カラスのガァコ

今朝の大阪環状線の停車事故の原因は、駅のホームの天井に造られた、カラスの巣の落下が原因だと夕方のニュースで報道されていた。
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なんでも巣の落下の瞬間をたまたま目撃した婦人がいたということである。
直接の原因はカラスの巣に使用されていた鉄製のハンガーであるらしい。
それの電線への落下でショート事故となったらしい。
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どうやらカラスにとってクリーニング用のそのハンガーが巣作りの鉄筋として最適のようだ。どこかの建築屋さんにみならってもらいたいものです。
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昔からカラスの頭脳はいいと言われてきた。
私の勤務するホテルは東山の高台に位置している。それでカラスは普通に飛んでいるが、私はその頭脳の良さに舌を巻いている。
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例えば、私のホテルは温泉施設が併設されているのだが、冬場の夜中は異様である。カラスが座談会を始めるのだ。事情の知らない人にとっては気味が悪く聞こえるかも知れません。     θ θ θ θ θ θ θ θ θ θ θ θ θ θ θ
まだ明けやらぬ夜明け前ともなると、その温泉施設の屋根やら周辺がたいへん賑やかになる。カラスの集団デモである。いえ、奥様族の井戸端会議かも知れません。
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私が確かめたわけではないが、それは多分温泉設備の排気が原因であろうと推察している。
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私が夜勤勤務を始めて七年ほどになるが、毎年の冬場の風物詩になっているのは間違いない。彼らも冬場は寒いのだ。
♨ ♨ ♨ 風呂の湯気で温泉気分を満喫しているのであろうか。
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冬場に限らずカラスはちょくちょくホテル近辺の木々にやってくる。どうやら嗅覚も鋭いようだ。 なかでもある一羽は、早朝の調理場付近におこぼれがないものかと日参している。 私が追い払おうとするとそれを察して、動こうならばさっさとエスケープしてしまう。
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街中ではそこら中でゴミ袋を目当てにして、食べ物にありつこうとしているが、結構彼らは心臓が強くできているようだ。少々では動じない。
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人間が近づこうとも、殺気のあるなしを感知している。つまり人間の顔色さえも感知しているようだ。その人間は害がないと判断すると、1m近くを歩いても平気で逃げようともしない。
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京都は昔から鳩と共存しているが、その人間を恐れないしたたかさは鳩をも上回るのではないかと思っている。 私はその心臓に憧れさえ持っています。
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ただ市内のカラスの存在は鳩の数には及ばない。彼らは人相的に不利である。忌み嫌われる黒色だからなのであろうか。しかしよくよくかれらの顔を見てやって下され。
つぶらな瞳で、けっこう可愛い顔をしていますよ。
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そのてん鳩は恵まれている。台湾のように彼らが日本人の多くには食用でないのと、パン屑の餌付けをする人がいるからだ。おかげで糖尿の鳩もいるらしい。
私はまだカラスの餌付けを見かけたことがない。だから彼らは貧困層の部類だろう。ある意味可哀想でもあるが、健康でもある。
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先日、勤務を終えて車で帰宅の途中、南座のある横断歩道の手前で信号停止した。
ここは半?スクランブル交差点である。だから横断歩道は歩行者専用である。
見るとカラスが一羽、私の目の前の横断歩道を、右から左に向かって悠々と歩いているではないか。
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確かに朝の八時過ぎで日曜日だから人通りは少ないが、それでも何人かが歩いている横断歩道である。まるで人間と同じ目的で歩き渡っているとしか見えなかった。そして信号の切り替わりを知っているように車をうまく避けていた。
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話は違うが、私の書斎の右側には鳥籠があり、そこに一羽のオカメインコ(雌)が住んでいる。
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彼女の面倒は、二階に住む次女がエサなどの世話をしているが、暮らしているのは私の居住区である。私は悩める時は彼女に八つ当たり・・・いえいえ、慰められています。
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私は勤務と執筆で夜型人間であるが、彼女もかわいそうに、私と同じ生活リズムである。
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寝不足なのか家族の誰かが居住区にいないと、盛んに「寂しいコール」で叫んでいる。
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私が帰宅で玄関前に近づいたり、妻のバイクの音も聞き分けていて、バイクの音が私の耳に届かないうちから啼き始める。個別に人を使い分けしています。
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鳥類には、人間にない鳥能力(超能力)が備わっているのであろうか。
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うちのベニコ(名前)は人間の歳で言えば、老齢の領域なのであろうが、その叫び声は衰えをしらないようだ。 それにつけても鳥類もまた、人間と変わらない喜怒哀楽が豊かであると気づくこの頃である。
彼や彼女に笑われない人生を送りたいと思っています。

後書き

H28/4/29
あまりにもそっけない文章に感じましたので、改筆しました。

この小説について

タイトル カラスのガァコ
初版 2016年4月27日
改訂 2016年4月30日
小説ID 4776
閲覧数 365
合計★ 6
そら てんごの写真
ぬし
作家名 ★そら てんご
作家ID 675
投稿数 30
★の数 106
活動度 7730

コメント (4)

★にのやしあ 2016年4月27日 23時54分03秒
鳥を元にして、いろんなことを伝えてくれるようだな、と感じるエッセイでした。
カラスが鳩と比べ、”ある意味可哀想である”カラスの驚くべき鳥能力。そしてベニコの鳥能力。
まだまだ深く掘り下げて話をしても面白いテーマ(?)だなと、感じました。
ただ、そろそろ眠くなってきたので、感想はこの辺で。
星が3つなのは、話の中で、言いたいことがぼやかされすぎているきらいがあって、何がいいたいの?って思うところがあったからです。エッセイだから何がいいたいとかは書かない、みたいな決まりがあるなら、すみません。あと、私の読解力がない可能性もあると思います。でも、なんか気になってしまったので、言わせてくださいね。
でも、先にも書きましたが、発想がとても面白いです。言葉を掛けてシャレにしたり、擬人として、鳥を扱ったり。鳥に対する愛が伝わりました。
そら てんご コメントのみ 2016年4月29日 23時58分03秒
にのやしあ さん
お名前ペンネームですよね。意味とかあれば教えてください。
もっとも私のペンネームも怪しいいわれがありそうですが、結構、単純な発想で産まれました。((笑))
確かに何が言いたい?って所はありますねえ。にせエッセーです。
反省を込めて加筆しました。ほんのすこしですが( ´艸`)
本人的にはあまり枠にこだわらないところがあって、少々こまっています。
感想のほどありがとう。
★にのやしあ コメントのみ 2016年4月30日 21時07分05秒
ペンネームはアナグラムです笑
改稿後の
「ただ市内のカラスの存在は鳩の数には及ばない。彼らは人相的に不利である。忌み嫌われる黒色だからなのであろうか。しかしよくよくかれらの顔を見てやって下され。
つぶらな瞳で、けっこう可愛い顔をしていますよ。 」
がお気に入りです!
呼んだ感じで、「いい」の裏には「良くない」があり、「良くない」の裏にはきっと「いい」がある。ということかな、と思いました。
私も鳥達のように時にはゆるく流して、時にはたくましく、生きて行けたらいいと思いました。
わざわざ改稿までさせてしまい、申し訳ありません!前でも面白かったし、今もさらに面白くなったと思います!
★アクアビット 2016年9月22日 9時05分08秒
烏、大好きです。
信号待ちで、電柱から人間を見下ろす彼らに
手を振って合図を送るくらいファンです。
気を付けて見ていると、
個体識別も出来るようになりますよ〜★
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