金持男と葉巻女 - 十億の賞金と葉巻女

ミランダ
「ねぇ、世界最高賞金のレースは十億が賞金てほんと?」彼女はカウンターに着くなりいきなり聞いた。

「そうだな、十億。一着馬がそのうち六億をもらえる」十億は総賞金で一着馬に与えられるものでない。

彼女はそれを聞いた後、黙りこんでしまった。マスターが出したギムレットに手を付けるわけでもなく、火がついている葉巻で弄んでいる。

「あんた、そのレース勝った事ある?いや、ないわよね、あんたの口からこのレースの事聞いたことないから…」彼女はやっと口を開いた。

「出走したこともない。父が昔、一頭出したことはあるみたいだが…
来年から、レースはダートに戻る。俺がアメリカに置いてある馬からいつか出走する奴はいるかもしれないが」ヨーロッパに拠点を置いてきた俺はダートレースとは基本、無縁だった。


「 ねぇ、お金持ちのお金って、他の金持ちに移動するだけなのね。私はただの低賃金労働者。

あんたは、なんで、 私と飲むの?あんたに何かあるの?得ること。」彼女は、葉巻を置いた。

「別にお前と飲んで得ることはあまりないさ。でも、金持ちだって常に何かを得ること考えてるわけじゃない。」俺は、ロックグラスを回した。

彼女は、無言で彼女のカクテルの中を覗き込んだ。

後書き

この小説について

タイトル 十億の賞金と葉巻女
初版 2014年9月27日
改訂 2014年9月27日
小説ID 4589
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