心の乱れとは - 心の乱れとは 〜第11乱〜


今日は数式で表すと平和だった。
どのくらい平和かというと、伝説の勇者が自分で投げて戻ってきたブーメランをキャッチ失敗して失明しかけてある意味伝説の勇者になってしまうくらいだったと自信を持って言える。
今日、小さな疑問が湧いた。
忘れるといけないので書き留めておくことにする。
”彼女の名前、なんだろう?”
なんか致命的な過ちをおかしていたと思えてならない。

 
今日も家に帰ると同時に留守電をチェックした。
1.5件。
とうとう留守電もベタなギャグをやるようになったかと思った。だがすぐにこれは単なる故障だと気付く。今度修理に出そう。
とりあえず再生は出来るようなので、早速再生する。
「消化器」
…ある意味いたずら電話だ。
しかし特筆すべき点は体言止めであるところ、そして何よりも電話口の方で”ゴキ”という痛々しい音がしていたことだ。
つまり彼女は消化器で誰かを殴打していたと考えられる。
相手は誰だろう。消化器仲間だろうか。
電話中に何か突発的事態が発生もしくは消化器関連の来客…。
消防士に、破壊力満点の消化器を勧められたともとれる。
火を消すことより破壊に重点をおいた消化器というのが存在しても問題はない。
人や物には個性があってしかるべきなのだから。
…そういえば今気がついたが、まだ一件しか再生していない。
残りも再生してみることにしよう。
僕はこの日記を右手で書きつつ左手で再生ボタンを押す。
「私の名前は、み」
………。

0.5で正解だった。

 

今日も平和だった。こんな日々、戦国時代の人々に見せてやりたい。




後書き

あ、初志貫徹!

この小説について

タイトル 心の乱れとは 〜第11乱〜
初版 2000年9月24日
改訂 2000年9月24日
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作家名 ★ビビンバ吉田
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