淡水魚ヨリメ

 今この北関東の山あいの、しぶきをあげる急流の、川岸にいる小魚が、食物連鎖の環をなし、厳しい自然に生きている、割にはちょっとぼんやりしている寄り目がちの小魚が、人類に未だ発見されていない新種であるということに、当の小魚はもちろん知るよしもなく、流れてきた小枝に気づいて慌てて避けている体たらくではあるが、同じく小さい生命体である不肖アマガエルは知っており、この小魚を、先述はしているが、両目がずいぶん前方についていると言う理由から、ヨリメ、と名づけたのであった。
 このヨリメにはちょっと前に偶然出会った。出会ったと言ってもこっちが一方的にヨリメを観察しているのであって、魚のくせに俊敏性のかけらもないヨリメが、川の側の木の葉の上にじっとしている両生類に気がつくはずもない。
 ヨリメの出生は不明である。おそらくは突然変異によって誕生したのであろう。親が誰だかわからないが、はじめ黒いメダカかと思ったほどなので、多分親はメダカであろう。もっとも、こんな山の中にメダカが住んでいるのかと指摘される魚類、甲殻類、貝類諸氏もいらっしゃることだろうが、こんな山の中になぜかいるアマガエルが言っているのだから、なぜなぜ同士で信じていただきたい。
 私はここで、たまに木の枝をはってくるアリなど小型の昆虫を捕食しながらヨリメの観察を続けているが、ヨリメにはあまり食欲がないらしく、一日のほとんどを、流れのゆるやかな場所でたゆたっているだけだ。
 生き物なのに食欲がないとは、実に理解しがたく、不思議である。いや、確かに、思い出したように石にこびりついた苔などをつついているときもあるが、一日か二日にいっぺん、あるかないかである。
 あんまり食事をしないので、カエルは心配になっている。たまには川の浅いところに住む虫など、栄養価の高い食事を取って、元気に求愛行動をする姿を見せてほしいところだが、そんな気配は一向に感じられない。
 求愛行動といえば、実はヨリメ以外の同種のヨリメを見たことがない。ここの川ではアユやマスやイワナなど、人類に美味とされる肉質を持つ魚類しか見たことがない。ヨリメはせいぜいが五センチ程度の大きさで、とてもアユと同種とは思えない。まだ稚魚なのかも知れないが、マスにしては目が寄りすぎている。これでは成長しても寄り目すぎて、イワナには見られない。つまりヨリメは、唯一無二の存在であり、同時に孤独な存在なのである。
 であるならばヨリメの食欲のなさも、日がな一日ぼんやりとしているのも合点がいく。ヨリメはさみしいに違いない。カエルはヨリメのさみしさに気づき、今すぐにでもこの葉っぱの上から水中へ飛びこみたい気持ちにかられるのだが、さては魚類と両生類。カエルが幼きおたまじゃくしであったならまだよかったのに、と我が身を恨んでも、手足を引っこめて尾を伸ばすことはできない。カエルにできることといったら、ヨリメの流れにただようさまを見、たまに木を登ってくるアリを食うことだけであるもぐもぐ。
 また逆にヨリメを食らおうとする他の魚類も現れないのであった。前述したように、ヨリメの川にはヨリメより大型の魚もいるのだ。より高次の消費者である彼らがヨリメを追いかけ回すことなど、観察を始めてから一度も見たことがない。いや、彼らはヨリメの存在にすら気づいていない風である。
 ヨリメ・ステルスか。
 字面はかっこいいが、そうなるとヨリメは米国人になってしまう。そんなことはないと思うが、まさか外来種なのではないか、という仮説が浮かびあがってしまうと、必ずしも否定できるものではない。
 おそらくはヨリメの半生とは、心ない人類が、心ないペットショップなどいう我々に関心はあれど愛のない場所で金銭と交換されたあげく、飼育が難しいなどとわけのわからないふざけた理由で、偽善まるだしの自然に帰すという選択肢を選ばれてしまったのではあるまいか。
