LostChildrenシリーズ - Case6〜SIN(前編)〜

今から10年前、私が4歳の頃の事だったと思う。
 そのときから私は気弱で、泣き虫で、両親の傍について離れようとしない甘えん坊の────どこにでもいそうな普通の女の子だった。
 加えて父母共に、それなりに名の知れた技術者だったらしく、家に帰ってくるのも深夜過ぎとかだったので、私の甘えん坊ぶりは日に日に酷くなっていった。
 普通の親なら「仕事なんだから我慢しなさい」と、私の甘えを一喝していただろうが、私の両親は私が落ち着くまで……気の済むまで一緒にいてくれたのだ。
 
 「いつも淋しい思いをさせてごめんね」と優しく抱き寄せる母は、グリスや有機溶剤の臭いが少ししていたが、女性として……母としての“いい匂い”の方が俄然強かった、とても優しい人で
 「今度の休日には、家族でどこかに遊びに出かけような」と、私の頭を撫でながらそう約束してくれる父は、どこか子どもの様に無邪気で……
 でも、子供だった頃の私を片腕で軽々と担ぎ上げるほど、力持ちで頼りがいのある人だった。
 
 そんな“ある日”、私は両親の提案で二人の『仕事場』に遊びに来ていた。
 初めて両親の『仕事に勤しむ姿』が見れるとあって、二人が作業を行っていた研究棟(ラボ)の様子を、離れた待合室で、私は今か今かと待ちわびて────
 待合室に備え付けられたモニター越しに、二人の様子をワクワクしながら見入っていた。
 
 
 
 
 そのわずか十数分後………
 
 
 目を刺すかの様な強烈な閃光に、辺りは飲み込まれ────
 
 
 再び私が意識を取り戻した時、私は焼け崩れた瓦礫(ガレキ)の中から“堀り出”され……
 両親は研究棟(ラボ)の一室の壁に焼き付いた『影』と化していた。
 
 
 
 
Lost Children
〜The opening of the end of the sorrow〜
 
Case6〜SIN(前編)〜
 
 
 炉心融解(メルトダウン)による消失事故。
 後に新聞やTVが一斉に報じたのが事の始まりだったのかもしれない。
 両親を始めとする研究者たちが造り出そうとしていた、新型の核融合炉が設計ミスと思われる原因によって起動実験中に突如暴走。
 炉心近くで作業をしていた、私の両親も含め数百人が爆発時の超高温と爆風によって一瞬のうちに『消滅』した。
 突如として襲い掛かった悲劇に、親戚も含め、誰もが私に同情の視線を向けてきた。……が、それも最初の内のみ。
 調査団が公表した“事実”によって、その眼差しは一気に180度別のモノへと変貌した。
 
 
 『本件の炉心融解は人為的な作業欠陥が最終的な原因と推測されるが、
  現場の最高責任者であった園部誠一・巴の両名は事故の証拠隠滅を図
  り、同じく現場で作業を行っていた他の人々を道連れに奔走するも、
  結果的に暴走を食い止める事が出来ずにそのまま融解に巻き込まれた
  ものと思われる。
  この事実は極めて遺憾であり、本事故を引き起こす原因を作った関係
  者・関係各局に厳しい対応を求めるものとする』
 
 
 ────周囲の眼差しは、明らかに『蔑み』のそれへと、瞬く間に変わっていき、特に“犠牲になった”人々の遺族達からは『殺意』とも取れる、侮蔑に満ちたものだった。
 
 「お前達一家のせいで、あの人(あの子)は死んだんだ!!」
 
 そんな責め苦が毎日の様に続き、押し寄せる『償い』の重圧に耐えきれずに、私の親戚の殆どが離婚・一家心中・蒸発に追い遣られていき……
 私が、最後の一人となった。
 
 
 ────別に楽になろうと思えば、手段はいくらでもあったし、周囲……特に周りの大人達は止める事も無かっただろう。
 でも私は死ななかった。──否、“死ねなかった”のだ。
 
 もちろん『死』に対する恐怖という感情もあったにはあったのだが、それ以上に私は『本当の事』が知りたかったのだ。
 幼子の私がひいき目に見ても、私の両親は『仕事場』の人達から絶大な信頼を集めていた様に思えたし、
 “あの日”だって多くの人達が、父や母……あの計画に携わっていた人達全てに期待を寄せていたのだ。
 そんな両親が己の名誉を保つために『事故の隠蔽工作』を目論むなんて考えられないと、子供心なりに理解していたから────
 だから、マスコミが毎日報じる、欺瞞に満ちた『事実』よりも『真実』を私は知りたかった。
 
 しかし、事を起こそうにも私はそのときまだ4歳。幼すぎた。
 『真実』を追い求めようにも、結局は“人殺しの娘の戯言”と云われて突っ返されたし、存命の親戚を頼っても、関わり合いを持ちたくないのか連絡が殆ど取れない状態。
 ……仮に取れたとしても、向こうは知らぬ存ぜぬの一点張り。
 両親の無実を晴らそうにも、己の『力』が無さ過ぎるばかりに何も出来ない自分が歯痒かった。
 何より、私は当時まだ4歳の子供。────本来なら親や親戚といった周囲の人間から愛情を一心に受けているであろう年代。加えて人一倍の甘えん坊だった私。
 
