夢の中の物語 - 第六章“白夢の苦手なもの”

5時、ようやく準備の担当やらが決まった。

明日からは授業が3時間、準備が3時間となる。

みんな帰る準備をし、ぞろぞろと去っていく。

俺と白夢は最後に出た。

帰り道のこと。

「あの・・・榊くん・・。」

「?どうした?」

「榊くんて音楽得意ですか?」

「ん〜。どうだろうな・・・。一応得意だと思うが・・・。」

「1つお願い事聞いてもらってもいいですか?」

「あぁ。なんだ?」

「あの・・・私に『笛』を教えて下さい!!」

「別にかまわないが、笛苦手なのか?」

「はい・・・。昔から少し笛がダメで、明日テストがありますし、教えて欲しい
と思いまして。」

「そうだったのか。じゃあ教えてやる。ところで場所はどうする?」

「私の家でどうでしょうか?」

「じゃあ、6時に白夢の家で。」

「分かりました!じゃあまた後で。」

「じゃあな。」

そして6時。

俺は白夢の家に入った。

入ってみると結構古いが俺はこんな洋館が好きである。

古い家というような感じの雰囲気が好きなのだ。

洋館と言っても靴を脱いで入るらしい。

玄関を入って廊下を少し歩いて右側に和室、

左側に客間、

廊下の突き当りを右に行くと

広い居間とダイニング、

そしてキッチンがあった。

大きな居間にはピアノ・バイオリン・フルートが置かれており、

ダイニングにあるテーブルの上には笛と紅茶が2つ置かれていた。

「では、よろしくお願いします!」

「よし。ところで何を演奏するんだ?」

「思いついた音を楽譜に書いてみたんですが、どういう風に演奏したらいいか分
からなくて・・・。」

「ふーん。じゃあその楽譜かしてくれ。」

「はい。」

と白夢は手に持っていた楽譜を俺に渡した。

受け取った俺はピアノのところへ行き、演奏した。

とても綺麗な音色だったらしい。

「すごいです!榊くん!!」

と拍手する白夢。

「いや、そうでもないと思うが・・・。とりあえずこんな風に演奏したらどう
だ?」

「はい!頑張ります!!」

そして厳しい特訓の末、ようやく完璧に演奏することができた。

「やったな白夢。」

「あ、ありがとうございました!!」

と、一礼。

時間は9時16分だった。

「じゃあ、もう遅いから帰る。」

「はい。おやすみなさい!」

「おやすみ。」

翌朝。

「おはようございます!榊くん!」

「あぁ。ところでテストいけそうか?」

「はい!もうバッチリです!!」

「そうか。よかった。」

「ところで気になっていたんですが、文化祭でお店をするのは普通高校からじゃ
ないですか?」

「あぁ。ここの学校は中・高とする事になってるんだ。

最初は違かったらしいが高校生だけ店をするのは差別だ!!!

と中学生全員が言ったらしい。

それで校長が制度を変更したらしい。」

「そうだったんですか。しかしなぜ私たちのクラスはメイド喫茶なんでしょう?」

「それは瑚水のやつが担任だからだ。」

「え?」

「瑚水が担任のクラスはそうなると言うしきたり的なものだ。」

「そんなしきたりが・・・。」

「あぁ。他のクラスもそんな感じだぞ。一組は『松穂(まつすい)』先生だから
『プラネタリウム』、

二組は『赤秋』先生だから『クラシック』

三組は『霊山(れいざん)』先生だから『お化け屋敷』と決まっているんだ。」

「あの、その『クラシック』とは何をするんですか?」

「それはな、『クラシック』に使う楽器を1つだけ店に飾ったり、

教室の中は白と黒をモチーフにした飾りやらをつけたりするんだ。

俺は結構好きだぞ。」

「へー。私も行ってみたいです!」

「そしたら当日一緒に回るか。」

「へ?いいんですか?」

「別にいいよ。」

「ありがとうございます!!」

「あぁ。」

こうして俺は文化祭を白夢と一緒に回ることになった。

これならあんなことにはならないだろうと思った。

学校に着き、1時間目2時間目と過ぎ、問題の3時間目の音楽だ。

「みなさん!今日は昨日言っていたテストをします!」

「はーい!」

「じゃあ、出席番号1番から!」

俺は『さかき』なので15番目だ。

白夢は転入生なので一番最後の27番だ。

「15番!榊君!!今回はどんなオリジナルなのかな?」

「演奏します。」

俺は演奏した。

先生はまた10点をくれた。

10分後。

「27番!あら、白夢さんね。頑張って♪」

「はい。」

白夢は演奏した。

昨日よりうまくなっていた。

結局10点は学年で2人だけだった。

俺と白夢だ。

先生はビックリしながら俺らをほめまくった。

テストは最高の結果で幕を閉じた。


次は文化祭の準備だ。

後書き

書くことが・・・ないです・・・。

この小説について

タイトル 第六章“白夢の苦手なもの”
初版 2009年10月29日
改訂 2009年10月29日
小説ID 3583
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