 おお、かわいそうなヨリメ。ならば食欲がないのもうなずける。食生活が合わないのに違いない。ハンバーガーが食べたかろう。コーラも飲みたかろう。カエルはヨリメを両の手ですくいだし、成田空港まで連れていってあげたい。あげたいが、焼けたアスファルトは我が粘膜を貫き、両生類の限界を恨みながら、カエルは一瞬でジャーキーになってしまうことだろう。
 ジャーキーでよかったら食べてください。いやいや、ヨリメが幸せな生活を送るには、皮肉にもヨリメを不幸せにした人類がヨリメを運ぶ必要があろう。つまりヨリメは一生ずっとさみしいということだ。ならばカエルがかたときも目を離さず、ヨリメを観察してあげよう。ヨリメがメダカだったなら、上にいるカエルに気づくこともあるかもしれないが、ヨリメは寄り目。カエルを見てはくれないだろう。
 するとヨリメの姿が揺らいで見えた。おや、水面に波紋がたっている。その波紋の中心からは、空中へと糸が伸びている。
 さてはクモの糸か。ならば糸をたらすのは仏様、ではなく人類だ。
 この中年の雄の人類。淡水魚を求めにきたようで、格好だけはやれキャップだベストだと気合入っているようだが、明らかに釣りは素人だははは。ちょっとルアーが大きすぎるんでないかい? あれじゃあ例え食いついてきても飲みこめないでしょうよアユやイワナは。
 案の定、美味系川魚はキラキラ輝くルアーを突っついてはいるが、それを飲みこもうとする豪気な輩はいない。ヨリメはぼんやりとその様子を眺めているだけ。場違いな闖入者が現れても、この川の静けさがおびやかされることはないようだ。
 人類はあきらめてさおを上げようとした、が動かない。もう年だからさおが動かないわけではない。さお違いだ。どうやらルアーを石に引っかけてしまったらしい。しばらくは大物を釣り上げようとしているかのごとく格闘していた人類であったが、あきらめて糸を切ると、おとなしく川岸から立ち去っていった。
 残されたルアーは、川の流れに妖しく身をくねらせ、ときおり惑わされた淡水魚が突っついては離れていく。一体何の魚類を模しているのであろう。頭はずいぶんととがっており、これまたずいぶんと目が下についている。その目も、ヨリメとは逆に離れていたが、くりくりとつぶらな瞳である。それにえらも背びれも見当たらないが、尾びれは大きく胴体ほどはありそうだ。しかもその尾びれはいくつもの枝に分かれていて、思い思いに波うっていた。
 少々派手なやつだが、この川に静かな仲間が一匹増えたと思いたい。自己主張は少ないだろうから、ヨリメのいいお友達になってくれたらありがたい。
 ヨリメはしばらくの間は、突然の来訪者、しかもつつかれてもつつかれても動じないタフネスに、近づきがたい雰囲気を感じ取っていたようだったが、割とおとなしい性格だとわかると、ヨリメの方から寄っていくようになった。とはいえ、いまだ直接のコンタクトはなく、ヨリメも苔をつつくのを装いつつ、横目でルアーの様子をうかがう、というものであった。
 しかし、ヨリメの行動は確実に変化していた。これまで他の生物に対して無関心であったのに、今のヨリメはルアーと仲良くなろうと努力している。ルアーの周りにきれいな小石が散らばっているのが見えるだろうか。これはヨリメからの贈り物なのだ。ヨリメは川底を探索し、ルアーに似合うような石を見つけると、口に含んでルアーのところまで運ぶのだ。しかしヨリメには照れがあるのだろう、無雑作にぺっと吐きだすと、一目散にその場を離れ、遠くから様子を眺めるばかりであった。
 なんといじらしいのであろうかこのヨリメは。人類でない生物には求愛行動しかないと思っていた。だがこのヨリメの不器用な努力をなんと表現するべきか。恋愛、いや、友愛行動とでも呼ぶべきかもしれない。もしヨリメの住む川にネット環境が整っていたら、ヨリメはハンドルネーム「寄り目男」として多くの先達に助言を求めていたに違いないっていうかこのネタはもう古い。