 失ったものはあまりに大きすぎて────替わりになるものも有る筈もなく────────
 心に開いた巨大な穴の痛みを抱えたまま私は、絶望に身を震わせ、毎日枕を濡らし続ける日々がしばらく続いた……。
 
 
 
〜8年後 Eight years later...〜
 
 時は流れ、人々の記憶も曖昧なものへと変わっていき……“あの日”の記憶もそれに伴って過去のものとして消え去ろうとしていた頃。
 当時4歳だった“人殺しの娘”────私、園部リナは近所の小学校を無事卒業し、中学1年生になろうとしていた。
 事件の当事者であった私も、今となっては昔ほど『あの日の真実』について躍起にはならなくなっていた。
 ──時の流れのせいで半ばどうでもよくなってしまっていたのかもしれないが、それ以上に……新たな“生きる希望”が得られたのが大きな要因かもしれない。
 
 
「お姉ちゃんっ!」
 
 
 家を出ようと靴を履いている私の背後から、一人の男の子が駆け寄ってくる。
 セットで“作った”ようなツンツン頭ではなく、髪質のせいで周囲にボサボサと広がったような薄い青紫の髪型。
 歳も歳な為、幼さが若干残る顔つきに黄色がかった茶色の瞳。
 ポテポテと可愛らしい擬音がしそうな走り方で、彼────祐(たすく)は私の背中に飛びついた。
 
「お姉ちゃん、いまから学校に行くの?」
「えぇそうよ。
お姉ちゃん、今日から中学生になったからもう祐と一緒に学校に登下校出来なくなっちゃうけど……
祐ももう8歳なんだし、今日から一人で学校に通うのよ?」
「えーー」
「『えーー』じゃないの。それでなくても私の通う中学校と祐の小学校って、走っても30分以上離れてるのよ?
入学式初日に、いきなり遅刻してお姉ちゃんが笑い者にされてもいいの、祐は?」
 
 「それはダメ!」と、首をブンブンと横に振る祐。
 ────我ながらすさまじく「お姉ちゃん」してたなぁって思う。
 
 祐は私が6歳の時に“保護した”子で、当時彼は2歳位だったと思う。
 『推量系』なのは、“本当の両親”がまだ見つかっておらず、身寄りも判っていない状態でしかも彼自身が幼い頃に「ふたちゅ」と自分で言っていたから。
 当然いつまでも私が預かっているというのにも限界があるので、警察の方には親御さんの捜索願を出しておいたし、
 彼が物心ついた時に私は
 
『私とあなたは、本当の姉弟ではないから……あなたの本当のパパとママが現れたら私はあなたと離れなければならない。
 それでもいいのなら────本当のパパとママが迎えに来てくれるまで、私があなたの「お姉ちゃん」になって、あなたの面倒を見ます』
 
 
 ────と、宣言した。
 今思い返せば、結構無茶な事をしたなぁって思う。
 でも、あえて施設に入れずにそうしたって事は、私自身、淋しかったんじゃないかと思う。
 何故なら……私自身も施設に入る事を拒み、今もこうして『この家』に住み続けていたのだから。
 
 多額の慰謝料を遺族の方々に払う為に、両親の保険金やら蓄えやらは全て費やしてしまったが、私は両親の衣服やその他の遺品を売り払う事で、何とかやりくりは出来ていたし、
 何より────今となってはあまり憶えてはいないが、両親との思い出の詰まったこの家を出たくなかったから……だから私は施設暮らしよりも、この家で暮らし続ける道にこだわったのだ。
 
 ……閑話休題。
 とにかくそういう経緯で、園部家に居候する事となった、当時まだ名も知らない男の子に「祐」という呼び名をつけ、“家族ごっこ”のような事を続けていた。
 そして……私が得たもう一つ“希望”。それが────
 
「ジェス兄さん、いってきまーすっ!!」
「ああ! 気をつけて行ってくるんだぞ!」
「はぁーい♪」
 
 少し離れたアパートの一室から私の声に答えてくれる『兄代わり』の人。
 半年前に近所に越してきた第20番街(旧暦時代のアメリカに当たる街)出身のレナンジェス=スマッカーさん。
 「長ったらしい名前だから、気軽に『ジェス』って呼んでくれ」と、初対面時の第一声として告げるほど、気さくで人当たりのいい人。
 仕事の都合で、この第54番街に一人(20番街に妹さんが一人いるらしい)越してきてからというものの、仲良くなって家族同然の付き合いをさせてもらってる。
 
 
 ……結局、私の時間は“あの日”から止まったまま、未だ動き出してはいなかったのだ。
 体は次第に少女の面影を無くしていき、胸も少しずつ膨らんで身体全体が丸みを帯びるなど、大人のそれへと変化していっていると云うのに、私の心にはポッカリと空洞が出来たまま。
 幼い頃に失った『家族』のスキマを、偽物の『家族』で埋めようとしていた、愚かな私。
 無論その事には最初から気づいていた。“家族ごっこ”では、本当の家族の替わりにならないという事を……『偽物』は所詮、『本物以上』には成り得ない事を。
 
