ケーキバース松さん - 【おそ松さん】君と僕のあまい世界【でも松要素薄め】

眠烏(すやがらす)
--------------------------

僕はチョロ松。松野家、六つ子の3番目。2X歳でニート。

そんな社会の底辺に居る僕は味音痴だ。

高校生の時から食べ物の味が分からなくなった。

何を食べても味がしない。


僕の周りは心配した。突然味覚が機能しなくなった僕を。

でも僕は知っている。昔、近所のおじさんに教えて貰ったんだ。

--------------------------

「チョロ松くん、この世界には三つの人がいるんだ。」



「普通の人と、ケーキと、フォーク。」


「なにそれ!とっても美味しそうな名前だねー!」


「今から説明してやるから饅頭食ってちゃんと聞いとけ。怖ぇ話だが将来役に立つ。」


「うん、わかった!」


「普通の人は普通に暮らしている。

寝て、ご飯を食べて、学校や会社に行って、普通の生活をしている。

これは知ってるよな?」


「でも、その普通には「裏」があった。」


「うらぁ?」


「そう、裏。

実は、テレビのニュースには出ないが毎日、世界のどこかで、人が食べられている。」


「その原因が、残り二つの人。ケーキとフォーク。」


「ケーキは、普通の人と同じように生活してる。

ただ、普通の人と違う所はな?


ケーキの体は高級菓子みてぇに甘くて美味い。」


「生まれた時から、髪の毛も、血も、全部が甘い。

ただその事はケーキ本人も普通の人にも分からない。」


「分かんないんじゃダメじゃん!」


「でもな、分かる人種がいる。フォークだ。


フォークは生まれつきじゃなく生まれた後に普通から変わるんだ。


フォークの特徴は、食べる物の味が分からない。」


「えー!分かんないの!?可哀想!」


「可哀想だよなぁ?

でも違うんだ。


フォークは、ケーキの人種だけ美味しく食べられる。」


「ケーキの体だけは、甘い香りがして、それこそお前が今食ってる饅頭なんかと比べもんにならないくらいの甘さ。」


「へぇ…」


「フォークは、また美味しいものが食べたい、味が分かりたい、

その欲望に負けたフォークがケーキを食べる。」


「僕、食べられちゃう?」


「まだお前がケーキと決まったわけじゃねぇだろ?

まぁ、大体はいきなり味覚が分からなくなるという事が起きるからケーキを食べる前に殺人予備軍として牢獄行きだ。」


「でも、さっきも言った通りこれは表には出てない裏の話…





チョロ松くんももしかしたら…食べられちゃうぞぉぉっ!」


「ぎゃぁぁぁぁ!!!」



--------------------------



これを初めて聞いた時の僕は、


毎日、フォークにはなりたくないと願い続けた。

ケーキにもなってませんようにと、

兄弟もケーキでもフォークでもありませんようにと願い続けた。






…僕の願いは届かなかった。

味覚が分からなくなった時、フラッシュバックのように思い出した。



「フォークの特徴は、食べる物の味が分からない。

フォークは、ケーキの人種だけ美味しく食べられる。

その欲望に負けたフォークが、ケーキを食べる。」




僕はフォークになってしまった。

おじさんは分かってたのだろうか。



そして最近、とても悲しいことに気付いた。


寝る時、右の方からとても甘い匂いがするのだ。


きっと、僕にしか分からないあまぁい、あまぁい、ステキな香り。


味覚がわからなくなって五年はたった。


あの話が本当なら、もう一回甘い物が食べれる。


でも、食べたらみんなが悲しんでしまう。


どうしよう、どうしよう、どうしよう…


--------------------------






理性と本能がぶつかりあっている内に朝を迎えた。


徐々に起きる兄弟。僕の右側にいる兄弟は寝ぼけながら、

「おはようシコ松〜なんちゃってぇ」

と笑い混じりに言った。


僕はそれにツッコミもせず、ただ「おはよう」とだけ返し、起き上がり、何の味もしない朝ご飯を食べる。


目の前に座る兄弟からいい香りが漂ってくる。


いつ、僕はこの兄弟を食らうんだろう。


何も知らないのにいきなり食べられるなんて嫌だろうな。


ぼぉっとただ考えていた、それだけだと思ってた。







いつの間にか僕は、甘い香りのする兄弟の胸ぐらを掴んでいた。



周りは驚いてる。甘い香りのする兄弟も突然の事で動揺している。


「お、おいチョロ松ぅ…そんなに朝の挨拶ダメだった…?

