夢の楽園 - 第6章:楽園を夢見た烏


第6章:楽園を夢見た烏



「愛してる」
 そう言って抱きしめてくれた腕は、嘘だったのだろうか。
 それは鏡に映った姿で「本当」ではなかったのだろうか。
 どうして・・・・・・。
「貴方はあの子じゃないわ」
 まるでそんな呪いの言葉を突きつけられているようだった。
 抱きしめてくれたのが嬉しかった。
 家族だと言われているようで。
 でも、違った。
 あの暖かな眼差しは、自分を見てはいなかった。



 カツカツカツ。
 足音が聞こえる。
 ガラスのような壁に自分が映る。
 彼、アルベールは淡々と仕事をこなすネオンが信頼する優秀な部下だ。
 今回もネオンの命令で少年「ロアン」の居場所を調べていた。
 部下を走らせ、今連絡を待っている。
 ――あの境界線に異変が起きている。
 早足になり、自分の自室へと急ぐ。
 ――このままだと、消滅か?
 世界は2つある。
 もともと2つあったのか、それとも隔てられ2つに分裂したのか。
 どちらなのかは定かではないは分かっていることが1つある。
 このままだと世界は消滅する。
 ――それを回避するためにはあのアンドロイドが・・・・・・。
 一刻も早くあの少年を見つけなければならない。
 どうしてネオンは手を引いてしまったのか。
「あの方が考えてることはたまに判らない」
 ボソッと呟きそこで自分の自室に到着した。
 エオとやりあったときの傷がドアノブを掴むと痛んだ。
 それでも気にせずにアルベールは扉を開ける。
 殺風景な部屋が映る。
 それこそ机と棚しかない。
 アルベールは棚に近づき何かの資料と思われるものを手に取った。
 そのままそれを机に置き、自分はイスに座った。
 ぺらぺらとページを捲る。
 それは誰かの研究書のようだった。
 最後のページに製作者の顔写真とプロフィールがのっている。
 名はアゲンと記されていた。
「・・・・・・ネオン様は、貴方のような方を義父親に持ってどう思ったのでしょうね」
 アゲンはネオンの師であり親だった。
 アルベールも彼の子供といっておかしくないかもしれない。
「けれど、貴方を父親と思えたことはないんですよ」
 それは、あの日からずっと。
 誰かを親だと思えたことはなかった。

ーーーーーーー

「兄さん、待ってよ」
「遅いぞエオ」
 10代前半と見える少年たちが、森の中を探検していた。
 1人は黒髪のちょっと青みがかった金眼の少年。
 もう1人は隙間無く髪が黒にそまっている少年。
 仲が良さそうに見え年下のエオと呼ばれた少年が少し先を行く少年に手を伸ばす。
 仕方ないなと呟いて、少年はエオの手を握った。
 それからエオは嬉しそうに手をぶんぶんと振る。
 もちろん必然的に少年の手も揺れる。
「エオ・・・・・・そういうところに体力使うから歩けなくなるんだ」
「そのときは兄さんおぶってよ」
 簡単に言う。と小さく兄さんと呼ばれる少年は苦笑する。
 だが満更でもないようだった。
 数時間してエオは動けなくなり、結果的に彼をおぶることになった。
「全く。だから母さんたちに言われたとおり来なきゃよかったのに」
「だってー」
ぶすくれるエオは小さく不満そうに呟いた。
 それに少年は小さく微笑んだ。
「家にもう直ぐ着くってところからは自分で歩けよ?」
「分かってるよっ」
 それはどこからどう見ても仲が良い兄弟にしか見えなかった。
 あの出来事がなければ。
「遅くなった」
 町に出かけていたエオが夜遅くに家に帰宅する。
「ただいま」
 扉を開ける。
 そこには夕食を待つ兄と両親の姿があるはずだった。
「え・・・・・・?」
 だがそこにはあったのは、エオが目にしたのは血のついた刃物を兄が握り、床には血まみれの両親の姿だった。
「兄・・・・・・さん?」
 そこになにがあるのか分からなかった。
 どうしてあの兄が、「そんなもの」を持っているのだろう。
 どうして両親が「そんなこと」になっているのだろう。
 目の前の光景がまるで嘘のように思えた。
 でも、それは確かに「現実」だった。
「どうして、母さんと父さんが・・・・・・?」
 ゆっくりとエオに彼は振り向いた。
 その様子にエオは恐怖を覚える。
 今まであたたかさしか感じなかった兄が、怖い。
「答えてくれよ、兄さん!!」
 答えなど一目瞭然だった。
 そして、エオの前からアルベール、ヴィーダは姿を消した。
 何も言い残すことなく、ただ闇に飲み込まれてしまった影のように。