 そして…その偽りの時間は、そう遠くない未来において唐突に終わりを告げるだろうと……。
 
 
 ────その“終わり”は、思いの外早く訪れる事となった。
 
 
〜それから半年後 More six month later...〜
 
「そういえばもうすぐ学園祭だけど、リナは何かいいアイディアでも浮かんだ?」
「えっ? ──うーん、私は……まだ考え中。一(はじめ)君は?」
「僕は……クラス全員で演劇でもやりたいなー何て考えてるんだけど」
「オイオイ……ンなありきたりの出しモンで、皆が納得するかいな。どうせヤるなら、とびっきりのド派手なヤツをやな────」
「当て字からものすごく危険な香りがする……」
 
 不安だった中学生活にも大分慣れ…私にも沢山の友人ができた。
 中でも私と一番仲が良かったのが、今私の左隣で熱く力説する赤坂剛君と……
 彼の隣でツッコミを入れているのがうちのクラスの委員長、藍川(あいかわ)一君。
 二人は小学校の時からの付き合い……本人曰く『腐れ縁』だそうだが、そのやり取りもかなりの年季が入っていて、端から見る分には面白いんだけど……
 時々やり取りがヒートアップし過ぎる事があって、最近ではそんな二人の間に私が割って入って仲裁する────というのが、周囲の暗黙の了解となっていた。
 
「まぁまぁ、二人共。──所で結局、剛君は何を企画しようとしてたの?」
「水着コンテスト(スク水限定)!」
「……あ、あはは」
「やる季節を間違ってる上に軽くセクハラだし、そもそもウチの学校では水泳の授業なんて無いから水着なんて持ってないし」
 
 はあ…とため息を洩らしながら一君がつぶやく一方で、私はどうコメントしたらいいのか分からず、ただ苦笑いを浮かべるしかなかった。
 
「何にしても……学園祭まであと1ヶ月と少し。悔いの残らない様に、各自しっかりアイディアを考えてくるように!」
「はいっ!」
「うぃっす!!」
 
 それぞれの個性に満ちた返事を元気よく返すと、私たちはそれぞれの帰路につくべく、道中の交差点で別れを告げた。
 二人と別れた後の私は、今頃我が家で退屈そうに私の帰りを待っているであろう祐の表情を思い浮かべながら、家路についた。
 
 “…………………”
 
「──? 何だろう…今何か聞こえた様な気が」
 
 何処からともなく耳に入った『何らかの音声』に、私は首を傾げた。
 コロニーの天井に映し出された空の仮想映像は、もうかなり日が傾いていて、街路の暗さも次第に増していった。
 何とも言えない不安が、私の心を焦りの色へと染めてゆき……家路に急ぐ歩幅も、足を進める毎に広く、速くなっていく。
 
 すると────
 
 
 パスンという乾いた音が微かに鳴り響いた直後、私は急にバランスを崩してそのまま前に倒れ込んだ。
 倒れた事自体による痛みはほとんど無い。地に突っ伏す直前に両手を地面につく事でショックを吸収したのが幸いした様だ。
 だが、ソレとは別の…焼ける様な痛みが、私の右太股を走り抜ける。
 
「あうっ……!!」
 
 あまりの激痛に顔を歪ませ、反射的に痛みが走った患部に手をあてがう。
 その瞬間、あてがった手に妙なぬめり気を感じ────痛みでつぶっていた瞼を開くと……
 
 私の手は、自らの血によって朱(あか)く染め上げられていた。
 
「ひっ…! な、何で──こんな?!」
 
 よく見てみると、私の右太股には1cm程の穴がポッカリと空いており、そこからややどす黒い血がゆっくりと流れ出ていた。
 受け入れがたい現実に悲鳴を上げつつも、乾いた音と共に自分の足に開いた小さな穴……これらのキーワードから、私はようやく『自分が撃たれた』という事実に行き着く。
 が、行き着いたはいいものの、私は傷の痛みと“撃たれた”というショックから立ち上がる事が出来なくなっていた。
 だが、今この場に留まっていたとしても私は襲撃者のいい的でしかないのは間違いなかった。
 
 ────結果、私は『自分が狙われる理由』も判らぬまま、残った左足と両腕だけで何とか前へ前へと逃げ出す事が出来た。
 ……そういえば、以前祐と一緒に観たミリタリー映画の主人公が、こんな姿で戦場を這っていたっけかなぁ……。確か、『匍匐(ほふく)前進』って言ったっけ?
 あの時祐は、微笑しながらそのシーンを観ていたが……成る程。
 生死が懸かった状況では見た目格好などを気にしてられないって事か……と、今更ながらどうでもいい事を思い出していた。と────
 
 パスンッ────!
 
