バルハラン - 神の血を引く者

「すまないサーニャ、すまない」と申し訳なさそうに言う男は両手で抱えられる静かに眠る赤子にそう話し掛けた

そんな声が幼い私の記憶に残っていた、なんだか懐かしくて聞き覚えのある声、だげど誰だが全く分からない. . . . . . .もしかしてお父さん?・・・・・フフ、そんなバカげた事を考える14歳の私であった





ここはどこかの暗い森の中、そんな夜の森を物凄い勢いで突き進む馬車があった、そしてその馬車を引くのは一人の少女だった

「待て待てサーニャ!そんなに急ぐな!」と馬車の中にいる老人が馬車に必死に掴まりながら必死に訴えた

「でもお義父さん、急いだ方が早く都に着くでしょ?」と無垢で純粋な顔で少女はそう言った

「そ、そうではあるが は、速過ぎる」

老人の顔には軽い恐怖が滲み出ていた、そんな義父と打って変わって少女の足取りは更に速くなっていった





〜巨大都市『ネスチア』[入り口]〜


一つの馬車がネスチアへの入国口に訪れた

「いやはや、やっと着いたわい」

「大丈夫、お義父さん?」

「な...なんとかな、まあまず入国しよう」


〜入り口へ〜


「よし!、行っていいぞ」

そう言う門番に見送られながら馬車はネスチアに入っていった

「しかしまあ力持ちな少女だなぁ. . .」

小柄な少女が人の乗った馬車を平然と引いてる光景はさすがに門番も面食らった様子だ



「サーニャ、ワシは積み荷の値段交渉をしてくるからここで待ってておくれ、それと貴族には気をつけるのだぞ」

「うん、分かった. . .早く戻ってきてね」

馬車に残されたサーニャ、少し寂しさを感じているようだ

「ん〜〜 ・ ・ ・ ・ ・ んっ?」

ガラガラと豪華な馬車が優雅な馬に引かれて道の奥から現れた ・ ・ ・、 “貴族”だ

サーニャは少々嫌悪感を抱いた.....その理由は、この国の貴族や王族は中々の腐りようで止め金であった国王も突然の急病により最近亡くなっており国王によって抑えられていた貴族は暴走しないわけがない、それを聞かされていたサーニャは心の中で危険が早く去るように祈っていた、だが馬車がサーニャの前を通りかかった時だった

「止まれッ!、窓をあけよ!!」

サーニャには自分の鼓動の早まりがすぐに分かった . . . . . .

開いた窓から現れたのはポッチャリとした男の顔が現れた

「おぉ上玉ではないか」

「えっ . . . . .」

「こやつを連れてこい」

そう男が指示すると手綱を握っていた男が馬車から下りてきてサーニャの腕を掴んだ

「えっ!ちょっ あの」

ぐいぐいとサーニャを馬車に連れ込もうとするがサーニャ持ち前の怪力で後ろへと下がって抵抗をする

「くっ!ガキが、サッサッと入れ!」

「いっ! 嫌です!!」

そんな所に・・・・

「おやめなさい!」

「お義父さん! 来てくれたの!?」

「嫌な予感がしたんでな....お願いです、娘は見逃して下さい!!」

「ホォ〜、子思いで良い事だな . . . . . よかろう娘は見逃してやろう」

「あ、ありがとうごさいます!!」

「た・だ・し. . . 、お前の命と引き換えだ、殺れ」

「へっ! お、お待ち (ザシュッ!!)・・・・・」

目の前でお義父さんは殺された・・・・・そして大笑いする貴族 . . . . “憎い”

「うぅぅううぅうぅ . . . . . ああああああああああアアアアアアアアアアァァァァアア!!!!!」

憎い!憎い!!憎い!憎い!憎い!憎イ!ニクイ!ニグイッ!!

全身が熱くなる、殺したい!笑うあいつの全てをハカイしたい!!

「んっ、この者は気でも狂ったのか?」

この一言で完全にブチ切れたサーニャ、貴族へと飛び出す


ガッシャァァァアアンッ!!!!!


中の貴族ごと馬車を蹴り上げる、追い討ちをかけるように空中の馬車へと跳躍し更に拳で打ち上げる . . . . . . . その時のサーニャは泣いていたのだった・・・・・・

ガッシャアアァァン!!

地面へと落ちた馬車、そこからは誰も出てこなかった

「フー、フー、フー、フー、憎い! 貴族が憎い!」

その洞窟の奥から聞こえるような声は少女が発したとは思えない程のものだった

           次回に続く(?)

後書き

どうも、マシュ&マロです どうでしたでしょうか?(暇な内容だと思いますが)、この物語はパッ! と思いついたから書いてみた作品となっております、多分この話は続く(?)と思います

この小説について

タイトル 神の血を引く者
初版 2018年1月2日
改訂 2018年1月2日
小説ID 5004
閲覧数 2560
合計★ 0

コメント (1)

chenminghui コメントのみ 2018年5月2日 18時43分30秒
w^~)ހ
名前 全角10文字以内
コメント 全角3000文字以内 書式タグは利用できません
[必須]

※このボタンを押すと確認画面へ進みます。