ。疲れてたんでしょう?」
何の話かというと。
会話をしていない人間が、1人。
クロードはイスに座った状態で寝ていた。
「・・・別の意味で凄いよ。どうしてイスで寝れるの」
ルミネが変なところで感心していた。
する事ではないのだが。
少女が町に付いて説明をしてくれてる途中、寝てしまったらしい。
よく言う、先生の話や長い説明は子守唄だと。
あれ?言わない?
「よく日が当たるねーこの塔」
「そうね。・・・誰かから奪ってしまった日で、私達は生きている」
少女は言った。
黒い本を片手に。
その本は、表紙が真っ黒。
中を開くと、数多の戦争の規則が残っている。
それは、もう1人の歌姫も持ってるらしい。
本は、代表として2人に渡された。
「あ、ごめん。名前を言ってなかった、私はルミネ。こっちはクロード」
寝てる少年の変わりにルミネは名前を教えた。
「私はクリスティーナ」
もう1人の歌姫、クリスティーナ。
「宜しく」
「ええ」
やっと自己紹介が、といか今頃、終わったのであった。



また、町の中を歩いていた。
都市に負けない広さだ。
というか、本当に「国」と言っていいかもしれない。
これはまだ半分。
まだ半分あると言うのだから。
「なぁ、あれは本当に史実なのか・・・?」
「そう。あの塔に、1冊の黒い表紙の本がある。それに記されている」
少女はトラヴィスの問に淡々と答える。
「それが偽者って事は?」
「ない。著者も実際存在した人物」
少女はストラウドの問いにも続けて淡々と答える。

それを史実と認めたならば、確かにそれは“真実”なのだ。
真実とは何か?
これは人の考えによる。
でも、オレは「信じる事」ではないかと思う。
間違ってるかも論理かもしれない。
でも、そう思う。


「貴方は、このまま生きていくの?」
そう聞かれた事があった。
その時の私は、何もいえなかった。
今も、これでいいのか・・・そうは思うが、自分の大切なものを守るには、何かを切り捨てるしかない・・・。
何かを買うのに、お金が必要なように、何かを得るには何か対価が必要になる。
それは、いつでも同じ。
いつもの“理”。
「クリスティーナ?」
「あ、ごめんなさい」
ぼーっとしていた少女ははっと我に帰る。
「どうするのかしら?今日はココに泊まっていく?」
「ええっ?いいの??」
まさかそんなことを言われるとは思っていなかったルミネ。
クリスティーナはただ笑顔で返した。
「じゃ、じゃ・・・クロードも起きそうにないし・・・」



今はもう夕方。
もう直ぐ宿に戻った方がいい時間。
だが・・・
「なぁ・・・、今夕方なんだよな?」
懐中時計を眺めるトラヴィスにストラウドが確認する。
「ああ・・・暗くてもう夜みたいだ」
「ココは、ずっと夜のようなもの」
この町に慣れきっているフィオーナが当たり前のように言った。
トラヴィス達も、時計を見なかったら時間がわからずずっと町を回る所だった。
「フィオーナ、案内有難う」
トラヴィスは、もう宿に戻らなきゃ、とフィオーナにお礼を言う。
まだ全てを廻れたわけではないが、フィオーナのお蔭で迷わずに住んだ。
「戻り方は覚えてる?」
その問で2人があ・・・と呟いて顔を見合わせる。
どうやら、覚えてない。
ただ少女についてきただけだったので道を詳しく把握していたわけではない。
安心しすぎていたという事だ。
「・・・そう。じゃ、こっち」
フィオーナは振り返って宿に案内する。と短く言った。
「あ、ありが――――」
トラヴィスが再びお礼を言おうとした時だった。
「あぁぁぁぁぁ!!!」
路地の法から1人の30代ぐらいの男が鉄パイプを持ってこちらに向かってきた。
「なっ!?」
男が向かう先に居たのは―――
フィオーナ。
「お前がいたって、ずっとココは影の国だぁぁぁ!!」
八つ当たりの言葉だった。
でも、フィオーナは逃げようとはしない。
それを、受け入れているように。
「フィオーナ!!」



その時、
ジャラッ
トラヴィスの懐中時計の鎖が鳴る音が聞こえた。

後書き

どうも、こんにちは五月です。
昨日はボクだけの作品ではなかったので、今回は本当に自分だけのモノを。
クレアシオンは、どんな町とか村とか作ればいいか悩みます(−−;)
悩んだ時というか小説を書くときはほぼ、音楽聴いてます。
音楽からヒントを貰ったり。

そんなこんなでこの話が生まれました^^;
一応2話完結・・・のはずですが、もしかしたらのびるかもー・・・。

この小説について

タイトル 次Р良韻遼造い星
初版 2009年8月14日
改訂 2009年8月14日
小説ID 3420
閲覧数 720
合計★ 3
五月の写真
作家名 ★五月
作家ID 497
投稿数 60
★の数 165
活動度 11432
一言・・・・・・頑張ります。

http://simotukiharuka.blog.so-net.ne.jp/
自分の小説ブログです。
ここに載せた小説についていろいろ書いてます。

コメント (2)

★ 2009年8月14日 18時31分03秒
感想の書き方を変えます。

・良かったところ

世界観がよく出来ています。

ストーリーが一方通行ではなく、ちゃんと遊びを入れていることがとてもよろしいかと。

・悪かったところ

キャラとキャラが接しているときの会話がたまに不自然なところがあり、気に掛けました。

では、失礼します。
五月 コメントのみ 2009年8月15日 6時29分50秒
丘さん>いつも有難うございます。

ふむぅ・・・不自然なところがありましたかぁ・・・;;
気をつけますね^^;
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