BLUE SAVE FORCE - 第三話-すれちがい

BLUE SAVE FORCE

第三話  すれちがい…

悠にはとても気がかりなことがあった。 彼自身がとても何の脈絡もなくただ姉に背いて毎日を送っていること。 

姉の彩の誕生日は知っていながら
すれ違いの毎日で
何の言葉もかけられないこと…


彩は劇団で地道に活動を続けている。
それだけが彩の支えだった
そして 悠が ちゃんとした道を歩んでくれることへの期待も付け加えたってよかった。


とても居心地が悪い
ここ数カ月の悠はそんな感じだった。
ダンとの関係は相変わらずだ

そして

夏休み明け
悠の高校の悠のクラスに一人の転校生がやってきた。


ナエ

そんな名前だった…

最初とてもきつそうな女の子に見えた…
実際さばさばしていて
男勝りだ

そんなとこ
姉に似ている
そう思った。

どことなく警戒感を持ったままあんまり近づこうとしまいと思った。
けっこう美人だった
高飛車な感じも受けた

だからよけいとっつきにくかった…



ナエが転校してきた次の週
学校での昼ごはんの時
食堂で
急に悠の前にナエは腰をおろし

暑い暑いとハンカチをばらつかせたと思うと
急に悠の食器を見て
「おいしそうね…何それ…いまお金ないのおごって」
と切り出してきた。
正直クラスの女子といったものは大抵
状況をわきまえてて型はずれな行動をとったりする人はいない
どことなく優等生な子が多い

しかし
それだけでも
悠は度肝を抜かれた

初対面で
しかも


「ああっ いいけど」
ついそういって今秋発売の人気コミックの代金の予定が狂った
食べながら大声で笑い
そしてつばを飛ばす
おおよそ
一見端正な顔立ちして潔癖症そうな外見とのギャップとは、余りにもかけ離れていた。


けれど次の言葉で
悠は凍りついた
「地球を救う気はない…?」
この子は妄想狂なのか…?

「あっああエコロジーね…」
「ちがーう。危機が迫っているの確実に」
「あたしは、そのためパパとこの東京に帰ってきた」
「日本も世界中から危険視されている
ウェイマーライトはもろ刃の剣よ、あれがあれば地球は確実に富に潤い、テクノロジーも発展する。しかし、とても危険なのようあれと関わることは」

しばらく沈黙を置いた。
「ラーディが世話になっているそうね、あたしラーディと兄妹みたいな関係よ…」

「ダンのこと知っているの」
「そーよ」
「それで」
「あなた中二の時盲腸炎で入院しなかった…?」
「゜そうだけど」
「あなたのDNAには興味を示したわあたしたちの組織の医学者は
ひそかに日本の医療機関に手を伸ばしていたから
あなたにはウェイマーライトの副作用が通じない10万人に一人の逸材だから」


「なんなのかな…? それって」
「俺変人扱いされているみたいで不愉快だ」

大声で怒鳴ってナエのいてる席を立って教室に戻った。

ナエは相変わらずの様子で放課後も悠の下校に合わせて待ち伏せして
突然話しかける
「別にからかっているつもりってないけどな…」
「どこに信憑性があんだよ」
「世界なんて危機じゃない。日本だってウェイマーライトの恩恵を受けて再興するよ
たたそれだけ…俺のDNAってなんだよそれ…?」
「あなたこそへんよ」
「なんだって…」
「頭ごなしに人の話否定的にとるって。それ性格悪いよ」
「なんだと」



第一印象は良くなかった、美人だからって好まれるなんて世の中シンプルではない
だからナエは最悪だ

ダンの話をされると気が引けた

自分のことを完全に見抜かれて何もかも知ってるぞって
そんな態度で良く知りもしない子から話しかけられて不愉快に思わない人などいない
多分僕はそんな ナエ の無神経なところが苦手だった。

しばらく険悪なムードで歩いてて
「わかった、しばらくそっとしとく…間違ってもあなた。彼氏にしようなんて思わないから…」
「そう。じゃな」
スポーツバックからモービルシューズをとりだして走っていくより早々とその場を去った
田園風景の広がる登校路だった。




