夢に向かって生きる - お花屋さんのお姉さん−向日葵

小学校3年の秋――

「はいっ!!席について!!」

先生はパンパンッと手を叩く。

「じゃあ、1限目、川上さんのことを先生が、話しましたね。
じゃあ、今度は川上さんから自分の自己紹介をしてもらいます。
じゃあ、川上さん、前に出てー。」

川上さん。この物語の主人公、川上小百合。

小百合はギクシャクしながら前に出て、震えた声で自己紹介をした。

「えっ・・と、川上小百合です。漢字で書いて川の上で川上、小さいに花の百合とかいて小百合と読みます。」

震えながら黒板に名前を書くとチョークは白色のはずなのに灰色になっていた。

慌てて消して力をいれ、書き直した。

「あっと、誕生日は8月7日で得意なことは生け花です。
将来の夢は花屋になることです。
どうぞよろしくお願いします。」

すると、先生が将来の夢について質問した。

「じゃあ、どうして、花屋さんになりたいの?」

小百合は髪をかきおろして
「少し長くなるんですが・・・」
と過去のことを長々と話した。

―――――――8年前
産婦人科専門病院で生まれた。

その頃住んでたのは人気の無い田舎町で

周りに住んでいたのはざっと10人程度。

でもその10人くらいの人全員がわたしのお母さんに

誕生祝でお金や食べ物、洋服までも色々なものをくれた。

でも、お隣に住んでいた花屋の新入りさんは向日葵をくれた。その新入りさんはこう言った。

「この花はね、8月7日の花。花言葉は
わたしはあなただけをみつめる って言うの。
名前は小百合がいいと思うわ。小さくても強く生きる百合のように・・・この子にはぴったりだわ。」


あのお姉さんの優しい声が、わたしにも届いた。

「そうね、その名前に決まりだわ。」

そして私の名前は小百合。

由来は小さくても強く生きる百合のように―――


それから私は普通の女の子に育った。

3歳くらいのとき。大体言葉も分かっててお母さんと散歩するのが大好きだった。

3歳の誕生日。
料理をするお母さんを真似していた。

猫のエプロンをして髪の毛を上げて。
1度に色々な料理をこなしてお母さんの手は魔法の手だった。

それを見ていたお母さんは、花瓶に一輪の向日葵を置き

「小百合、あなたのその大きな目で色んな人を見なさいよ。」

そのときは理解が出来なかった。

―――
でも今みんなの前で話してやっと理解が出来た。

「あ・・・そっか、そうゆうことだったんだ・・・。」
                     ―――

そして散歩するたび花屋を通って花屋で手伝いをしていた。

その度、色々な花言葉や花の名前を覚えるようになり、生け花までもできるようになった。


9歳のある日――――――

悲劇。

いつも構ってくれるお姉さんが病気で倒れてしまった。

ちょうど引越す準備をしていたとき。

最後に病院へ行ってお姉さんにこういった。

「私、お姉さんみたいな立派な花屋さんになる!!
約束!!」

指切りして触れた手の感触がまだ残っている。

すこしゴツゴツしてるけど凄く器用な指先。


それからお姉さんは、もう帰ってこない人になった。


お姉さんに色々習ったこと、そのままにして私は将来、花屋になることを決めた。

―――――――――――――――――

「・・だから花言葉とか、花の種類とかは凄く得意なんです」

「そうなんだ、それでお花屋さんになりたいんだ。
それじゃあ、川上さん夢に向かってがんばってね。」

そういって休み時間に入った。

私の机の周りには人がいっぱい寄って来た。

「ねぇねぇ、小百合ちゃん。私、6月13日生まれなんだけど、花言葉教えてくれない?」

「6月13日はー・・ツンベルギアって言って、黒く美しい瞳って意味だよ。」

「私も教えて!2月9日は?」

「アンチューサで、真実の愛だよ。」

「川上さん、今度生け花教えてくれないかな?」

「うん、いつでもおいでよ!!」

「川上ー、俺さー明日父ちゃんの誕生日なんだよね。
何か分かる?花。」

「9月6日はキャットウイスカーって言うのだけど、日本ではあまりとれてないみたい。あ、花言葉は楽しい家庭。
9月の秋の花は薔薇がメインだから薔薇で大丈夫だと思うよ。」

