夢の中の物語 - 第三章“First story”

(この白夢というやつは、凄いヤツだ・・・。)               

と、榊は思っていた。                          


なにしろ白夢は教室の場所はおろか、この学校全ての設備を         

たった一回の案内と一枚の紙を見ただけで把握してしまったのだ。      


(白無の頭はどうなってるんだ?)                     
                                                        とも思った。                              
                                    
                                    
「榊くん。」                               
                                    
「?なんだ?」                              
                                    
「あの・・・次の時間『美術』なんだけど・・大丈夫かな?」         
                                    
                                    
・・・しまった。やってしまった。                                                        この学校一番の難所だというのに・・・。                 
                                    
                                    
先ほども説明したがここの学校は小・中・高が一緒になっている学校だ。    
                                    
それゆえ小・中・高の場所ごとに同じ教室、                                                     
特に副教科の教室を置くお金がない。                   
                                    
なので副教科のための教室がひとかたまりになって             
                                    
この学校の離れのような場所に置かれている。               
                                    
                                    
しかも今は教室に戻ってきたばかりだ。                  
                                    
走っていったとしてもギリギリの時間で遅れてしまう可能性大だ。      
                                    
遅れるとペナルティがつき、反省文を10枚も書かされる。         
                                    
                                    
そんな面倒なことはしたくない。                     
                                    
                                    
「やばいな・・。」                            
                                    
「とにかく急ぎましょう!」                        
                                    
「そうだな。」                              
                                    
                                    
俺らは走り出した。                           
                                    
この分だと間に合いそうにない。                     
                                    
白夢に悪いことをした。                         
                                   
                                    
と、思ったとき急に白夢が立ち止まった。                 
                                    
危うくぶつかりそうになったが目の前の景色を見て俺は立ち尽くすしかなかった
                                    
なぜなら目の前にはたくさんの生徒がいてみな固まってたからだ。      
                                    

みんながいる所は副教室に向かうときに使う通路の所で

そこからは教室が見える。
 

何事かと野次馬の隙間を二人が進んでいくと、

そこに広がっている景色は信じられないものだった。

「ない・・・。」

ないのだ。そこにあるはずの景色、そこにあらねばならない景色が・・・。



なんと教室がないのだ。なくてはならない教室が・・・。          

「♪〜〜〜♪〜」

いつも通り鼻歌を歌いながら歩いてきた美術の先生がビックリした顔でこちらを見て、

そして前を見た。


絶句。


やはり先生も固まってしまった。

「どういうことだ・・・!?」

と一言いってから先生は

今日は自習にする。

といった。


ぞろぞろと歩いて教室へ戻る生徒達

みんな今の心境やらを語り合っている。

そんな中二人だけ無言で帰っていく人がいた。


俺と白夢だ。


特に白夢は、                                                                  なにやら深刻な顔をしている。


いったいこの学校に何が起こっているのか。


そんなことを考えているのだろうと榊は思っていた。



人事のように・・・。

後書き

コメントをいつも書いてくださる『丘サン』
いつもありがとうございます!

この小説について

タイトル 第三章“First story”
初版 2009年10月3日
改訂 2009年10月12日
小説ID 3532
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コメント (2)

★音桜 2009年10月4日 0時48分55秒
えと、率直に言いますと、空きすぎです行と行の間が。
あきすぎると帰って読みにくい人間がいます。私です!というか、私以外にも多分いらっしゃると思われます。その辺を少し治されたほうがいいと思います。こちらにコメントを下さりありがとうございました。
★ルビナ コメントのみ 2009年10月12日 19時41分42秒
指摘ありがとうございます!!
早速直しました!
行の空き過ぎには、
これからも気をつけます!
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