「・・・・・・・・・・・・!」
 ハッとアルベールは目を覚ました。
 どうやら寝てしまったようだ。
 どれぐらい時間が経ったのだろう。
 この部屋に時計はない。
 アルベールは密着させていた頬を机から離し、前を向いた。
「・・・・・・ネオン様」
 そこには自分を眺めているネオンの姿があった。
「起こして、くれなかったのですね」
「起こさないで、という顔をしてお前が寝ていたもんだからな」
 言い返す気にはなれなかった。
 ネオンはアルベールが起きたのをただ見届けるためだけにそこにいたのか彼の返答がないと判ると部屋の扉をあけた。
 そして。
「良い夢でも見れたのか?」
 部屋を出て行くさい、彼がそんなことを聞いた。
 アルベールはふっと笑う。
「もう、見ていた夢の内容など覚えていません」
 そこで、ポケットに入れていた無線機から声がする。
 耳にあて、報告を確認する。
「――――ネオン様」
 無線機を耳から外し、もとのポケットに仕舞う。
「アンドロイドの居場所が分かりました」
 アルベールもネオンの後を追い、部屋を後にした。



「そっちは?」
「いない」
 ザウラの問いにラウは俯いて首を振った。
 そうかと重く呟くと後から声がする。
 振り返るとロアンとエオがいた。
「ザウラ。いたか?」
 ロアンが息切れしながら尋ねるが、
「いない」
 宿の中にはいないようだ。
 あれから。
「シェラが、いないんだ!」
 ロアンが叫ぶと全員が驚いた。
「いない? 部屋にもか?」
「うん・・・・・・。今、2階はすべて見たんだけど」
 それを聞くとすぐさま全員で1階へ下りる。
 隈なく探したが、やはりどこにも彼女の姿はなかった。
「どこに・・・・・・シェラ」
「・・・・・・・・・・・・」
 宿にいないという事は、外に出て行ったという事だ。
 だがロアンは愚か他の全員もシェラが出て行ってしまった理由は考えても無駄だった。
 あの組織に連れて行かれたということは考えたくないがありえないことではない。
 宿の主人に白髪の少女を見ていないかと尋ねたが、早起きして6時には起きていた主人でさえ目撃していなかった。
 彼女はアンドロイドだ。睡眠など必要ない。
 ロアンたち全員が寝るのを待ち、こっそり出て行ったか、あるいは。
「っ! オレ外を探してくる!」
「ロアン!」
 止めるのも聞かず、ロアンは宿を飛び出した。
 それを見て行動しないザウラでは無論なかった。
 ロアンを追いかけるザウラをラウが追う。
「エオ! お前はここで待機で頼む!」
「・・・・・・・・・・・・」
 1人残されたエオが、宿に残ることとなった。
 ロアンは町を駆けていた。
 後には誰も居ない。
 ――シェラ、どうして・・・・・・。
 シェラが何を思い、出て行ってしまったのか。
 それとも奴らが連れ去ったのか?
 だが、昨夜シェラの部屋から物音などはしなかった。
 自分が気づけなくても、エオやザウラ、ラウが気づいたかもしれない。
 全員気づかないほど穏便に済ませるには、シェラの意思がいる。
 抵抗しない、意思。
 そこで、ロアンは昨日のシェラとの会話を思い出した。
 自分がした、質問を。
『シェラは、これからどうしたい・・・・・・?』
 彼女は答えなかった。
 いや、答えられなかったというのが正しいのかもしれない。
 ――でも、もし本当にシェラが自分から捕まったのだとしたら・・・・・・。
「っなんでだよ、シェラ!」
 どこにぶつければいいのか判らない感情を、ロアンはがむしゃらに叫んだ。
「どうして・・・・・・!」
 確かに自分じゃ頼りないかもしれない。
 それでも、君を守りたいと思った。
 その思いは、嘘ではない。
 ザウラたちもいる。
 なのに。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
 まだ来たばかりの町を、ザウラに外出禁止とされていたロアンが道を覚えているわけはなく、当りを見渡すと自分が今どこにいるのかさえ判らぬ状況だった。
 シェラの姿はない。
「シェラ・・・・・・」
 どこに辿りつこうとも。
 彼女と一緒なら。
 そう思っていたのは、自分だけだったのだろうか。
 彼女には、自分の未来がどう見えていたのだろう。
 ロアンは再び歩き出す。
 確かに、まるで今の現状のように目の前に何があるのか全く検討もつかない。
 でも、例えそうだとしても。
 彼は、決めたのだ。
「オレは、君と一緒にいたいんだ! そのためなら、なんだってする!」
 ――だから。
「どこにも行かないでくれ!」
 叫び声が町の人々の会話と混和する。
 出会って間もない。
 それこそ2ヶ月も経っていない。
 でもシェラと出会い、出会ったからロアンは崩れずにいられたのだろう。
