ウツ空からの平和論 - 続『ウツ空からの平和論』(3)

なんとも物騒な世の中からウツ思考を脱出させることを考えた。

2017年6月1日現在、世界人口は74億0260万9000人前後だという。
これは米国勢調査局と国連のデータによる数字で、そのリアル・カウンターは毎秒2〜5人の割合で止まることなく人口が増加を刻み続けています。又、1年に6千万人が亡くなり、1億3千万人が生まれているとも言われています。
――たったこれだけの人口である。『74億人の人類のみ』がこの地球上に生存しているのである。ある意味、膨大な生物の数の中で人間として生まれる確率は奇跡的な数字だと思う。それも生存するのにふさわしい環境が続いている現在に生まれ合わせる確率はもっともっと低くなるだろう。137億年という時の流れから見ると、現在生きていること事態が奇跡を遥かに超えてしまった出来事であることに気付かねばなりません。

―― 一度夜空を見上げてみよう。都会の明かりを離れてみれば無数の星が瞬いている。
なんでもこの我々のいる天の川銀河には約1000億個の星が瞬き、宇宙にはそんな銀河が1000億もあると言う。だから全宇宙で100ガイ個(1のあとに0を22個つける)も星は存在すると言うのに、いまだ他の天体に生命体は見つかっていない。
宇宙の広さと比較したとき74億人という数字が、いかに少ない数字であるのか解ろうと言うものだ。そんな小さい存在がこの地球を一瞬のうちに焼き尽くしてしまう程の核爆弾を保有していがみ合っている。

――まるで子供のように核ミサイルを打ち上げて、喜んでいる指導者が存在する。
そしてその非行に走る子供を威嚇する指導者がいる。ところが悲しいことにその父親であるべき指導者は自らが核武装して、核弾頭を持とうとする子供のような指導者を威嚇しているのである。その行動は全く説得力を持たない。大国だけが売り文句の、所詮は同じ貉(ムジナ)ではないか。

――曰く、今は対話の時ではない。制裁をもって臨むべきだと言う。目には目をと言う論理に従って日本海近海で戦闘を前提にしたデモストレーションを行っている。
なんとも大国の哀れさよ。なぜ自らを律することなく、他国が核兵器を持つことを止めようとしているのであろうか? なぜ核兵器の持つ魔性を知りながら、核兵器でもって平和を維持しようとするのであろうか?

――とは言っても、核兵器をもってしまった5大国(アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国)や小国(インド・パキスタン・イスラエル・北朝鮮)そして(イラン・シリア・ミャンマー)については後戻りなど出来ない状況である。一旦、核の魔性に魅入られてしまったら、もうどう足掻こうが抜け出すことは不可能に近いことはこれまでの歴史を見ても察しがつこうと言うものだ。これから先も核に怯えてくらすことになり、真の平和など訪れることなどないのである。
核による核抑止力などと言う便利な言い訳は、人類史の上では成立しない詭弁であろう。

――そこで日本の役割の話である。何度も私が訴えている、日本が国際的な立場で行うべきは、平和立国日本論である。世界の中で真剣に核廃絶を訴えていくべき使命のある国は、日本をおいてしかありえないと思うのであります。
――ストップ! 日本はアメリカの腰巾着であってはいけない。
具体的には自衛隊を使って、共同訓練や後方支援を行ってはいけない。
いかなる理由があっても、諸外国と一緒になって戦闘行為を行ってはいけない。
――首相が勇ましく諸外国と軍事力で協調路線を開拓して行くのではなく、諸外国に対して核廃絶を訴えていくべきであります。それこそが人類的な理にかなった行動であるのです。――言い換えると日本の指導者に臨むことは、完全なる平和立国宣言であります。
堂々と胸を張り、不幸の淵をさまよう諸外国に対して、毅然としたスタンスで平和の尊さを訴えていこうではありませんか!

――中国の言う対話路線と違う点は、核兵器や殺戮武器を持たない対話路線であります。
いまだ中国や近隣諸国から、日本に対して先の大戦の反省が出来ないと揶揄される原因は、自衛隊と言う軍隊の破棄と、そして先の大戦の反省を踏まえた行動、つまり反戦運動が行われていないことに対する危惧であろうと想像しますが、どうでしょう。

――話は少し飛躍しますが、この広い宇宙の中で他の惑星の人類が出会うことがあるとすれば、それは平和の惑星にふさわしい人類に地球が満たされた時ではないでしょうか。
この本来何でもない異星人との遭遇が実現していない根本的な原因は、地球上の人類がいまだふさわしい平和環境を気付けていないからだと思いますが、どうでしょう。

――真の意味で地球上が核兵器を捨てて、貧困のない世界を実現したとき、宇宙の星々から訪問してくる知性が現れる。……今74億の人類の中でそんなことを夢見ている人々は一体どれくらいいるのでしょうか。
――地球上の人口増加がこのまま続いて行けば、いずれかには他の天体に移住をしなくてはならない時が来るでしょう。
――少なくともここで出会えた貴方と私は、間違いなく平和を望んでいることに間違いないことでしょう。それを信じます。想像すれば……ほんの少し幸せな気分になりました。ウツもどこかに行ってしまったような気分です!

H29年6月1日

後書き

本当は誰もが信じようとして、どこかに信じきれない自分を持っている。
そんな世の中に思えるのは、どうしてだろう。
もっともっと、人間の正義を信じようではありませんか。

この小説について

タイトル 続『ウツ空からの平和論』(3)
初版 2017年6月1日
改訂 2017年6月1日
小説ID 4945
閲覧数 78
合計★ 5
そら てんごの写真
ぬし
作家名 ★そら てんご
作家ID 675
投稿数 30
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活動度 7730

コメント (2)

★アクアビット 2017年6月12日 15時21分34秒
『出る杭は打たれる』んですよ、そらさん。
311の直後、ツイッターを始めた私は
世界に向けて、この国を憂い、
正義の在り処を訴えました。
さて、返ってきたのは・・・
『偽善者め』というコメントでした。
顔も知らない、思想も交換していない、
おそらく「日本人の彼」は
私のツイートを罵倒で拡散してくれました。
・・・悲しいですね、深く傷付いた心を癒すのには
数年かかりましたよ。
そら てんご コメントのみ 2017年6月12日 21時16分14秒
アクアビットさん

心中、思いやられます。
でも、怒りで自らを痛めてはダメですよ。
きっと何度か繰り返す中で、抗体ができてきます。(笑)

私はツイッターなんどやりません。
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