金持男と葉巻女 - 金持ちと葉巻女による、馬>ダイヤな話。

ミランダ
「1カラットのダイヤモンドよりノーザンダンサーの血一滴? あり得ないでしょ、それ」彼女は怪訝そうな目線を俺に向けた。

「だろうな。でも、需要と供給では希少性がダイヤを上回っていたとしても不思議じゃない。なんせ、ノーザンダンサーだからな」

「いや、でも、いやおかしいでしょーーー」彼女は煙を豪快に吐き出し、葉巻を灰皿においた。「いや、だって馬よ馬。四足歩行してヒヒーンてなる奴>ダイヤ っておかしいって」彼女は頭をカウンターに付けた。普段、髪に隠されている彼女の白いうなじがチラリと見えた。

「確かに、冷静に考えたらおかしいな。」

多分、冷静に考えちゃいけない問題なんだろうけど。」後に付け足すように、俺はつぶやいた。

「そうなのかね?」彼女はワンレンの黒髪をいじりながらつぶやいた。「あんたは持ってんの?そのノーザンダンサーとやらいう馬の血を引く馬を。」そう言い、オレンジ色のカクテルを飲み干た。

「今じゃ、ノーザンダンサーの血を引かない馬を探す方が難しよ」



「そう。ノーザンダンサーの持ち主はお金持ちだったろうね。あんたみたいに。」彼女は、俺のマルティーニを葉巻で指差す。


「俺よりずっと稼いでただろう。なんせ、ノーザンダンサーの種付け一回で二億以上したからな。」




彼女がカクテルを思いっきり吹き出して葉巻が湿ったことは言うまでもないだろう。

後書き

なんか長いかもしれません。

この小説について

タイトル 金持ちと葉巻女による、馬>ダイヤな話。
初版 2014年9月22日
改訂 2014年9月22日
小説ID 4585
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