 
「あぐっ!!」
 
 今度は右肩に激痛が走り、再び私は地面に突っ伏した。
 しかも今度は受け身を取る事も叶わず、胸から顎の順に鈍い痛みが走り、追い討ちをかける。
 私は残った左半身だけで何とか動いて逃げようと試みるが、思う様に力が入らず、全く前に進めなかった。
 仮に前に進む事が出来ても、真っ直ぐにはほど遠い、……その場旋回とも取れる様な動き。
 
 痛い、苦しい、辛い、熱い────
 体中を様々な苦痛によって支配され、最終的には思考までもが冷たい無機質なものへと変わっていく感覚。
 
 
 ああ……そうか。
 どこか懐かしいと思ったら、私は“以前にもこうなって”いたのだ。
 全てを失った“あの日”────私は一度そうなりかけていたのを、その時少しだけ思い出した。
 感覚が冷めていき、全てがどうでもよくなってしまう程、自分の心が闇に溶け込んでいく────
 
 
 
 『死ぬ』という結末に。
 
 
 最後の抵抗手段を奪った犯人が狙うのは、恐らく私の頭蓋か心臓だろう。
 運命に抗おうにも、力が出てこない。少し血を……流し過ぎたからだろうか?
 
(加えてさい近、学えんさいの…はなし合いが……長びいて………ねぶそく、だったから…………よけいに……………ねむくな…っ……て)
 
 もうダメだ。言葉を発する気力さえ失せる。そして────
 
 パスンッ────
 
 
(きこえた……あのおとが………。────でもへん、だ…なぁ……いたく、ない……や…………)
 
 朦朧とする意識の中、重くなってゆく瞼をゆっくりと開けると……
 
 
 
 
 TVのニュースでしか見た事のない、OCSIANのソルジャーが、戦闘衣であるコンバット・スーツを身に纏い……
 私の前に立ちつくしていた────。
 
 
 ……………………
 …………
 ……
 
 私が目を醒ましたのは、襲撃から丸二日が経ってからの事だった。
 目を開けると、目の前には剛君や一君…祐やジェス兄さん、そして学校のみんながいて────
 祐の目はウサギの様に真っ赤に腫れ上がり、一君と兄さんの目の下にはうっすらとクマが浮かんでいて……剛君はものすごい剣幕で私に掴みかかった後、
 何かを堪える様にその腕を振り下ろしてその場にへたり込んだ。
 
 襲われた理由については全く心当たりがないので、厳密に言えば私に責は無いのだろうが……私は心の底から皆に謝った。
 皆を一様に心配させ、悲しい思いをさせたのは他ならぬ、私なのだから。
 
 その後、主治医から告げられたのは……退院は早くても二ヶ月先になるだろうということ。
 学園祭には────とても間に合いそうもなかった。
 
 
 
 程なくして…意識を取り戻した私の元に、警察やら報道関係の大人達が大勢押し寄せてきた。
 でも、彼らの態度には……兄さんや剛君達の様な“心配”からくる感情は微塵も感じられなかった。彼等の冷ややかな視線は、今でもはっきりと憶えている。
 『またこの娘かよ』と軽蔑しながらも、“地域の安全”を守る為に仕方なく事情聴取を淡々とこなし、周辺の捜査に当たる警察。
 『面白いネタになりそうだ』と、ある事無い事をでっち上げ、“数字”を獲る事に躍起になるマスコミの人達。
 
 ────月という過酷な環境の中で暮らしていくと、人の心はこうも堕ちるものなのか。
 誰もが生きていくのに必死で……他人の事なんか考えている暇もなくて……そうして疲れ切った心を潤すのは、昔も今も変わらない『他人の不幸や罪、過ち』。
 他者を蔑み、貶める事で“自分はコイツよりマシだな”と自分自身を正当化し、誰もが『自分を客観的に見る』ことを拒否する。
 “あの日”も…そしてこの時も変わらない現実。
 そんな大人達の目を見続けていると……これまでの満ち足りた自分の周りにすら疑問が浮かぶ。
 私は……本当に『私として』見られ、必要とされる存在なのかと────。
 
 
 
 疑心暗鬼に陥った私は……皆との面会を、次第に断るようになっていった。
 
 
 
 ────あの人を除いて。
 
 
 ……………………
 …………
 ……
 
 
 他の皆は私が拒むとそれ以上は介入しようとしてこなかったが、ジェス兄さんだけは違った。
 私がどれだけ「逢いたくない」と言っても“面会謝絶”の立て札すら無視して病室に入ってきたり(一度、着替えの最中に入って来られた時もあった)、
 私が布団を被ってそっぽを向いても、しびれを切らした私が布団から出てくるまでずっと待ち続けてたりした。
 しばらくたった頃、私の事を調べ回る大人達が減っている一方で、全く諦める事を知らない兄さんの行動に私は苛立ち────
 そんなある日、我慢の限界を超えた私はついに兄さん相手に“切れた”。
 いつもの様に笑顔で部屋に入ってきた兄さんに、私は手元にあった物を手当たり次第に投げつけ、ここ最近のストレスを全て兄さんに吐き出した。
 