「そうか、サンキュー!」



ねぇ、お姉さん。
そういえば名前聞いてなかった。
お姉さんも名前の花の名前だったのかな。
私の将来の夢を応援してくれてる人がたくさんいるよ。
天国で見ててください。私の姿を――――――――

後書き

うわぁぁぁ、こんなの初めてですから多分・・じゃない、相当下手だー。
どうか、辛口コメントをお願いします・・・。

この小説について

タイトル お花屋さんのお姉さん−向日葵
初版 2008年8月5日
改訂 2008年8月6日
小説ID 2557
閲覧数 2122
合計★ 15
Coaの写真
ぬし
作家名 ★Coa
作家ID 337
投稿数 14
★の数 126
活動度 4708
みんなが親しめる小説を書くように頑張ります!!
日常ギャグは十八番ですw
この謎の暇人px-00489号・・・じゃなくて、Coaのホームページ、作っちゃいました。暇人の謎が今、解き明かされる―――。
なんちってw
詳細→http://yaplog.jp/aira1210/

コメント (7)

★美咲 2008年8月5日 14時45分39秒
おもしろかった!

先が読めない・・・。
どーなるんだろ?
★Coa コメントのみ 2008年8月5日 17時36分52秒
To...美咲
短編小説だからーww
続きは無いよ。
こんな感じのが、好きならジャンジャン書くよー^^
★あの日の思い出 2008年8月5日 18時13分57秒
こんな系、私は2番目に好きww
一番好きなのは戦闘系ww
★水原ぶよよ 2008年8月6日 11時53分19秒
ほんわかした雰囲気がいいです。
しかしこの終わり方では、短編小説といっても続きがあると暗示させる様な終わり方で、物語はまだ始まったばかりだと思わざるを得ません。
8年前からエピソードを煮詰めて深く、転校(?)するまでの描き、転校後の先生やクラスの人たちとの話はエピローグで、新天地で「がんばるね」って天国のお姉さんに誓う。
という展開のほうが、感動的だったかと思います。お姉さんと小百合とのやりとりが深まるから。いい線いってたのに、構成的にもったいないと思いました。
なかなか感動作は難しいもので、私も前に泣ける話挑戦したけどダメダメでしたので、それに比べればはるかにいい線いってるなって思いました。死なずに泣かせればもっとオッケイw
この展開になると続きを書いていただき、花屋になるまでのつらいエピソードは必須かと思います。

若干話は変わりますが、「夢日和 - 濡れ衣着せられて」でベットと表現されてますが、まだ英語なんか科目にも入っていないと思うので解らなかったでしょうが、正確にはベットではなくベッドです。
★Coa コメントのみ 2008年8月6日 18時30分45秒
To...あの日の思い出
どうもありがとう!!でも私、戦闘形の現し方1番苦手で、感動ものが2番目・・・。
いつもコメントありがとう^^

To...水原ぶよよ様
辛口コメント、誠にありがとうございます!!
水原ぶよよ様の通り、もう少しこの話を続けてみます。
あまり、死ぬ方向には言ってはいけないと思いましたが、
つい、天国で見てて の言葉を出したかったために・・・。
上手く作り直して連載にします。
無理だと、やっぱり死なせるかもしれませんが↓
できたら、また他の小説にも辛口コメントをどんどん
辛口をお願いします^^

濡れ衣着せられて。は訂正しておきます^^
コメントどうもありがとうございました!!
★まごひげ 2008年8月31日 8時47分48秒
読ませていただきました。
面白くて最後まで読んじゃいましたよ^−^
さすがですね
文章も完璧でした、、

coa様の作品はユーモアのような力があります
自信を持って書いてください
期待してます!!!
★Coa コメントのみ 2008年9月7日 12時37分41秒
久々にIN☆


To...まごひげ様

最後まで読んでくれて、どうもありがとうございます^^

頑張りますんで^^
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