 もしあの研究所を一人で抜け出せていたとしても。
 ただ1人訳も判らないままあの空たちを見上げて、答えが出ることはなかったはずだ。
 ザウラたちに出会わなければ「朝」と「夜」を知る事もなく。
 すべて、シェラが隣にいてくれたから在った時間なんだ。
「だから、守りたいと思った・・・・・・?」
 自分の手のひらを見つめ、己に問うように彼は呟いた。
 彼女は、気づけば誰より大切な存在になっていた。
 出会った時間など関係なく、ただ湧き上がってきたこの気持ちは嘘なんかじゃない。
「!」
 見たことがある後姿が目に映る。
 駆け出した。
 手を伸ばす。
「――シェラ!」
 やっと。
「――――っ」
「見つけた・・・・・・・・・・・・!」
 振り返った彼女は決意と迷いが混ざり合ったような、不安な顔をしていた。
 引き止めないで欲しかったと、願っていたかのように。
「・・・・・・どうして、出て行ったんだ・・・・・・? 外出は禁止されてたのに」
 ロアンの質問にシェラは口を紡いだまま動かそうとしない。
 シェラの手を握る自分の手に力を入れる。
「何処に行く気だったんだ?」
「っ・・・・・・」
 少し意地悪をした。
 分かっていた。
 シェラに行く場所などないことを。
 あるとすれば。
「どうしてシェラはあの研究所から逃げたかったんだ?」
「・・・・・・・・・・・・ロアンには関係ない」
 思わずシェラの手を握っていた自分の手から力が抜ける。
 目を小さく開いたロアンを見てシェラはハッとした。
 ロアンよりも辛そうな顔をする。
 そしてロアンから手を振り払った。
「もう、いいの」
 俯いてしまって彼女の表情が窺えない。
「ロアンたちは、境界線の事だけを考えて。私がいたら、皆が狙われる。そんなのは、いいの」
 本当は伝える気はなかった。
「重荷になんか、なりたくない・・・・・・!」
 ――このまま一緒にいたら。
 また、ロアンを傷つけてしまう。
 皆に迷惑をかけてしまう。
 ロアンは大丈夫と言ってくれたけど、それに甘えちゃいけない。
「皆、私のせい・・・・・・私の所為で、皆は!」
「違う」
 力強く。
 そんな風に言ってくれるのを、自分は待っていたのかもしれないと。
 でもそれでは、何も変わらない。
「ロアンに甘えてちゃいけない! もう皆に迷惑かけたくないの!」
「だから、違う!」
 ロアンの大声を、初めて聞いたような気がする。
「違うよ、シェラ。迷惑なんかじゃない。荷物なんじゃない」
 少しずつ近づいてくるロアン。
 後ずさりをするシェラ。
「ザウラだってラウだってエオだって、シェラのことをそんな風に思ってない」
「それでも! 私がいれば誰かが傷ついてしまう! 私が大人しく捕まれば!」
 その言葉を遮ってでも叫べたのに。
 ロアンはそう思う。
 けれど、声がでなかった。
 そんな呪いの言葉をシェラに言わせたくなんてなかったのに。
「私がいなければ、ロアンたちは無事に過ごせるんだ!」
 痛いほどその声は心の奥底まで響く。
 言って欲しくなんてなかった。
 それを言ってしまったら。
 彼らの時間は嘘になるのだ。
 俯いた顔を上げたシェラが次の瞬間見たのはひどく傷ついた表情をしたロアンだった。
「あ・・・・・・」
 大事に思っていたもののことを、何より自分が否定していたのだと。
「ちがう・・・・・・離れたくなんか」
 こんなときに涙も出ない自分が。
 最初からロアンとは生きている世界が違った。
 人間とちがって自分は機械。鉄くずでできたただの人形。
「おや。先客がいましたね」
「「――――」」
 聞いたことのある声。
 黒髪に眼鏡。
 あの時ネオンと一緒にいた。
「私はアルベールです。少年、君が連れ出したそのアンドロイドは連れ帰します」
 アルベール。
 どこかで聞いたような。
「いいですね?」
 アルベールはシェラの手を掴む。
 抵抗するシェラの様子はない。
「っシェラ・・・・・・!」
 無理やりにでも止められたはずなのに。
 足が重い。まるで地面に固定されてしまったように動かない。
 アルベールとシェラの姿が徐々に消えてゆく。
 ふと、シェラが振り返った。
「今までありがとう、ロアン」
 唇は、そう動いていた。
 遠すぎて声は聞こえなかった。
 それでも彼女がなんて言ってのか判った。
「うあああああああ!」
 膝をつく。
 どうして手を伸ばす事さえできなかったのだろう。
 そのまま生気を吸い取られたかのようにロアンは倒れる。
 それを見かけた町の人々が騒ぎ出す。
「おい、ぼうずどうした!?」
 息切れをしたザウラ、その数メートル後をラウが走っている。
 やがて。
「ロアン!」
 自分達が手遅れだったことを思い知り、後悔が押し寄せる。