 驚きながらも兄さんは、物をぶつけられても痛がる様子を全く見せず────むしろぶつけられながら私の元へと歩み寄り……
 
 
 思いっきり平手打ちをしてきた。
 
「──っ!!」
 
 パァンッという乾いた音が、わずかな時間だけ室内に響き渡る。
 私がぶたれた頬に手をあてがいながら兄さんの顔に視線を向けると────兄さんもまた、今まで見た事もない“心の底から怒っている”表情を浮かべて私を睨み付けていた。
 が、その後すぐにその表情は悲しみのそれへと変貌していき……困惑する私の上半身を、そっと優しく抱き締めてきた。
 
 
「信じられないかもしれない……だけど────全てを諦めるには、まだ早いんじゃないかな?」
 
 全てを見透かしたかの様な、兄さんの呟いた一言は、荒れ果てた私の心を瞬く間に癒し、潤していく。
 
 
 “少なくとも……君が目を醒ました時の気持ちは本当だと思うし、オレだってそうだったさ。
  生まれ故郷に残してきた妹と同じ位、君はオレにとってかけがえのない……オレの大切な妹だ。
  だから……全てを拒絶する様な、悲しい事をして欲しくないし、言わないで欲しい。”
 
 
 伝わってくる、兄さんの温もり。
 “家族ごっこ”と割り切り、自分を保つ為に嘘をつき続けていたのは私だというのに……
 一年という短い時間で、いつの間にか私はこの人にとって『そういう存在』になっていたのかと思うと嬉しくてたまらなくなる。
 すると今度は別の────熱い感情が胸の中に込み上げてきた。
 我慢しようとしてもどんどん溢れ出てくる感情のマグマは、私の頬に熱い液体を滴らせた。
 
 
 たとえ嘘でも…夢でもいい。
 
 
 この時間が、もっともっと長く続いて欲しいと願ってしまうのは、私の我が儘なんだろうか?
 
 そんな事を思っていた私だったけど、その答えは浅はかなものだとすぐに思い知らされる事になる。
 
 
〜運命の日 The Destiny day...〜
 
 
 今思い返せば、私の身体は他の皆とは違う“何か”を持っていたように思えてならなかった。
 怪我をしても普通なら有り得ないスピードで治ってしまっていたし、今回にしたって、傷口が塞がるのに一ヶ月ほど掛かるだろうと言われていたが……
 “兄さんの一喝”があった日から、ものの二〜三日……入院してから半月程で傷口は完全に塞がり、筋力の衰えも全く無かった為にリハビリの必要も無く、
 わずか20日程で退院出来てしまい、学園祭にもギリギリで間に合うようになっていたのだ。
 当然主治医を始め、病院関係者から不審な目で見られたが、この身体の事は私が聞きたい位だった。どう考えたって普通じゃない。
 
 それでも、自分の足で立って歩く事が出来、何より学園祭に参加────はさすがに無理だとして、せめて見学でもと言う事で、私の心はどこか弾んでいたのかもしれない。
 久しぶりに“自分の足”で向かう学校……自然と足取りも軽やかなものになる。
 
 そして、校門に差し掛かったその時────
 
 
 校門から轟音と共に強風が吹き荒れ、一緒に様々な“モノ”が飛び出してきた。
 
 先ず最初に目に入ったのは他のクラスが準備していた出し物の案内看板。
 爆発らしきもので破壊された為か、所々小さな火が燻っていて木やプラスチックが焼け焦げる嫌な臭いが鼻を突く。
 次いで目に入ったのが────
 
「っ!!!」
 
 人間の足……足、足!!
 肉と血が焼ける臭いも遅れて鼻孔に到着し、私の五感に認め難い現実を突きつける。
 それからさらに遅れ、他の生徒や先生達の悲鳴が響き渡り、一端遠ざかっていた私の思考を現実(リアル)へと引き戻した。
 意を決して校門からグラウンドに進入すると……不気味な出で立ちをした男の人が三人、グラウンドの中央に立ちつくして気配のする方角……この場合、私の方をじっと眺めていた。
 体中にプロテクターを装着し、顔にはガスマスク……一人はグレネードランチャーを、残りの二人は機関銃という重装備。腰には手榴弾まで装備している念の入れ様。
 一体何が目的で────とも最初は思ったが、男達の視線の先に“何が在る”かを考えると容易に想像出来た。
 
 ………この人達の狙いは、恐らく私。
 以前の襲撃時、私を殺す事に失敗した上に『私をガードする存在』まで現れた為にここまでの重装備を講じるに至ったというのか。
 
 『……目標発見。陽動活動を終了し、本任務に移行する』
 
 ガスマスク越しに、冷ややかな……感情が一切籠もっていない声を出すと、彼は私を『認識』して機関銃の狙いを私へと定めた。
 
 
 ────それからは、ただ一方的に攻め立てられた。言うなればこれは『狩り』。私という名の仔兎を獲物にハンティングを行う狩人の遊び。
 逃げても逃げてもすぐに追いつかれ、その度に撃たれ────そんな事を繰り返しながら逃げ惑っている内に私は、街外れの廃工場エリアに逃げ込んでいた。
 