今飯だしさ…後で怒ればいーじゃん…ねぇ…」


「そうだよチョロ松兄さん、今ご飯中じゃん。そんなの後ででいいでしょ?」


あぁ…いい香り、あまい、香り。

聞こえる声がぼやける。



「なぁ…チョロ松聞いてる?」






とても、






とっても…






…美味しそうなケーキ!
















「救急車…誰か救急車!!」

「大丈夫かおそ松!チョロ松!」





「い…一松兄さん…なんで…?」



















--------------------------


君と 僕と 「俺の」 あまい世界


--------------------------

後書き

「あとがき」



はい、ちょっと裏切ってみたかったと言うだけです。

思い通りに行ってもつまんないですからね。



この話の本当の物語です。

--------------------------

この物語での登場人物は六つ子全員。


おそ松、カラ松、十四松は普通の人。

チョロ松はケーキ。


一松がフォークでした。




☆チョロ松は味覚が高校生で無くなりました。


でもそれはただの病気でした。


味覚が無くなった瞬間、チョロ松はフォークだと思い込んでしまい病院に行く事を進められても断っていました。




☆一松も、高校生の時に味覚をなくしました。


おじさんはチョロ松一人だけにあの話を教えた訳ではありません。



一松は一人で病院に行きました。


脳などに異常はなく、正常。


高校生の時、一松はフォークになりました。


兄弟には隠そうと、ご飯は毎日欠かさず食べました。


チョロ松から甘い香りはいつもしました。


でも我慢して、毎日お菓子を大量に食べ、そのお菓子の香りで誤魔化していました。


そのおかげで誰にもバレず、大人になり、ある日。チョロ松があの行動を起こしました。





☆なぜおそ松は甘い香りがしたのか。


トド松に、試してほしいとお菓子の香りがするシャンプーとリンスとボディソープを貰っていました。


お試し品で、約1ヶ月持つ量。


「他の兄には見つかりたくない、でもどんな匂いするか分からないから試してほしい」と渡され、毎日兄弟にバレないように自分の家の風呂で使っていました。




日に日に甘い匂いになっていくおそ松の隣で寝ているチョロ松は見事に勘違いをしました。



そしてフォークという人種になってしまった、兄弟にケーキがいた事実などのプレッシャーやストレスによりチョロ松は壊れてしまいました。





その様子を見た一松は驚きました。


チョロ松兄さんはフォーク?ケーキ?いや、ケーキだ。じゃあ何でおそ松兄さんに?



一松はおそ松兄さんを守るためにチョロ松に近付きました。



そう、フォークにケーキが近づいてしまった。



何年も我慢してきた甘い香りが目の前からしている…




一瞬で理性を失った一松はチョロ松を食べてしまいました。


--------------------------

ちょっと悲しくて不幸が重なったような話になりましたね。

思いつきで書いてしまったところもあるのでうまく文になっていなかったらすみません。

ケーキバースはとってもいいですよ!是非皆さんもケーキバースで小説を書いてほしいです!


それでは、またどこかの物語で会いましょう

この小説について

タイトル 【おそ松さん】君と僕のあまい世界【でも松要素薄め】
初版 2016年10月28日
改訂 2016年10月28日
小説ID 4833
閲覧数 314
合計★ 7
パスワード
編集/削除

コメント (2)

弓射り 2016年10月28日 6時56分58秒
二次創作だけど、囚われてないところは面白いです。
原作は読んでないですが、不思議な雰囲気の文章ですね。

読み物としては、本編の説明を延々と後書きでしちゃうのはどうかなーと思いますが、そういう構成だって思えば違和感はないです。本文のテイストに合わせてあるし。本編内で伝えたかったことを全部言えるほうがかっこいいですけど、スタイルは自由ですからね。

謎の設定がいっぱい出てくるんですけど、バックボーンの知識が感じられるので雰囲気だけで読み通すことはできました。ただ、置き去りになる人はいるかもしれないです。

ケーキバースって何?(笑

おそ松さんの世界観を紹介できているのかは微妙かなぁと思ってしまいます。オリジナルキャラクターで動かしても支障がないような。世界観を借りるならば、素材を活かしきるみたいなスキルがオリジナル小説と違って求められてくるでしょう。
都合のよい所だけ拝借してきた感じは否めません。
匿名 2017年1月16日 20時45分02秒
名前 全角10文字以内
コメント 全角3000文字以内 書式タグは利用できません
[必須]

※このボタンを押すと確認画面へ進みます。