 ――アルベール。
 一枚の写真をエオはポケットのなかから取り出した。
 そこには4人の人間の笑顔があった。
「・・・・・・・・・・・・」
 それをただボーッと眺める。
 いつから、間違ってしまったのだろう。
 どうして。
「なんで・・・・・・父さんと母さんを・・・・・・」
 なんの躊躇もなく自分のナイフを掴んだ兄。
 その姿に恐怖さえ感じた。
 その躊躇いのなさが、今から死に行く人間のものに思えて。
「何を、考えてんだよ・・・・・・」
 もう何年も前から。
「兄さんの考えていることが判らない・・・・・・」
 そんな自分が、情けない。
 だから問いただして、もし自分の間違いならば。
「はっ、そんな都合のいいこと・・・・・・」
 明らかにアルベールは殺した事実を認めていた。
 そんな眼をしていた。
 そこに。
 バンッ!!
 荒らしく扉が開けられる。
「!! ・・・・・・ラウ?」
「あ。驚かせたか、悪い」
 エオは写真をさっとポケットに仕舞う。
「いい。それより、どうしたんだ・・・・・・? ロアンとシェラは?」
「・・・・・・そのことなんだが、俺達が駆けつけたときには町の路地あたりでロアンが倒れてて」
 エオは立ち上がる。
「ロアンは?」
「今部屋に運んだ。ザウラが様子を見てる」





 ・・・・・・シェラ? どうしてそんな泣きそうな顔。
 大丈夫。
 ほら。手だったらいつでも届くから。
 ――『ダメなの』
 どうして?
 ――『私は・・・・・・』
 なんだよ、シェラ。
 ほら、帰ろう。
 ――『私は、帰れない。ごめんね、ロアン』
 ま、待ってくれよ!
 シェラ! シェラ!