 ヨリメの友愛行動が功を奏したと見えて、ヨリメはルアーのお友達になることを認められたようである。ヨリメはこのときになって初めて、ルアーが石の側から離れられないことを知った。ヨリメは動揺したが、ルアーはそのことについてあまり気にしていないようで、ヨリメに親愛の意味をこめて尾びれをふりゃふりゃさせていた。なのでヨリメもそのことについては触れないようにした。
 そのため、川の中を泳ぎ回って遊ぶなどということはできないので、ヨリメとルアーは、もっぱら顔を寄せておしゃべりをしていた。なにを話しているのか、カエルは気になって気になって仕方がない。やっぱり飛び降りて盗み聞きしたいところだが、おとなげないのでじっとしてます。
 ヨリメはまた食欲も出るようになった。苔をつつくだけでなく、虫を捕らえるようになった。ヨリメは動けないルアーのために、餌を捕らえてくることもしばしばだったが、ルアーは摂食行動はしないので、虫はこそこそと逃げおおせるのだった。ルアーのこの行為に、「寄り目男」は内心傷つくのであったが、動けないということもあるし、なにか言いづらい理由があるのだろうと、ルアーを思いやり、不満を口にすることはなく、小石を拾い続けたように、ヨリメは餌を運び続けるのであった。
 しかしヨリメは日頃の経験が足りないことがたたり、知らず知らずのうちにあやまちを犯してしまっていたのである。
 ヨリメが普段より足をのばし、餌をついばんでいた先は、どうやら他の魚のナワバリのようであった。ナワバリを荒らされたヤマメはヨリメに一直線に飛びかかってきたのである。
 そう、ヨリメがこれまで安穏と暮らしてきたのは、ひとえに出不精だったからであり、他の魚のナワバリを荒らさなかったからであった。
 状況がつかめていないヨリメは、大きな口が急接近してくるのにぼんやりとしていたが、間一髪のところで正気を取り戻し、慌てて逃げだしたのであった。
 縄張りを守るだけなら、ヤマメも深追いはしない。しかし小さなヨリメのことを、外敵から餌へと認識しなおしたようだ。ヤマメは猛然とヨリメに襲いかかる。ヨリメはカエルにもこれまで見たことのない動きで、泡の線を引きながら、命からがらルアーのところまでたどりついた。
 ヨリメは岩かげに身を潜めた。ヤマメはヨリメを見失ったが、その代わりにルアーが目についた。ルアーは尾びれをふりょふりょさせて、ヤマメを挑発していた。
 なんだてめー。このルアーが相手になってやるぞー!
 ヨリメはぶるぶる震えていたから、ルアーがいかに勇敢に、頭が欠け、塗装がはげ、尾びれがちぎられようとも、ヤマメと戦い続けたのをこれっぽっちも見ていなかった。ルアーのつるりとしたクリーム色のボディが、すっかり引っかき傷だらけになってしまったのに、ルアーのつぶらな大きな目玉が、曇ることなど片時もなかった。ヤマメはその目に圧倒されてきた。かみついてもかみついても平気な顔をしているこの変な生き物はなんなんだ。びっくりするほど食えないやつだ。すっかりくたびれたヤマメは、捨てぜりふを吐きながらナワバリへと帰っていった。
 あたりが静かになったので、ヨリメはおそるおそる顔を出した。するとさらにおそろしいことが起きていた。
 ヤマメとの格闘により、ルアーを縛りつけていた糸がほどけ、ルアーは川下へどんどん流されていたのである。
 ヨリメはルアーを追いかけようとして、しかし動きを止めた。ヨリメはなにをためらったのか。ルアーが流れていく先に、ヨリメはなにを見てしまったのか。カエルにはわかる。だからヨリメ、ルアーを追ってはならない。ヨリメの大切な友だち、ヨリメを守った勇気ある友だちであるルアーを、ヨリメはこれ以上見てはならない。
