割れたガラスの破片のように、
細かく、
冷たく、
世界を写して、
光っていた。
その光は、
なんとも言えず、
人を寄せ付けない、
それが、
ぴったりかな...?
貴方にぴったりの表現かな...?
いっつもぴりぴりしてた。
そんな貴方は、
私にとって、とっても魅力的だった。
みんなに嫌われないように、
周りばっかり気にしてた。
顔色を伺って笑うのに必死だった。
そんな私には、
貴方は神様のように見えた。
自分がすべてで、
自分が世界の中心。
そんな奴、今までの私だったら、
絶対許せない。
だけど、
自分の居場所について、
疑問を抱き始めてた私には、
十分すぎる存在だった。
自分がすべてで、
自分が世界の中心。
いつしか私の世界も、
貴方がすべてで、
貴方が世界の中心。
貴方を中心にぐるぐる回り始めた。
この三月、
私は貴方に別れを告げ
―――告げてないけど...
別々の道を歩き出した。
今の高校でも、
かなりぎりぎりのラインだったくせに、
・・・もうチョイ頑張ってたら、
また三年間、同じ空気、吸ってられたかな...?
なんて思う。
いま、
貴方はどうしてますか?
私のこと、
ちょっとぐらい
覚えていますか?
私は、
自分がすべてで、
自分が世界の中心の、
貴方がすべてで、
自分がすべてで
自分が世界の中心の、
貴方が世界の中心です。
後書き
とにかく自分のすべてって感じです。
忘れないで、
それだけです。
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