しばらく公立図書館でコミックを読んで
夕方前には自宅に戻った。

こんやは何かいいものにありつけそうだった。
姉の彩が早く帰ってて
機嫌よさそうに悠に着替えを投げた

「よごれてるよ」
「何日着てんの下着もだけど」


「うんっ」
「姉ちゃんいいことあつた…?」
「うんっ」
いまはきかないよ

「そうだねっ」
いつもはロングを肩まで垂らしている彩だが
今日はポニーテールにしていた。


食事はビーフシチュー
「青年実業家ってやつよ」
「゛ヘェ」
「おやじばっかあいてにしていたのってロスだったわ
もっといい男見つけなきゃってね

あたしに車買ってくれるって
そして劇団でも主役とれるようにってけ劇団に影響力ある彼なの…」

「でもさ…」
「幸せになれればいいけどね姉ちゃん」
「でも、うますぎるよその話」


「何か感じた」
「何もかもくれるってそんな人いないよ
確かに姉ちゃんの美貌なら玉の輿ってやつもあっけど…なんか話が良すぎる」
「嫉妬してるわけ」
「゛じゃたべなくていい、あんたのも姉ちゃん全部食べるから」
特別気にしている
悠にはそんな風に感じられてならなかった
不幸続きで頑張ってきた彩
でも、弟の悠からそう言われて特別に強く反応するのは、彩自体同じ不安を抱えているからだ。だから彩の行く末を祈りたかった。




モービルシューズをチューンナっプした
以前より高速で走れるようになった。

静岡の遠い親戚のうちに遊びがてらいささかリュックを背負って
シューズドライブを楽しんだ

今の時代靴でドライブができる

青い空
雲が高いのは10月の秋が深まってきている感じだ
左は水平線まあるく見渡せる海海海
右は大自然の峰々

汗が出て
それを風がうるおしてくれる

なんと爽快なんだろう

突然轟音が響いた
大きな翼にコックピットのないボディの後部に八つのエンジン
翼の下にはミサイルランチャーが無数にといつても30発ほどの装備された
どことなく宇宙船っぽい戦闘機が前方上空から悠のシューズ走行に向けて降下して
ぎりぎりの高度でかすめて、悠は姿勢を崩しその場でシューズの安全装置で停止して
道路にしゃがみこんだ
リュックからスポーツドリンクを出して額の汗をぬぐった
何なんだ今の
宇宙船だよな
確実にあれは
でもコックピットがなかった

なんなんだ…?
しばらくするとアメリカンジープが一台後部から走ってきて悠の後ろで止まった。

「おうっ」
ダン ラーディと転校生のナエののった黒一色のジープだ
ダンは悠を無視している
いつものダンだ
決して機嫌が悪いわけじゃないんだが…


ナエが一回り小さなノートパソコンを持ってジープから降りてきた

これ…あげる。
「なんだよノーパソなら4台持ってるけど」
「さっきの戦闘機見たでしょ」
「ああっ」
「何か宇宙船みたいなやつだったけど」
「あれは大気圏外飛行も得意とするダンの所属する組織の新兵器の開発した世界唯一の宇宙戦闘機ソプタードコプター…このノートパソコンみたいなのが操縦機よ
そして、これは私たち組織からのあなたへのプレゼントよっ」



へえええええっ…でも何なんだこの女

後書き

なるべく定期的に更新していきます
どうかよろしく

この小説について

タイトル 第三話-すれちがい
初版 2011年10月17日
改訂 2011年10月17日
小説ID 4327
閲覧数 663
合計★ 3
エーテルの写真
ぬし
作家名 ★エーテル
作家ID 179
投稿数 38
★の数 72
活動度 6746

コメント (2)

★那由他 2011年10月18日 21時14分39秒
こんばんは。那由他と申します。ご無沙汰しております。

御作を拝読いたしました。第一話から第三話までを読みましたので、まとめてコメントを残しておきます。

エーテル様の作品を読むといつも思うのですが、ストーリーのスケールが大きいですね。スケールの大きいところが「これぞSF」という感じで、私は好きです。アイディアもおもしろいものばかりで、読んでいて楽しいです。この作品に出てくるモービルシューズが欲しいですね。通勤にとても便利そうです。落下した隕石から採取する希少物質、という設定もおもしろいと思いました。また続きを読ませていただきます。

簡単になってしまいましたが、コメントは以上です。
次回の作品も期待しております。これからもがんばってください。
それでは失礼いたします。
★エーテル コメントのみ 2011年10月24日 7時03分01秒
那由他様
どうもでーす。

これってどう料理しようかと

もともと、初期の3DCGの映画ラストスターファイターに設定が酷似していたりして
結局のところ真似したわけでなく同時衝突といったかんじに出てこられて
漫画にしようにも
こらーっと
素人ながら真似と決めつけられるのも癪で
なんか
ーっとほっぽいたんですね


結局世紀末がにつかわしく設定していたので

かなり前
こーこー時代の名残みたいなのがあって
なんか古い印象を与えがちなので

あえて
宇宙戦闘機から操縦席とっちゃいました
そしてノーパソで操縦する宇宙戦闘機みたいな設定になっちゃって

結構、これでいこーということになっちゃいました。


大体の筋書きは決まっちゃっています
でも どー料理しようかといった感じです。
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