とある片想いの男の子

今日もまた一つ、殺されて行く




僕の心が、救い難くて




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学校に着いて顔を合わせる




向こうはこちらの事など眼中に無いのだろう




だから、今日もいつも通り




当たり前のように




笑いかけられ




心を一つ、刺し殺されて




自分に対する笑顔ではなく




皆に対する笑顔だと




わかっているのに




声を




「おはよう」って




それだけなのに




殺されてしまう




なんて安い




なんて弱い




僕の心が




どうしようもなく




救い難くて




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「今日こそは」と




込めた決意と




一枚の紙を




「イマを、壊したくない」




そんな弱さと




小利口さとが、




邪魔をして




何も伝えられない




なのに




安心している自分がいて




つくづく救い難い、と




そう思って




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家に帰り




笑顔を思い出して




また、刺し殺されて




なんて救い難い




なんて安い




結果なんて




わかりきったこと




「でも、ひょっとしたら…」




なんて、考えて




現実にぶつかって




ため息





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「かなわない物なんてない」




テレビが、喋る




「かなう物のほうが、少ない」




僕が、喋る




また、ため息




「末期症状だな」




そう呟いて




胸を焼かれて




また、殺されていく




「叶うはずのない」




わかりきった事なのに




「この想いと決別するため」




なんて小利口な理由で




自分を納得させて




紙を持って




今日もまた、学校に行く

この小説について

タイトル とある片想いの男の子
初版 2012年10月29日
改訂 2012年10月29日
小説ID 4425
閲覧数 481
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小物置きの写真
駆け出し
作家名 ★小物置き
作家ID 776
投稿数 1
★の数 0
活動度 107

コメント (1)

yumiili コメントのみ 2012年11月8日 22時15分17秒
やきもきして、毎日アップダウンを自分のなかで勝手にくりかえしてる感じが好き。
共感はできる。しかし、言葉に独創性や美しさがないので、多分明日には読んだことを忘れてると思う。
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