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的場騎手7000勝記念小説

1月3日、川崎競馬場にて。
中井アナウンサーの進行で、
「皆さん、明けましておめでとうございます」
報知グランプリカップのトークショーが始まる。
ゲストのダニ桃子が挨拶し、
続いて佐々木梅見が
「どうも。今年も生きてま〜す」
と軽いノリで挨拶。
「あら、佐々木さんキャラ変えましたか?」
中井アナが突っ込む。
「川崎競馬存続のため私が率先して変わらねば・・・」
神妙な顔で答える佐々木。
「的外文男騎手が佐々木さんの大記録に迫ってますね」
と中井アナ。
「的外くん、早く死んでくれないかな・・・」
真顔の佐々木。
「アハハ、興味は逝く前に記録達成なるか」
と毒を吐くダニ。
「さて、桃子のサイン予想はどうですか」
中井アナが聞いた。
6枠(ケ)イアイレオーネ
6枠(ム)サシキングオー
「6枠の馬名の頭文字がケムンパスなんですよ」
とダニが得意気に説明。
「なるほど。6枠が煙に巻くと・・・」
そのとき、
「ケイアイレオーネ号が転倒したので馬体検査します」
場内アナウンスが事態を伝えた。
馬はゲートの前で倒れたまま動かない。
「大丈夫でしょうか」
ダニが不安になるも、
その一方で事態を喜ぶ基地外(毎日来てるファン)ども。
「俺、的外のケイアイレオーネ消してるから儲けたぞ」
しばらくして場内アナウンスが流れる。
「検査の結果、馬体に異常ないので出走させます」
「え、馬は倒れたままですよ」
ダニの表情が曇る。
「大丈夫だよ。きっと的外くんなら・・・」
と佐々木が呟く。
トークショーがお開きになり、締め切りのベルが鳴った。
各馬がゲート入りを完了したが、
依然としてケイアイレオーネは動かない。
「おっと、これはどうしたことでしょうか」
実況の中井アナが驚く。
なんと、
的外騎手が倒れているケイアイレオーネを担ぎ上げた。
「馬が人間に乗っている・・・ウソだろ」
困惑する基地外。
「全馬ゲート入り、スタートしました」
的外は後方の位置取り?である。
レースが佳境に入り、
7枠の馬と3枠の馬が4コーナーをまわって直線に向く。
「よし、そのまま。3−7はお年玉馬券だ」
と声を上げる基地外。
その瞬間、信じられない光景が・・・
「外から凄い脚で的外が伸びてきて差し切りゴールイン」
の実況。
「そんなバカな・・・」
落胆する基地外。
ゴール後、
的外は担いでいた馬をポイっと捨てて厩舎へ走り去った。
枠連3−6で決着した。
表彰式のプレゼンターはダニである。
「的外騎手の豪脚には感動しました」
と言って花束を渡す。
「これが本当のゲン(馬)担ぎです。今年は7000勝目指して頑張ります」
的外騎手が抱負を述べた。
ー完

7000勝は宿題でした。
人生振り返ったとき、
苦しいい時期もあったが自分は幸せだった。
感謝の気持ちしかない。
今後は目的(佐々木の記録)のためがんばるよ。
的外の談話より

(的場騎手・7000勝の道程)
1956年9月7日生まれ。
1973年10月16日の大井競馬でデビュー。
この年は11月6日に初勝利。
1977年10月17日に重賞初制覇。
1983年に129勝を挙げ、初のリーディングを獲得。
1985年に大井競馬の最優秀騎手賞を初受賞
1987年2月13日の大井競馬で通算1000勝を達成。
1993年11月29日の大井競馬で通算2000勝を達成。
1999年12月8日の大井競馬で通算3000勝を達成。
2002年12月17日の浦和競馬で通算4000勝を達成。
この年は363勝し、地方競馬全国リーディングを獲得。
2006年3月7日の浦和競馬で通算5000勝を達成。
2010年6月4日の大井競馬で通算6000勝を達成。
2017年5月17日の川崎競馬で通算7000勝を達成。

★タケキヨ 2017年6月18日 13時17分07秒
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