ナルトの湧く泉

細切りのナルトが浮かんでいた。

私には意味がわからない。

ナルトはぐるぐる渦巻きがあってこそのナルトであると思っているからだ。

刻んでしまうと、一部に桃色の模様がまざっている何か。ニセカマボコ!

カマボコって変な名前だなあ。
カマボコが成長するとカマボになるのだろうか。

ともかくアイデンティティーを細切りにされたナルトが浮かぶその小さい泉を眼前にして、私は立ち尽くしていた。

山を登っているうちに、迷ってしまった。

そこで見つけたこの泉。

透明な水がゆったりゆったり、地下から湧き出て、たまに細切りナルトも湧いてくる。


不思議と、親近感を覚えた。


念のため言っておくが、私は魚肉ではない。

れっきとした人間だ。

でもまあ、今の自分はこんな感じだなあ、と思った。

意味はわからない。

細切りになってまで生きて。

ただ、細切りになってもナルトは食える。

そう思って、

手当たり次第にナルトを掬って口に放り込んで、

飲み込んで、

腹の中でぐっちゃぐちゃになって。


自分がまた形作られる。



カマボ!

後書き

こちらに投稿するのは年単位ぶりのビビンバ吉田です。

昨日、半死半生で幽鬼のごとく外をうろついて入ったラーメン屋でつけ麺を食べました。
細切りのナルトが大量に入っていたらしく、スープからわんさかナルトが出てくるのを見て
"ナルトが湧いてるみてーだなあ"と思ってこの文字列が出来ました。

あ、何故半死半生かというと、出張所みてくれた方は知ってるかと思いますが、先々週、勤務中に会社でぶっ倒れたからです。ゲラゲラ。
眩暈と体の痺れで死ぬかと思いましたがギリギリ生きてます。

そんなギリギリ感と細切りナルトがコラボしました。

んで、一応、詩にしたけどこれは詩なんですかね。
というか、詩とは、どういうもの、なのか、よくわからん。

この小説について

タイトル ナルトの湧く泉
初版 2009年12月14日
改訂 2009年12月14日
小説ID 3682
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作家名 ★ビビンバ吉田
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