 しかしヨリメはえらを広げて大きく深呼吸すると、尾びれで強く水を蹴り、ルアーを追いかけていってしまった。
 ばか。ばかばか。行くんじゃないの。カエルは急いで木を降りて、カエルはヨリメを追いかけた。
 川の流れは急になったり、ゆるやかになったりしたが、ヨリメはルアーに追いつけない。なぜかルアーは今までのようにどこかに引っかかるということがなかった。ルアーとヨリメ、そしてカエルの距離は一向に縮まらない。
 カエルはヨリメに呼びかける。
 ヨリメ、この先に行ってはいけない。
 ヨリメ、ルアーを忘れるんだ。
 ヨリメ、ヨリメ、ヨリメ!
 やはりカエルの声は、ヨリメには届かない。
 いつしか川幅は、ヨリメの住みかであった川の何十倍にもなっていた。
 大きな橋の下をくぐり、白い煙を吐く高い煙突を望んだ。そして水平線が、まるくまるく広がっていた。
 海が迫っていた。
 と、ここにきてようやく、流れがだいぶ遅くなってきたために、ヨリメはルアーに追いついて、糸をくわえることができた。が、すでにヨリメは、海からの引き寄せる力にあらがうことができなくなっていた。
 カエルはもう、ヨリメの姿を見ていられない。険しい流れを駆けおりてきたものだから、ヨリメの小さな体は、すっかり傷つき、弱っている。もうこんなゆるい流れにもかかわらず、ヨリメの体力では、ルアーを引き止めることができなくなっていたのだ。
 まだヨリメ一匹なら、川に帰れるかもしれない。カエルはヨリメに向かって叫ぶ。囁くように叫ぶ。
 ヨリメ、これ以上進んではならない。引き返せ。
 君の体に海水は受けつけない。息ができなくなってしまうぞ。君の血管に海水が混じりこんで。ルアーの糸を、放すんだ。
 しかしヨリメは口元を固く結び、まっすぐに前だけを見つめていた。
 ヨリメの周りの水が、暗く青く臭くなってきた。ヨリメはルアーに、一言二言ささやいた。その間に、巨大で黒い塊が、ヨリメに衝突したのであった。
 カエルは立ち止まった。カエルの足元に、白い波がうちよせていたからだ。
 ああ、ヨリメ、そうだったのか。君の体には既に、えらにも、肉にも、骨の髄にも、自分にもどうにもならない狂気が満たされていたんだね。ヨリメはそれを、否定しなかったのか。
 カエルは座りこんで、太陽すら飲みこもうとしている海に思いを飛ばした。
 そこへ犬の散歩中の人類の若い雄がやってきた。
「カエルさん? めずらしいね。海の近くまで来るなんて」
 ああ。君は、ヨリメという魚を知っているかい。
「よりめ? 知らないけど、おもしろい名前だね」
 ヨリメは何も知らない小魚なのに、この世で一匹しかいないのに、友だちを助けるために、海の中へ入っていってしまった。実はできたかもしれない、ヨリメを助けることが、自分には。だけど手をのばすことをしなかった。ヨリメが、友だちを放さなかったからだ。カエルは、ヨリメを助けても、ヨリメは、友だちに感謝の言葉を述べるからだ。カエルは、なにがしたかったんだろう。カエルは、本当は――。
「カエルさん」
 人類の若い雄は言う。
「水に住む生き物は、みんないつか龍宮を目指すんだよ。カエルさんは大人になるときに陸に上がってしまうから忘れてるかもしれないけど、おたまじゃくしのときには、龍宮に行きたいっていつも願っていたんだよ。だからそのヨリメさんは、お友だちと一緒に龍宮へ出かけたんだよ」
 龍宮? なにがあるっていうんだい。カエルも昔は行きたがっていたっていうのかい。
「龍宮にはなにもないよ。あそこはユートピアだから」
 すると男の子と犬の足元から突如まっ白な煙が立ちのぼったかと思うと、すっぽりと男の子と犬を包みこんで、姿が見えなくなってしまった。
 煙がはれたときには、人類も犬も、カエルもいなくなっていた。彼らの立っていた場所には、三組の足跡が残っていたが、波がうちよせて、足跡さえも、きれいに消し去っていった。 