 中に逃げ込んでも当然人っ子一人おらず、誰かに助けを請う事すら出来なかった。
 ……元より、私を追い回している人達の姿格好を見れば、途端に逃げ出してしまうに違いなかったろうが。
 そして私はついに……壁を背後にして袋のネズミと化した。
 
『────随分と逃げ回ってくれたものだな。
我々相手にここまで逃げ仰せるとは立派なものだったが……所詮は子供。そのしぶとさに免じて、苦しまないように一撃で死なせてやる』
 
 男の一人が、携えたグレネードランチャーを構えながら吐き捨て、その狙いをゆっくりと私へと合わせる。
 が──それを傍にいた他の男の一人が制止し
 
『まぁ待て。どの道もう逃げられやしないんだ。
冥土の土産にとびっきりの“絶望”をくれてやってから殺しても遅くはないだろ?』
 
 どうやら今までの『狩り』はこの人の発案した流れらしい。マスク越しでも判る、薄気味悪い笑みを浮かべながら男は私に歩み寄ってきた。
 
『そう怖がるなよ……お前だって気になるだろ? “何で自分がこんな風に狙われなきゃならない”のか?
知りたけりゃ教えてやらん事もないが、俺を恨むのは筋違いって事は憶えておけよ。何てったって────』
 
 
    “8年前の炉心融解事故も、俺が細工をしたんだからな”
 
 
「…………え?」
 
 瞬間、私の思考は一時停止をした。
 今まで思い出さないように……“思い出すと堪えられなく”なるから、ずっと封印していた記憶。
 いやそれよりも────“この男は何を知っている?”
 
『俺達は“とある組織”に属する傭兵でな。8年前のあの事件も、とあるクライアントが持ち込んだ依頼の一つだ。
詳しい“仕事の中身”については「仕事」の都合上ここでは話せねぇが……お前の両親が心血注いで造っていた新型エンジンに細工をして────後はお前の知ってる通りだ』
 
 幼い頃の私が求めて止まなかった『真実』────私達家族の運命を変える事となったあの悲劇を、男は“思い出話を語る”かの様に、嬉しそうに……無邪気に喋り続け
 
『だが2ヶ月程前────同じクライアントから再び依頼を寄越されてな。傑作だったぜ、その理由が!
何でも「成長した娘が我々の事を調べ、復讐を行ってくるかもしれないから“処分”しておいてくれ」……だとよ』
 
 そう言って、男は懐からサバイバルナイフを引き抜くと……刃先を私の服……厳密に言えば私の胸元を留めている服のボタンに引っかけ………一気に引き裂いた。
 それに伴って服は真ん中からパックリと開かれ、そこからまだ小さいながらも確かに“成長”している途中の私の胸が、ブラと共に男達の前にさらけ出された。
 
 声が出なかった。いや、『出せなかった』と言っていい。
 これから訪れる、確実な死という現実。見知らぬ男に服を破かれ、下着付きとは云え、柔肌を晒してしまった事への羞恥心。
 様々な感情が入り乱れて、脳が処理し切れないでいたのだ。
 
『……確かに、8年前はただのガキだったのに────いつの間にかこんなにまで大きくなっていようとはな』
 
 下劣な言葉を吐き続ける男は、怯える私をみてさらに続けていく。
 
『────本当なら作業現場に残された連中の“絶望に満ちた顔”を堪能しながら、ドでかい“核の花火”を見る予定だったんだがなぁ……
テメェがあそこにいたせいで全てが台無しになっちまった!!』
 
 突如声を荒げ、叫ぶ男に私はビクッと身体が震えた。そのまま歩み寄ると男は腹いせとばかりに動けない私を殴り、蹴り飛ばす。
 ひとしきり私裁を続けた後も、なお満足しないのか男は私の髪を掴み、持ち上げた。
 
「あうっ………!」
『テメェがあの場所にいたお陰で……連中は融解までの残された時間を「出力の減衰」に費やして、しまいにゃ満ち足りた表情を浮かべて、挙げ句「あの程度の爆発」で終わらせやがった!!』
 
 
 
 
「────え?」
 
 男の吐き捨てた言葉が何を意味するか、私はすぐには理解出来なかった。
 必死に、全てを理解しようと……頭を働かせていると男は突然、私の髪を掴んでいた手を離し、距離を取り────
 
『もっとゆっくり嬲ってから殺してやろうかと思ったが、気が変わった。昔の事を思い出したらムカムカしてきたからなぁ……とっとと死ねや』
 
 ドスの利いた声で最後にそう呟くと、男は他の二人と共に銃を構え、私に鉛と火薬の雨を浴びせてきた。
 
 
 
 目を閉じたまま、幾ばくか時が過ぎた頃...
 自分が生きているのか、それとも既に苦痛を感じる暇(いとま)も無く死に果てたのか。
 轟音とも取れる銃声の台風が過ぎ去った直後、私は恐る恐る目を開いた。
 