「シェラッ!!」
 ベッドから跳ね起きる。
 目を覚ました時、そこは宿の中だった。
「ロアン!」
 心配そうに自分の顔を覗き込んでくる人物がいる。
「・・・・・・ザウラ? ・・・・・・シェラは? シェラはどこに」
 その答えを知るものはいない。
 そこにラウとエオが部屋に姿を現す。
 空気が重いことは直ぐに判る。
「ロアン、何があったんだ? どうしてお前は町の中に倒れて・・・・・・」
「町に・・・・・・?」
 片手で頭を押さえる。
「そうだ・・・・・・シェラは研究所の人間、アルベールってやつに・・・・・・」
 その名前に過剰に反応したのはほかの誰でもない、エオだ。
「まさか、シェラは連れていかれたのか!?」
「・・・・・・・・・・・・」
 “連れて行かれた。“
「・・・・・・ちがう。シェラ自ら、捕まったんだ」
「どういうことだ?」
 ラウが呟いて焦りを隠しきれないザウラがロアンの方を両手で掴む。
「オレは、それを止められなかった・・・・・・止められなかったんだ。足が、動かなくて」
 ――『ちがう・・・・・・離れたくなんか』
 そう言いかけた時の彼女の顔が蘇っては薄っすらと消えた。
「守れなかった・・・・・・」
 ザウラはラウたちと顔を見合わせる。
 この少年はどれだけのものを背負っていたのか。
 ザウラはそっと彼の頭を撫でる。
「今日は休もう」
 ぱたん・・・・・・と小さく音をたてて扉は閉じた。
 ザウラとラウが部屋を出て行き同室のエオだけが部屋に残った。
 ベッドで上半身を起こしたままロアンは動かない。
 エオもベッドに腰を下ろす。
 この宿を出るのはしばらく後になりそうだ。
 


「随分あっさりついてきたな」
「・・・・・・・・・・・・」
 廊下の壁に黒髪の男と白髪の少女が映る。
「あの少年追ってこなかったな」
 ピクッと少女の肩が震える。
 透明で鏡のようなその廊下にその様子が映りアルベールはそれ以上は何も言わなかった。
 やがて彼が少女を連れて行った場所はある牢屋のような個室。
 ほかには誰もいない。
「また逃げられたら困るのでね」
 シェラは抗うことなく檻の奥にすすむ。
「おっと。一つ言い忘れてました」
「・・・・・・・・・・・・?」
 ネオンの部下、アルベールの声にアンドロイドの少女シェラは顔を上げる。
「どうやら貴女は勘違いをしている」
 何を言われているのか判らない。
 自分が何を勘違いしているのか。
「ネオン様は貴女のことを「失敗作」と呼びましたね。でも、それは嘘ですよ」
「!?」
 薄くアルベールは笑う。
「貴女は失敗作などではない。ちゃんとした「完成品」だ。私は、貴女の力に用があるのです」
 そして彼は最後に薄暗い笑みを残して部屋を去っていく。
「待って! どういうこと!?」
 檻の隙間から手を伸ばしたが指一本アルベールに触れることなどできなかった。
 一人残された彼女は自分が今絶望の淵に立っているのだと気づく。
「・・・・・・・・・・・・っロアン」

後書き

初めまして、お久しぶりです。
五月です。

ご無沙汰しておりました。
生きてます。
大分前の作品なので、今以上に拙い文章ですが少しでも楽しんで貰えれば幸いです。

この小説について

タイトル 第6章:楽園を夢見た烏
初版 2012年3月26日
改訂 2012年3月26日
小説ID 4377
閲覧数 632
合計★ 0
五月の写真
作家名 ★五月
作家ID 497
投稿数 60
★の数 171
活動度 11432
一言・・・・・・頑張ります。

http://simotukiharuka.blog.so-net.ne.jp/
自分の小説ブログです。
ここに載せた小説についていろいろ書いてます。

コメント (1)

2017.9.13xukaimin コメントのみ 2017年9月13日 10時02分28秒
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