心の乱れとは - 心の乱れとは 〜第10乱〜


今日は一人神経衰弱をしてしまうくらい平和だった。(つまらない)
それがどのくらいの平和に相当するかというと一人ポーカーだ。(つまらない)
あるいは一人ノリツッコミで観客も自分でこなすくらい平和だったかもしれない。(寂しすぎ)
今日もいつものようにチャレンジャー海淵経由で家に戻ると留守電をチェックしてみた。
一件。
なんかいつも一件だなぁ、と、ふと思った。
だったらせめて再生ボタンの押し方くらいは変えてみようと思い、左手の薬指と右手の小指をクロスさせて再生ボタンを押した。
「あなたの運命変えてみたけど、どう?」
電話はやはり彼女からだった。
…僕は運命を変えられていたのか?
しかも、”どう”と聞かれても、平和ですとしか答えようがない。
だがもし、変えられなかったバージョンの僕がいるとしたら今頃は何をしているのか、とても気になる。
きっと変えられなかったバージョンの僕も、運命を変えられたバージョンの僕は何をしていたのだろうと考えるのだろうか。自分のことながら非常に興味深い。
…いや、待て、運命を変えるということだから、彼女は僕になったつもり(重要)で自動販売機のジュースを買ったらもう一本当たってしまったということも考え得る。
つまり、そのことによって僕が持っていた幸運ポイントが削り取られたのかもしれない。
120円分の幸運が、僕から彼女へと渡っていったのだ。
それとも、彼女は特殊な電波かなんかを僕に浴びせたとも考えられる。
それによって僕の胃の消化酵素が微妙に弱まり、それにより吸収率が低くなってしまう。
そしていざというときに力が出なくて失敗、なんていうことになってしまうかもしれない。
消化酵素さえ働いていれば…と悔やむ未来が僕には待ち受けているのか…?

 

まぁ、平和だったから、いいか。



後書き

あ、ピーマン!

この小説について

タイトル 心の乱れとは 〜第10乱〜
初版 2000年9月24日
改訂 2000年9月24日
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作家名 ★ビビンバ吉田
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