悲しみ

この世で、一番悲しいことって何なんだろ。
髪が、雨のせいでびしょびしょだ。
アイツのために伸ばしてたんだけどな。
些細なことまで、アイツに結び付く。
あたしが、何か悪かったの?

考えてることは、どれもバラバラのようで、どれもつながっている。
アイツの事に。


世間一般で、一番悲しいことはんですかって聞いたら、大抵返ってくる答えは同じだろう。
偉ぶった心理学者や、道徳的な先生は全く同じことを言うだろう。
『愛する人が、死んでしまうこと。特に、お互いに愛し合っていたら余計に悲しいでしょう。』
ホントに?
あたしは叫んでやりたい。
分かってもないくせに、偉そうなこと言うなよ!
その言葉を、ぶつけてやりたい。
死は、まだいいよ。
愛し合ってるんあったら、死んでも、その人の心は自分のものだ。
あたしは違うんだもん。



たまたま、その日の予定がつぶれて、暇になって、街へ出かけた。
キンケツだったから、ぶらぶらしてた。
そしたら、甲高い声が聞こえた。
「ヤっだー。りゅうちゃん、あたし、いいよぉ。
 りゅうちゃんにそんな高い物買ってもらえないってぇ。」
アイツの名前が、リュウジで、たまたま呼び名が似てたから、女の声がうるさかったから、そっちを見た。
「いいって、ミイに似あうだろ。
 金の事なんて気にすんなって。」
女に返した声が、聞きおぼえがあった。
まさかと思って、男を見た。
男は、アイツで、女の肩を抱いていた。
「ホントぉ?竜ちゃん愛してるぅ!」
「俺も。」
そう言って笑ってて、あたしはいつの間にか走ってた。




女はりゅうちゃんって呼んでた。
高いペンダントを買ってもらってた。
アイツはミイって呼んでた。
肩を抱いてた。
アイツと女は愛してるって言ってた。

あたしはりゅうって呼んでた。
この間のデートで、ペンダントをねだったら断られた。
あたしの事は、サトウって呼んでた。
手をつないだ事しかなかった。
愛してるだなんて、言ったことも言われたこともなかった。

ちゃんづけなんてできなかった。
キンケツって、笑って断られた。
名字でしか読んでくれなかった。
キスだってしてなかった。
「付き合わない?」って言われただけだった。

もし、知らずにあいつが死んでたら、あたしは幾ばくか楽だった。
その後、アイツが死んでたら、存分に恨んでやった。
アイツの事が嫌いだったら、生きてても恨んでやった。

生きてるから、アイツは幸せで、あたしは裏切られてるから、苦しかった。
相手が親友で、クラスメートだから、恨めなかった。
アイツの事が好きだったから、恨めなかった。

悲しいのは、死ぬことじゃない。
裏切られて、なのにアイツは幸せで、あたしは不幸。
裏切りの相手が、クラスメートで、その幸せを毎日見なきゃいけない。
あたしは途方もなくみじめなんだ。


本当の悲しみも知らないのに、偉そうなこと言わないでっ!



あたしが言えるのは、それだけだ。

後書き

初投稿です。
あまり、論旨がはっきりとしていません。
ちょっと(ばかりではありませんが)、詩っぽくありません。
すいません。
結構、感情的な文章を書いたつもりですが…どうでしょうか。
コメント、お待ちしております。

が、この文に書いたとおり、分かってもいない癖に上から目線のコメントは、以前他の投稿サイトで嫌な思いをしたので、出来ればきちんと理解してからコメントお願いします。

……すいません、差し出がましくて。
でも、きちんと『厳しい』コメントは、きちんとお待ちしております。

この小説について

タイトル 悲しみ
初版 2010年8月24日
改訂 2010年8月24日
小説ID 4025
閲覧数 677
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作家名 ★緋乃
作家ID 677
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活動度 92

コメント (1)

暮らし子 2010年8月25日 19時01分21秒
はじめまして。
詩であれば、「論」旨がはっきりしている必要はないと思います。伝えたいことが曖昧である、もやもやしていることが表現されているからです。

ただ、詩というより日記やエッセイなどに近いように思いました。歌詞も詩も言葉遊びの要素を含む表現方法だと思います。
思ったことをそのまま書かれてるように見受けられるので、詩としての工夫がもう少し欲しいと思いました。

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