後書き

 一年間筆が進まず、書き終わってない作品があるというのに、こういう話は二日で書いてしまうんだ連打って。
 お断りしておきます。私に淡水魚に関する知識などなく、また調べようともしなかったので、おいしそうなやつしか名前がでてこなかったですし、生態も適当です。いいかげんで大変申し訳ございません。あとヨリメなんて魚はいません。淡水魚について正しい知識を持ちたい方は、図書館にでも行って自分でお調べください。あとルアーについても同様です。釣り好きの方、すいません。ほんとテキトーで。作中のルアーはイカの形を想像して書いておりましたが、そんなルアーはあるんでしょうか。しかも川釣りにイカって……。いろんなところにツッコミを入れながらお読みください。ご意見ご感想お待ちしておりますゲロゲーロ。

この小説について

タイトル 淡水魚ヨリメ
初版 2006年3月9日
改訂 2006年3月9日
小説ID 608
閲覧数 2329
合計★ 33
蓮打の写真
ぬし
作家名 ★連打
作家ID 9
投稿数 14
★の数 208
活動度 8795

コメント (10)

★くるぶし! 2006年3月9日 12時43分42秒
感動しました……
とても。

ただの感想でごめんなさい。
でも感動しました。マジで
そしてたまににやっとしたり
★シェリングフォード 2006年3月9日 21時19分00秒
 連打さん初めまして。このほのぼのとした雰囲気が好きです。カエルのヨリメへの思いがいいですね。

 コメント少なくてごめんなさいorz
★連打 コメントのみ 2006年3月9日 22時51分29秒
コメントありがとうございます。書いてから思ったんですが、ラストのあれはサイボーグ009だと思いました。「どこに落ちたい?」って言ってたんだと思います、ヨリメ君は。
★ひかる 2006年3月9日 23時49分13秒
ヨリメという名前が可愛いです。名づけたカエルが可愛いです。たゆたってるヨリメがかわいらしいです。見守るカエルが可愛いです。積極的なヨリメがいじらしいです。追いかけるカエルが可愛いです。追いかけるヨリメが健気です。悩むカエルが愛しいです。以上私的感想です。読みが浅くて申し訳ありません。

ラストについて。私はカエルは帰ったと受け取りたいのですが、消えてしまったのが本当なのでしょうか。読解力不足で申し訳ありません。
このような質問は反則だとは思いますがご回答いただけるならば幸いです。
★イカサビS 2006年3月10日 14時07分40秒
ヨリメ・・・ヨリメーーーー(TロT
不覚にも目じりに水が・・・感想としてはとても短く、簡潔に、「とても面白かった」です!
★連打 コメントのみ 2006年3月10日 17時26分38秒
ひかるさんへ コメントありがとうございます。カエルくんがどうなったかについてなのですが、自分自身、いつもよくわからないところを残しながら物語を進めてしまいますので、正直わかんないです。ひどい話です。ですので、私もまた一読者の立場として読んだとき、登場人物は、すべてなんらかの隠喩であると思うのですよ。で、カエルってのは、10代の男子って感じがするのです。少なくとも男子だと思います。ではヨリメであらわされた隠喩を手に入れられなかった男子はどうするのか。
……ところでヤマメって「山女」って書くんですね。てことはヨリメも「寄り目」じゃなくて「寄り女」って書くんですよきっと。でルアーって、田舎の小学校だか中学校に転校してきた、かっこいい都会の男子なんですよ。で、カエルはいつも鼻水たらしてるよな男子。はい、思いつきです。ご想像におまかせします。
★ひかる コメントのみ 2006年3月10日 18時13分52秒
連打さん、どうもありがとうございました。

>ご想像におまかせします
深いですね。妄想に励みます。ただしどうなっても当方では責任を取りかねます(笑)。続編展開してしまったりしますので。できませんが(爆)。
弓射り 2006年3月10日 19時28分57秒
この何ともいえない終わり方に、僕は見覚えがありました・・・

 純 文 学 。
イメージしやすいですね。僕は親父と渓流釣りをやってた時期があるのですが、それも手伝ったのかもしれません。全体を通して、ずっと作品から渓流の流れる音が聞こえるようでした。こういう小説が書きたいな、とずっと思ってますが、全然達成できないなー・・・。

尊敬します。5点。10点があげられれば、10点を付けたいくらいです。
★やまけん 2006年3月10日 21時59分18秒
最初の少し長めで句読点多めな一文でもうめろめろですよ。リズム潤う機能美溢れる文章が大好物です。はじめの一文で読者を引き込めればその小説は傑作と言っていいとかなんとかという話を聞いたことがある気がしますが(というか連打さんから聞いた気がしますが)、今それを体感した次第です。
ヨリメも、それを見ているカエルくんも健気で可愛いなぁ。

管理人が管理人に5点つけるのってどうなんだろう。まあいいか。
★ビビンバ吉田 2006年3月19日 22時14分06秒
いまさらですがコメント。なんか凄い勢いで投稿されてて却って書きそびれてしまった。
あまり細かい事書きませんが、あれです、理想郷を目指しても結局は故郷に帰るんですよね。そのへんの所、鮭に聞いておいて下さい。
面白かった。うん。
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