 私の目の前には────
 
 
 あの時と同じように、コンバット・スーツを身に纏ったソルジャーが立ちつくしていた。
 だが、一つ違う点があるとすれば、全身の装甲がヒビ割れ、焼け焦げ、銃弾によって貫かれ、大破寸前だという事。
 それは、彼の頭部を覆うヘッドギアとて例外ではなく、次第にヒビ割れが拡大していき────
 
 
「言ったろ? 君はオレにとって大切な妹だから……絶対に守り抜いてみせるって」
 
 
 ガラスが砕け散るような音を立てながらヘッドギアは粉々に砕け散り、
 額から血を流し、口からも吐血しているジェス兄さんの顔が現れた。
 
 今まで以上の、優しそうな笑顔を浮かべながら、兄さんは混乱状態の私の方に向き直り……傷だらけの身体を引きずる様に歩み寄る。
 だが……
 
『……テメェ等が兄妹だったとはしらなかったが、折角の感動のご対面だ。
二人仲良く、地獄へ……逝きな!!』
 
 
 さっきの男が再び銃を構える……が、先程使ったものとは異なるタイプの銃を構え────引き金を引く。
 放たれた一撃は……兄さんの心臓を装甲越しに貫き、その延長線上の、私の腹部を貫通するにまで至った。
 
 真っ直ぐに放たれた光の一閃と共に飛び散る、兄さんの鮮血と肉片。
 その直後に直径約1cmの狂気は私の腹内をこれでもかと焼き尽くし、外へと飛び出した。
 
 ────痛いとか、そういった感覚は殆ど無かった風に記憶してる。
 全ての出来事が、まるでスーパースローモーション映像の様に流れていき────
 
 
 
 
 私は……『壊れた』。
 
 
 
 
「ぅ……ぁ………ぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
 
 
 叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ。
 喉が切れても、眼球内の毛細血管が切れ、血の涙を流す事になっても私は叫ぶのを止めない。
 止めどなく溢れ出る感情はとても抑えきれるモノではなく、体中が焼ける様に熱い。
 体中の血が沸騰したかの様な熱さ。
 視界が真紅に染め上がり、意識は深淵よりも深く……深く、暗く黒い世界へと堕ちていく。
 
 その中で、私は今までにない体験をした。
 
 
《主(あるじ)よ……汝は何を望む?》
 
 
 暗い……何一つ見えない“世界”で私は声をかけられた。
 
(……誰? 誰、なの──私を呼ぶのは?)
 
 声が“世界”に響き渡る。“声の主”は静かに、私に告げる。
 
 
《主が望めば、我が力を授けよう。────全てを焼き尽くす、無情なる裁きの炎の力を》
(裁…き……?)
《然り。主を壊そうとする存在を…主を煉獄へと堕としめんとする存在を、我が力によって滅ぼすのだ》
 
 
 暗闇の中で響き渡る“彼の言葉”は非常に甘美で……知らず知らずの内に私は魅せられ……手を伸ばす。
 
 
《────承諾。主と我との血肉の契(ちぎ)り、今ここに成立せん。
唱えよ…我が力を解き放ち、現世に真(まこと)の姿を繋ぎ止める言霊を………》
 
 
 知らない筈────初めての筈なのに、自然と頭に浮かんでくる。
 まるで『本当の私』じゃない『もう一人の私』が、自然と口を開いて紡いでいる様な感覚────
 そして……
 
 
「A consciousness change. A devil person, you should walk conquering the whole nation by force with me(意識交代。魔人よ、我と共に覇道を歩むべし)」
 
 
 そこから、私の意識は完全に途切れた。
 
 
 
to be continued...
 
 
−The next previous notice−
 
 知るべきではなかった少女の過去、そして業の重さ。
 それは、心優しき少女が一人で背負うにはあまりにも過酷なもの。
 全てを知った上で、仲間達が出来る事は決して多くはなかった。
 
 だが、全てを知ったからこそ『成すべき事』を考える事が出来る。
 “彼”に残された時間は、あと僅かとなっていた……。
 
 次回、Lost Children 〜The opening of the end of the sorrow〜
 Case7〜SIN(後編)〜
 
 唱える時、世界は暗転し……この世は朱に染まる。

後書き

はい、というわけでお待たせしてスイマセンorz
今更ですが、こんな暗い設定を作った理由を真剣に問いただしたくなった『作った張本人』のtakkuです←マテ

さて、今回は遂にやってきてしまった愛娘(←マテ)、リナの過去を語る回という事で、基本今回と次回はリナ視点で進んでいきます。
実は私が“園部リナ”というキャラクターを生み出したのが高校2年……今から10年程前の事です。
ぶっちゃけるとリナの過去については当時から殆ど変わっていません。つまり最初から“あんな目に遭うと決まって”いたのです。
酷ぇ作者だ。←ぇ

