カラフル・ワールド - 波乱万丈の幕開けは、

音桜
 俺は、斎賀文也(さいがふみや)、東京のどっかのマンションに、母、父、弟、妹と五人で暮らしている、春蘭高校にかよう高校2年生だ。
 ちなみに、弟、妹とは年は離れてない、所謂三つ子って奴。弟の名前は、月也(つきや)クールな眼鏡で、乱読家。うわ、モテそうと思った人間がいくらかいるだろうが、実際モテる。ま、それはおいといて。妹の名前は夏月(なつき)明るくて、ほどほどにサバけてる女子。女からも男からも人気は高い。この2人が俺の兄妹になる。

 そんな俺ら三つ子には、幼馴染と呼ばれる類の人間が三人いる。
 1人は、黒川空色(くろかわそいろ)、小さな頃からの家族ぐるみの付き合いで、幼稚園、小学校、中学校、高校とあわせて十四年目の付き合いになる。おっとりしているというか、のんびり屋で、こっちが癒されるような男子で、人に誉められたりするのが割りと好きならしく、ボランティア活動なんかも進んでやっている。ちなみに、夏月の彼氏だったりする。
 2人目は、神崎紫葵(かんざきしき)、こいつは、小学校三年生からの付き合いで、いじめられていたのを夏月が助けたのがきっかけで、俺達の仲間に入った女の子。小学校三年生まで、しおらしい性格をしていたのだが、夏月に毒されたのか、今ではすっかり、全員に対する突込み係を受け持つほど、しっかりものになってしまった。現在、光一(下記)の彼女をやっている。
 3人目は、三羽光一(みはねこういち)、こいつは俺らの中に入ったのは一番最後で、小学校六年生の頃だ。親の転勤がそれはまぁひどかったらしい。今でこそ落ち着いているけれど。性格的には、人見知りはしないタイプで、どんな人間とも付き合えるタイプ。
 以上、俺の幼馴染達だ。

 去年、俺達六人は、春蘭高校に、誰一人落ちることなく合格し、見事入学した。その前には、もう、空色と夏月は付き合っていて、入学してから、2、3ヶ月してから紫葵と光一が付き合い始めた。2年生になってすぐに余り組み(月也と俺)だった、月也もとうとう彼女ができて、月也の彼女と、その彼女の弟を加えてよく遊ぶようになって、今に至る。
 ここから先が、この物語に関係してくる。俺達、幼馴染六人組と、月也の彼女と、その弟を加えた八人が、屋上に行くことから始まる。


 七月某日、高校には言ってから2回目の夏休みがもうすぐ来るという学園の明るい雰囲気に、俺達八人が乗っからないわけはなかった。
「高2の夏休みって、結構重要だよね。来年は受験だし、遊びたいし、バイトもしたいし。やりたいこととやらなきゃならないことがいっぱいあるよね。」
そういったのは、俺の妹、夏月。横で、歩きながら、紫葵が同意する。
「だね。課題もいっぱいあるし、登校日もたくさんあるし、何より誰かさんたちが、赤点とって補習になるって言う恐れが。」
そういいながら、後ろでだらだら歩いている、俺と光一を交互に見た。
「なんだよ。紫葵。そう思うんだったら、数学教えてくれ。」
「や・だ!最終的には、全く勉強にならなくて赤点取るのが落ちなんだもん。」
「ちっ。」
痴話喧嘩なら他所でやってもらいたいもんだ。そう思いながら、横で歩いてる。光一を見る。
「痴話喧嘩なら他所でやってください。先頭と、最後尾で痴話げんかされるとものすごく迷惑です。」
そう、実は、廊下を八人で行進しているわけだ俺らは。前に、先頭が、紫葵、夏月。二列目に、月也と、月也の彼女である、羽海碧唯(はねうみあおい)ちゃん。三列目には、空色と、碧唯ちゃんの弟で、俺らの後輩、羽海雪平(はねうみゆきひら)で、最後に俺と光一と。
「つ、月也くん。そういういい方しちゃだめだよ、いくら事実でもひどいよ。」
「姉貴、姉貴のほうがひどい事いったからな、というか追い討ち掛けたからな?」
そういったのは、羽海姉弟。この姉弟、やたらと目立つ。何せ、ただでさえ顔が整っているのに、碧唯ちゃんのほうは名前の通り、目が青い。雪平は、髪がシルバーブロンドで、目が青い。黒髪や、茶髪が多いこの国で、この2人は必然的に目立つんだ。
「あはは、皆騒ぎすぎだよ。目立ってるじゃないか。」
斜め後ろから見ると、笑いながら怒っている空色の姿があった。こいつを怒らせると、ものすごく怖いんだ。

 なんて、そんなことしているうちに、屋上にたどり着いた。
「なぁ、何で屋上に行くまでにこんな時間かかったんだろうな。」
「しるか。」
「はいはい。いいから、文也。開けてよ。」
「へいへい。」
この、屋上は通常は立ち入り禁止(当たり前)だ。でも、こんな天気のいい日に、教室で弁当を食うなんてもったいない。青空眺めながら弁当食ったほうがおいしい。と俺が提案した。そして、ここの鍵を開けられるピッキング技術を持っているのは俺だけだ。いつか、雪平にも伝授しようと思っている。「いりませんよそんなもん。」おい、モノローグに突っ込み入れんな。

 ガチャガチャ、ガチャ、ガチャン
「開いたぞ。」
ドアノブをひねり、ドアを開ける。ドアから来る日差しが暖かい。
「やっぱこんな日は、屋上に来るに限るよな。」
と、一歩踏み出すと、俺は、ずっこけた。否、穴に落ちた。ちょっと待て!なんで、あるんだよ。屋上に穴が!
誰かの文也と呼ぶ声が聞こえる。多分、光一だと、認識した後、俺は気を失った。

 目を開けると、そこには、飛び切りの美少女が居た。茶色の髪に、青い目を持った少女。
「あの、あなた達は誰?」
その少女は言った。「達」という部分に反応して、俺はふと横を見た、そこには、羽海雪平が、寝転んでいた。

 いったい何がどうなってるんだ!

後書き

序章終了。さて、次はどうなることか。
前作、天文部を読んでくださった皆様。
ありがとうございました。それと、ごめんなさい。

この小説について

タイトル 波乱万丈の幕開けは、
初版 2010年3月6日
改訂 2010年3月6日
小説ID 3832
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