まあ元々、彼女を始めウチのオリキャラ勢はかつて少年ガンガン(後にマックガーデンに移籍)にて連載されてた
ラブコメ作品『まもって守護月天!』とのクロスオーバーを前提に生み出されたので、
その登場人物達と肩を並べても大丈夫……てかぶっちゃけ押し退ける位の勢いを持ったキャラクターにしなければと『意気込みすぎ』て、こんな有様に。

なので、『過去話』のプロットみたいなものは既に出来上がってたのですが、あまりの内容のダークさに今まで何度鬱になりかけた事か(泣)。
加えてイメージアップの為に作業用BGMとしてスパロボのサントラの中で『悲しい雰囲気の曲達』をチョイスしてずーっと流していた為に鬱具合に拍車をかける結果に相成ったわけです。
……人間、何事も程々が一番だなぁと痛感した一幕です。

────てか、『過去話』は思いっきり次回もあります。あるんです。
……僕の苦悩は、もうしばらく長びきそうです(T_T)

この小説について

タイトル Case6〜SIN(前編)〜
初版 2009年11月14日
改訂 2009年11月24日
小説ID 3609
閲覧数 1031
合計★ 8
takkuりばーすの写真
ぬし
作家名 ★takkuりばーす
作家ID 194
投稿数 12
★の数 54
活動度 2247
ぬるぬる更新となっていますが生暖かく見守ってください(謝)

コメント (4)

★丘 圭介 2009年11月17日 20時15分35秒
おいっす、丘 圭介です。
では感想を。
内容がとても面白かったです。こういう話って良いですよね、迫力があるし、張り詰めた空気のドキドキが面白みを出しているし。申し分ない出来だと思います。
文章も良いですね。読者を飽きさせず、逆にストーリーに引き込ませる感じで。
では、失礼
★takkuりばーす コメントのみ 2009年11月23日 15時53分27秒
>丘 圭介さん
コメントありがとうございます〜
そう言って頂けると鬱と戦いながら必死に書き遂げた甲斐があります(^^;)
今回もそうなのですが、このシリーズは主にシーン描写に力を入れて書こうと決めているので
バトルにしろ、日常にしろ、キャラクターの一つ一つの動きに込めて書いたのが伝わったのなら本望です。

ですが、基本的に自分はギャグメインな思考。
こういうシリアスでダークな話も好きは好きなんですが、いざ書くとなるとテンションが長続きしないという難儀な頭。
こんな自分ですが、仕事の合間を縫って地味に更新していきますので見守っていてくださいませo(-_-)oペコリ
ひとり雨 2010年7月5日 21時39分32秒
こんばんは!
先日は私の作品にコメントありがとうございます!

僭越ながら私も「Lost Children」シリーズ読ませていただきました。
では、感想をば。


こちらこそ、弟子というか寧ろ拝まさせてください(真剣


地の文から続く緊張感! 息をつかせぬ展開! 正直、読み終わった後すっきりしすぎて感想残すの今の今まで忘れてました;;
文章力見習いたいっす、本気で!

キャラ的にも、文句なしです。リナと実の掛け合いがもうニンマリイヒヒヒヒww(誰
もー、クール一直線の真正直人間? とか思ってたら意外に少年らしいミノルが好きになりました。

人物描写も細かいところまで行き届いていてとても読みやすかったです。

気になった点をあげるとすれば、「!」が多いくらいですか。長い文なのでどうしても書き方に偏りが生じていたり、キャラの言い回しかもしれないですが、緊急の時や声を荒げたなど、描写があってもいいかな、と感じました。

うー、変な事言っててすみません;;

でも、物語に惹かれたのは本当です。これからも読ませていただきます。執筆頑張って下さい!

それでは。
★takkuりばーす コメントのみ 2010年7月6日 19時23分24秒
どうもこんばんわ。コメントありがとうございました^o^/
……つか気付くの遅すぎだろ自分orz
というわけで、コメントレスをしていきたいと思いますー

>文章力見習いたい
そう言って頂けるとこちらも鬱と戦いながら書いた甲斐がありました^^;
文章の構成や表現などは日頃の鍛錬(←妄想)と学習(←他の人の技術をパクる)の賜物でして
この作品は特に、一番最初に生み出したオリキャラが登場する作品なので今までに得た表現方法全てを使ってリアリティーを出すように心掛けています。

>キャラ同士の掛け合い
基本的に実はツッコミ要因ですが、色恋or色仕掛けが絡むと総じて受け身キャラです。
少年らしいと言うか妙に大人振ろうとしてズッ転けて失敗する男版ツンデレw それが実クオリティー←マテ

>『!』が多い
これについてはいろいろ考えました。
基本的にこの作品では叫ぶシーンが多かったりするんで、音量の大小を表現する意味で
文字の修飾という手があったんですが、ここ(ぱろしょ)ではあまりウケはよろしくないようで、やむなくこういう手段に落ち着いた次第です。
ですが、気になった点として挙がったのは確かですので、また別の表現方法を模索してみたいと思います。

とまあこんなところでしょうか。
全話完成した暁には、ドラマCDでも作ってみようカナーなんて野望も抱いておりますので、どうか長ーい目で生暖かく見守ってくださいw
では、このへんで失礼いたします^^/
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